UI/UX 特化ローコード開発ツール NEXACRO BEYOND を使ってLinear と連携したアプリを開発する方法

杉本和也
杉本和也
リードエンジニア
CData Connect AI を使ってLinear のデータのOData API エンドポイントを作成して、NEXACRO BEYOND からLinear のデータを使ったアプリを作成する方法。

NEXACRO BEYOND は UI/UX に特化したローコード開発ツールおよびその実行基盤です。この記事では、CData Connect AI を経由して NEXACRO BEYOND からLinear に連携し、アプリを開発する方法を紹介します。

CData Connect AI は、Linear のデータのクラウド to クラウドの仮想OData インターフェースを提供し、NEXACRO BEYOND からリアルタイムにLinear データへ連携することができます。

Connect AI を構成する

NEXACRO BEYOND でLinear のデータをリアルタイムで操作するには、Connect AI からLinear に接続し、コネクションにユーザーアクセスを提供してLinear のデータのOData エンドポイントを作成する必要があります。

パーソナルアクセストークンの追加

MotionBoard への接続には、パスワードの代わりとしてパーソナルアクセストークンを利用します。セキュアなアクセス管理を実現するには、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

  1. Connect AI アプリの右上にある歯車アイコンをクリックします。
  2. Settings ページで「Access Tokens」タブに移動し、 Create PAT をクリックします。
  3. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 新しいPAT を作成
  4. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、コピーして安全に保存してください。

Connect AI からLinear に接続

CData Connect AI では、簡単なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。

  1. Connect AI にログインし、 Add Connection をクリックします。 Adding a Connection
  2. Add Connection パネルから「Linear」を選択します。 Selecting a data source
  3. 必要な認証プロパティを入力し、Linear に接続します。

    Linear への認証には、個人用 API キーまたは OAuth 2.0 を使用できます。ご自身の Linear アカウントで接続する場合は、API キーを使うのが最も手軽です。

    API キーによる認証

    以下の接続プロパティを設定します。

    • AuthScheme:APIKey に設定します。
    • APIKey:Linear の個人用 API キー。

    個人用 API キーを作成するには、Linear にログインして Settings > Security & access > Personal API keys を開き、New API key を選択して作成します。キーは一度しか表示されないため、すぐにコピーしておきましょう。

    OAuth による認証

    OAuth を使用するには、Linear にカスタム OAuth アプリケーションを登録する必要があります(Settings > API > OAuth applications)。登録すると OAuthClientId と OAuthClientSecret が発行されます。対応しているフローは以下の 2 つです。

    • Authorization code:AuthScheme を OAuth、InitiateOAuth を GETANDREFRESH に設定し、OAuthClientId、OAuthClientSecret、およびアプリケーションで定義した CallbackURL(例:http://localhost:33333)を指定します。ドライバーがブラウザで Linear を開くので、アクセスを許可してください。
    • Client credentials:AuthScheme を OAuthClient に設定し、OAuthClientId と OAuthClientSecret を指定します。アプリケーション自体を認証するためブラウザ操作は不要で、マシン間(M2M)連携に適しています。

    デフォルトでは、ドライバーは read,write スコープをリクエストします。アクセストークンは有効期限が切れると自動で更新されます。

    Configuring a connection (Salesforce is shown)
  4. Create & Test をクリックします。
  5. Edit Linear Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新

Connect AI にLinear OData エンドポイントを追加する

Linear に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

  1. OData ページに移動し、 Add to create new OData endpoints をクリックします。
  2. Linear コネクション(例:Linear1)を選択し、Next をクリックします。
  3. 使用するテーブルを選択し、Confirm をクリックします。 テーブルを選択(Salesforce の例)

コネクションとOData エンドポイントが構成されたら、NEXACRO BEYOND からLinear に接続できるようになります。

プロジェクトの作成

Web API の準備が整ったのでNEXACRO BEYOND によるアプリケーション開発を進めていきます。NEXACRO BEYOND のアプリケーションは NEXACRO Studio というツールを用いて開発します。

  1. まず、NEXACRO Studio を立ち上げて新しいプロジェクトを作成しましょう。
  2. 任意の名称でProject を作成します。
  3. 作成するアプリケーションの種類は今回はDesktop としました。
  4. Template から「Full」を選択して、「Finish」をクリックします。

Form の作成

プロジェクトを作成したら、一覧画面を表示するためのForm を作成しておきます。

  1. 「File」→「New」→「Form(.xfdl)」を選択し
  2. 任意の名称でEmpty Form を作成します。
  3. 以下のようにフォームが表示できればOKです。

DataObject の作成

続いてWeb API との通信の部分を作り込んでいきます。NEXACRO BEYOND ではDataObject という機能を用いて、JSON フォーマットのWeb API との通信やデータ制御を行うようになっています。

  1. まず「DataObject」を画面に配置します。
  2. DataObject を配置すると、Invisible Object の一覧に配置したDataObject が表示されるので右クリックから「Edit」を選択します。
  3. このJson Content Editor でJSON のオブジェクト構造を確認します。ここで先ほどCData Connect AI で定義したリソースのエンドポイントを指定します。その際にクエリパラメータでの認証も入力しておきましょう。
  4. 併せて、今回はアプリケーションを実行したときに通信が行われるように「preload」を「true」に指定しておきました。

Dataset を構成する

今回は最終的に一覧画面を作るわけですが、一覧画面のコンポーネントはJSON のように不定形なオブジェクトだとバインディングすることができません。

そこで、一度DataObject を「Dataset」という画面上で利用できるオブジェクトにマッピングしてあげた上で、UI 上で表示できるようにします。

  1. 「Dataset」を先ほどと同じように画面に配置します。
  2. 作成したDataset の「binddataobject」で先ほど作成したDataObject を選択し、次に「dataobjectpath」を編集します。
  3. 以下のようなData Path Editor という画面で、JSON のオブジェクト構造をどのようにマッピングするかを構成できます。
  4. CData Connect AI で作成されたWeb API「$.value」というJSON Path でレコードに分解できます。そのため DataObject Path に「$.value [*]」と入力して、リロードし、各カラムをマッピングさせます。

Grid の作成

最後に一覧表示用のGrid を配置して、取得したデータを表示してみましょう。

  1. Grid をキャンパス上に配置します。
  2. Grid を配置後、先ほど定義したDataset をGrid 上にドラッグ・アンド・ドロップで持っていくと、以下のよう一覧画面が表示されます。

このように、CData Connect AI を経由することで、API 側の複雑な仕様を意識せずにAPI 連携アプリをNEXACRO BEYOND で開発できます。他にも多くのデータソースに対応するCData Connect AI の詳細をこちらからご覧ください。

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