ElevenLabsでSalesforce Data 360 にアクセスする音声エージェントを構築

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Director, Technology Evangelism
CData Connect AI のリモート MCP サーバーを使用して、ElevenLabs エージェントからSalesforce Data 360 のデータにセキュアにアクセスできます。

ElevenLabs は、自然で人間らしいインタラクションが可能な会話型音声エージェントの構築をサポートする AI オーディオプラットフォームです。ElevenLabs の Conversational AI プラットフォームでは、タスクの処理、動的な応答、外部システムとのリアルタイム連携が可能な音声アシスタントを作成できます。

ElevenLabs と CData Connect AI を MCP(Model Context Protocol)で連携させることで、音声エージェントが会話中にSalesforce Data 360 のデータをクエリ、分析、操作できるようになります。この連携により、ElevenLabs の会話型 AI フレームワークと CData Connect AI のセキュアなエンタープライズ接続が統合され、手動でのデータ移動なしに、承認されたデータソースへのアクセスを安全に実行できます。

この記事では、Connect AI で Salesforce Data 360 接続を構成し、認証に必要な資格情報を生成してから、ElevenLabs に Connect AI MCP サーバーを登録し、音声エージェントが会話中にSalesforce Data 360 のデータと正常にやり取りできることを確認するまでの手順を説明します。

ステップ1:ElevenLabs 用の Salesforce Data 360 接続を構成

ElevenLabs から Salesforce Data 360 への接続は、CData Connect AI のリモート MCP サーバーを通じて実現します。音声エージェントからSalesforce Data 360 のデータを操作するには、まず CData Connect AI で Salesforce Data 360 接続を作成・設定します。

  1. Connect AI にログインし、Sources をクリックしてから Add Connection をクリックします
  2. Connect AI で接続を追加
  3. Add Connection パネルから Salesforce Data 360 を選択します
  4. データソースを選択
  5. Salesforce Data 360 に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    それでは、Salesforce Data 360 への認証方法を設定していきましょう。Salesforce Data 360 では、OAuth 標準による認証をサポートしています。

    OAuth 認証

    AuthScheme をOAuth に設定してください。

    デスクトップアプリケーション

    CData 製品では、デスクトップでの認証を簡略化する埋め込みOAuth アプリケーションを提供しています。

    また、Salesforce Data 360 コンソールで設定および登録するカスタムOAuth アプリケーションを使ってデスクトップから認証することもできます。詳しくは、ヘルプドキュメントのカスタムOAuth アプリの作成をご確認ください。

    接続する前に、以下のプロパティを設定してください。

    • InitiateOAuth:GETANDREFRESH。InitiateOAuth を使用すれば、繰り返しOAuth の交換を行ったり、手動でOAuthAccessToken を設定する必要がなくなります
    • OAuthClientId(カスタムアプリケーションのみ):カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントID
    • OAuthClientSecret(カスタムアプリケーションのみ):カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット

    接続すると、CData 製品がデフォルトブラウザでSalesforce Data 360 のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えてください。

    以下のようにドライバーがOAuth プロセスを完了します。

    • コールバックURL からアクセストークンを取得します
    • 古いトークンの期限が切れた際は、新しいアクセストークンを取得します
    • OAuthSettingsLocation にOAuth 値を保存し、接続間で永続化します

    Web アプリケーションやヘッドレスマシンを含むその他のOAuth 認証方法については、ヘルプドキュメントをご確認ください。

    接続の設定(Salesforce の例)
  6. Save & Test をクリックします
  7. Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新します
  8. 権限の更新

パーソナルアクセストークンの追加

パーソナルアクセストークン(PAT)は、ElevenLabs から Connect AI への接続を認証するために使用します。きめ細かなアクセス制御を維持するため、連携ごとに個別の PAT を作成することをお勧めします。

  1. Connect AI アプリの右上にある歯車アイコン()をクリックして Settings を開きます
  2. Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリックします
  3. PAT にわかりやすい名前(例:"ElevenLabs Voice Agent")を付けて、Create をクリックします
  4. 新しい PAT の作成
  5. トークンが表示されたらコピーして安全に保管してください。このトークンは再表示されません

Salesforce Data 360 接続の設定と PAT の生成が完了したら、ElevenLabs から Connect AI を通じてSalesforce Data 360 のデータに接続できるようになります。

ステップ2:ElevenLabs に Connect AI MCP サーバーを追加

ElevenLabs は、SSE(Server-Sent Events)または HTTP ストリーミングトランスポートを使用する外部 MCP サーバーへの接続をサポートしています。CData Connect AI のリモート MCP サーバーはこの連携に対応しています。

  1. ElevenLabs プラットフォームにログインし、エージェントダッシュボードに移動します ElevenLabs エージェントダッシュボード
  2. Integrations に移動し、+ Add Integration をクリックして MCP サーバー連携セクションにアクセスします
  3. Custom MCP Server をクリックして新しい連携を追加します カスタム MCP サーバーの追加
  4. 以下の設定を入力します:
    • Name: CData Connect AI
    • Description: 数百種類のソースからエンタープライズデータへのリアルタイムアクセス
    • Server URL: https://mcp.cloud.cdata.com/sse
    • Secret Token: 空欄のままにします(認証はヘッダーで処理されます)
    • HTTP Headers: キー Authorization、値 Basic your_email:your_PAT でヘッダーを追加します
    CData Connect AI MCP サーバーの設定
  5. your_email:your_PAT を、Connect AI のログインメールと先ほど作成したパーソナルアクセストークンに置き換えます。例:Basic [email protected]:ABC123...XYZ789
  6. Save をクリックして接続をテストし、Connect AI から利用可能なツールを取得します
  7. CData Connect AI MCP サーバーが音声エージェントに割り当て可能になりました

ステップ3:Connect AI を使用するように音声エージェントを設定

MCP サーバーを登録したら、ElevenLabs の音声エージェントに追加して、会話中のリアルタイムデータアクセスを有効にできます。

  1. ElevenLabs ダッシュボードで新しいエージェントを作成するか、既存のエージェントを編集します
  2. エージェントの設定で Tools セクションに移動します
  3. ステップ2で設定した CData Connect AI MCP サーバーを追加します エージェントに MCP サーバーを追加
  4. 要件に応じてツール承認モードを設定します:
    • Always Ask: エージェントはデータクエリのたびに許可を求めます(機密データの場合に推奨)
    • Fine-Grained: ツール/アクションごとに承認要件を設定します
    • No Approval: エージェントは自律的にデータをクエリできます
  5. エージェントの設定を保存します

ステップ4:音声エージェントでリアルタイムデータを操作

ElevenLabs の音声エージェントが、CData Connect AI MCP サーバーを通じて会話中にSalesforce Data 360 のデータへアクセスしてクエリできるようになりました。

  1. 音声エージェントとの会話を開始します 音声エージェントとの会話を開始
  2. エージェントにデータ関連の質問をしてみましょう:
    • "利用可能な接続を教えて"
    • "Salesforce Data 360 のスキーマを見せて"
    • "Salesforce Data 360 のデータ の最新レコードをクエリして"
    • "最新のデータをまとめて"
  3. エージェントは Connect AI の MCP ツールを使用してリアルタイムデータを取得し、会話形式で応答します Connect AI のデータで応答する音声エージェント

ElevenLabs の音声エージェントが CData Connect AI のリモート MCP サーバーを通じてSalesforce Data 360 のデータにアクセスしてクエリできるように設定が完了しました。これで、ユーザーに向けたリアルタイムでデータドリブンな音声インタラクションが可能になります。

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