SAS Viya で IBM Cloud Object Storage のリアルタイムデータを分析
SAS Viya は、データ管理、機械学習、分析を強化し、効率的な意思決定とインサイトの創出を促進する分析プラットフォームです。CData Connect AI と組み合わせることで、クラウド間でリアルタイムにIBM Cloud Object Storage のデータにアクセスし、予測モデルの構築やデータドリブンな意思決定のためのインサイト作成など、さまざまな用途に活用できます。この記事では、SAS Viya クラウドプラットフォームから Connect AI に接続し、セルフサービス AI と分析のデプロイメントにIBM Cloud Object Storage のデータを統合する方法をご紹介します。
CData Connect AI は、IBM Cloud Object Storage 向けに純粋な SQL インターフェースをクラウド間で提供します。これにより、データをレプリケーションすることなく、SAS Viya でIBM Cloud Object Storage のデータに簡単に接続できます。Connect AI は SAS Viya からは SQL Server データベースとまったく同じように見え、フィルタや JOIN などの SQL 操作をIBM Cloud Object Storageに直接プッシュする最適化されたデータ処理により、サーバーサイド処理を活用してIBM Cloud Object Storage のデータをすばやく取得します。
IBM Cloud Object Storage への接続を設定(SAS Viya 向け)
SAS Viya から IBM Cloud Object Storage への接続は、CData Connect AI を介して行います。それでは、IBM Cloud Object Storage のデータを SAS Viya から利用できるようにするため、IBM Cloud Object Storage への接続を作成していきましょう。
- Connect AI にログインして「Sources」をクリック、次に「 Add Connection」をクリック
- 接続を追加パネルから「IBM Cloud Object Storage」を選択
-
IBM Cloud Object Storage に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
Cloud Object Storage 接続プロパティの取得・設定方法
Cloud Object Storage に接続する前に、Cloud Object Storage インスタンスを登録してCloud Object Storage API キーとCRN を取得していきます。
Cloud Object Storage の新規インスタンスの登録
IBM Cloud アカウントにCloud Object Storage がまだない場合は、以下の手順に従ってアカウントにCloud Object Storage のインスタンスを作成できます。
- IBM Cloud アカウントにログインします。
- Cloud Object Storage ページに移動して、インスタンス名を指定して「作成」をクリックします。Cloud Object Storage の新規インスタンスにリダイレクトされます。
API キー
API キーは以下の手順で取得できます。
- まずは、IBM Cloud アカウントにログインします。
- API キーページに移動します。
- 中央右隅のIBM Cloud APIキーの作成 をクリックして、新しいAPI キーを作成します。
- ポップアップウィンドウが表示されたら、API キーの名前を指定して作成をクリックします。ダッシュボードからはアクセスできなくなるため、API Key を控えておきましょう。
Cloud Object Storage CRN
デフォルトでは、CData 製品はCloud Object Storage CRN を自動で取得します。ただし、複数のアカウントがある場合は、CloudObjectStorageCRN を明示的に指定する必要があります。この値は、次の2つの方法で取得できます。
- Services ビューをクエリする。これにより、IBM Cloud Object Storage インスタンスとそれぞれのCRN がリストされます。
- IBM Cloud で直接CRN を見つける。これを行うには、IBM Cloud のダッシュボードに移動します。リソースリストで、ストレージからCloud Object Storage リソースを選択してCRN を取得します。
IBM Cloud Object Storage への接続
これで準備は完了です。以下の接続プロパティを設定してください。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使うと、OAuth 認証を繰り返す必要がなく、さらに自動でアクセストークンを設定できます。
- ApiKey:セットアップ中に控えたAPI キーを指定。
- CloudObjectStorageCRN(オプション):控えておいたCloud Object Storage のCRN に設定。Cloud Object Storage アカウントが複数ある場合のみ設定する必要があります。
プロパティを設定したら、これで接続設定は完了です。
- 「Save & Test」をクリック
-
IBM Cloud Object Storage 接続の追加ページで「Permissions」タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新します。
パーソナルアクセストークンを追加
REST API、OData API、または仮想 SQL Server を通じて Connect AI に接続する場合は、パーソナルアクセストークン(PAT)を使用して認証を行います。アクセス管理を細かく制御するため、サービスごとに個別の PAT を作成することをお勧めします。
- Connect AI アプリの右上にある歯車アイコン()をクリックして設定ページを開きます。
- 設定ページで「Access Tokens」セクションに移動し、「 Create PAT」をクリックします。
-
PAT に名前を付けて「Create」をクリックします。
- パーソナルアクセストークンは作成時にのみ表示されます。必ずコピーして、今後の利用のために安全に保管してください。
接続の設定と PAT の生成が完了したら、SAS Viya からIBM Cloud Object Storage のデータに接続する準備は完了です。
SAS Viya から CData Connect AI に接続
以下の手順で、CData Connect AI で確立した接続を使用して IBM Cloud Object Storage から SAS Viya にデータを読み込む方法を説明します。
-
CData Connect AI JDBC ドライバーをダウンロードしてインストールします。
- CData Connect AI の Integrations ページを開きます。
- JDBC を検索して選択します。
- セットアップファイルをダウンロードして実行します。
- インストールが完了すると、JAR ファイルはインストールディレクトリ(lib フォルダ内)に配置されます。
- SAS Viya にログインし、左上の Applications Menu に移動します。
- Analytics Life Cycle トピックから Develop Code and Flows を選択します。
- Explorer タブに移動し、左パネルの SAS Server をクリックします。
- 以下の手順で CData Connect JDBC ドライバーの JAR ファイルをアップロードします。
- 「Home」ディレクトリを右クリックします。
- Upload files をクリックします。
- 指定された場所に JAR ファイルを配置し、ファイルパスをメモします。
- 完了したら、Libraries タブに移動し、CData Connect JDBC 用の Create a new library connection(以下に示すように左上隅)をクリックします。
- ライブラリ接続設定を入力します。
- Connection name: 接続の名前を入力
- Library name (libref): ライブラリの参照名を入力
- Library type: 「SAS/ACCESS to JDBC」を選択
- Properties タブをクリックし、Library attributes を READONLY に設定します。
- 「Connection Options」タブをクリックし、以下の詳細を入力します。
- Hive JDBC driver's class name: cdata.jdbc.connect.ConnectDriver
- Java CLASSPATH: JAR ドライバーファイルへのファイルパスを入力(手順 5 を参照)
- Test connection をクリックします。成功したら、Save and connect をクリックします。
- をクリックして新しいタブを追加し、SAS program を選択します。
- 以下のコードブロックに設定パラメータを入力します。
- Libref: 手順 9 で定義したライブラリ参照名を入力
- ClassPath: JAR ドライバーファイルへのファイルパスを入力
- Username: CData Connect のユーザー名を入力。CData Connect インターフェースの右上に表示されています(例: [email protected])
- DefaultCatalog: クエリを実行したい CData Connect AI で設定した接続を入力
- Password: 「パーソナルアクセストークンを追加」セクションで生成した PAT を入力
libname [Libref] JDBC classpath=[ClassPath] class="cdata.jdbc.connect.ConnectDriver" URL="jdbc:Connect:AuthScheme=Basic;User=[Username];DefaultCatalog=[DefaultCatalog];DefaultSchema=dbo;Password=[PAT]"; proc sql; SELECT * FROM [Libref].MyTable; quit;
- Run をクリックします。CData Connect AI から SAS Viya にデータが読み込まれるのを確認できます。
クラウドアプリケーションから IBM Cloud Object Storage へのリアルタイムアクセス
これで、SAS Viya からIBM Cloud Object Storage のデータへのダイレクトなクラウド間接続が完成しました。データをレプリケーションすることなく、予測モデルの構築、データドリブンな意思決定のためのインサイト作成など、さまざまな用途に活用できます。
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