【MCP Server】Mistral AI からSalesforce Data 360 のデータに連携しよう!

加藤龍彦
加藤龍彦
デジタルマーケティング
CData Connect AI のリモートMCP Server で Mistral AI から Salesforce Data 360 へのリアルタイムアクセスを実現。レプリケーション不要で安全にクエリ・分析・アクションを実行できます。

Mistral AI は、エンタープライズグレードのオープンソースおよび商用大規模言語モデル(LLM)を構築するフロンティアAI 企業です。Mistral を使えば、オンプレミス、クラウド、エッジなど、あらゆる場所でエージェントのトレーニング、ファインチューニング、デプロイが可能で、データの完全なコントロールを維持できます。エージェント対応プラットフォームは、多言語・マルチモーダル AI を実現し、メモリや拡張コンテキスト処理をサポートしながら、安全に検索、作成、コーディング、自動化、コラボレーションができます。

CData Connect AI は、Salesforce Data 360を含む数百のデータソースをMCP経由でAIツールにつなげるクラウドサービスです。接続情報はConnect AI側で一元管理されるため、Mistral AIにSalesforce Data 360の認証情報を直接渡すことなくセキュアに連携できます。

この記事では、Mistral AI の Le Chat(Mistral のカスタマイズ可能な会話型チャットボット)と CData Connect AI を使用して、Salesforce Data 360 に接続していきます。Mistral AI のワークフロー内でライブの Salesforce Data 360 と直接やり取りでき、クエリの実行やタスクの自動化を安全に行えるようになります。

セットアップはわずか数分で完了し、接続が完了すればSalesforce Data 360 のリアルタイムデータとインテリジェントに会話できる独自のチャットボットエージェントが完成します。

それでは、早速始めていきましょう。

前提条件

  1. Mistral AI アカウント(サインアップまたはログインはこちら)
  2. CData Connect AI アカウント(サインアップまたはログインはこちら)
  3. 有効な認証情報を持つアクティブな Salesforce Data 360 アカウント

概要

実施する手順の概要を確認しておきましょう。

  1. 接続:CData Connect AI で認証情報を使用してSalesforce Data 360 への接続を追加します。
  2. 設定:Mistral AI のLe Chat でカスタム MCP 接続を作成し、CData Connect AI の Salesforce Data 360 接続を指定します。
  3. クエリ:Mistral AI ワークフロー内でライブの Salesforce Data 360 データとやり取りし、自然言語を使用してクエリを実行したりアクションを実行したりします。

ステップ1:Mistral 用の Salesforce Data 360 接続を設定する

Mistral AI から Salesforce Data 360 への接続は、CData Connect AI のリモートMCP で実現します。Mistral から Salesforce Data 360 とやり取りするために、まず CData Connect AI で Salesforce Data 360 接続を作成・設定していきましょう。

  1. Connect AI にログインし、Sources をクリックして、「Add Connection」をクリックします。
  2. 接続の追加
  3. 「Add Connection」パネルから「Salesforce Data 360」を選択します。
  4. データソースの選択
  5. Salesforce Data 360 に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    それでは、Salesforce Data 360 への認証方法を設定していきましょう。Salesforce Data 360 では、OAuth 標準による認証をサポートしています。

    OAuth 認証

    AuthScheme をOAuth に設定してください。

    デスクトップアプリケーション

    CData 製品では、デスクトップでの認証を簡略化する埋め込みOAuth アプリケーションを提供しています。

    また、Salesforce Data 360 コンソールで設定および登録するカスタムOAuth アプリケーションを使ってデスクトップから認証することもできます。詳しくは、ヘルプドキュメントのカスタムOAuth アプリの作成をご確認ください。

    接続する前に、以下のプロパティを設定してください。

    • InitiateOAuth:GETANDREFRESH。InitiateOAuth を使用すれば、繰り返しOAuth の交換を行ったり、手動でOAuthAccessToken を設定する必要がなくなります
    • OAuthClientId(カスタムアプリケーションのみ):カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントID
    • OAuthClientSecret(カスタムアプリケーションのみ):カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット

    接続すると、CData 製品がデフォルトブラウザでSalesforce Data 360 のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えてください。

    以下のようにドライバーがOAuth プロセスを完了します。

    • コールバックURL からアクセストークンを取得します
    • 古いトークンの期限が切れた際は、新しいアクセストークンを取得します
    • OAuthSettingsLocation にOAuth 値を保存し、接続間で永続化します

    Web アプリケーションやヘッドレスマシンを含むその他のOAuth 認証方法については、ヘルプドキュメントをご確認ください。

    接続の設定(Salesforce の例)
  6. 「Create & Test」をクリックします。
  7. 「Add Salesforce Data 360 Connection」ページの Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新します。 権限の更新

パーソナルアクセストークンの追加

パーソナルアクセストークン(PAT)は、Mistral AI から Connect AI への接続を認証するために使用されます。アクセス制御の粒度を維持するために、サービスごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。

  1. Connect AI アプリの右上にある歯車アイコン()をクリックして、Settings ページを開きます。
  2. Settings ページの Access Tokens セクションに移動し、「Create PAT」をクリックします。
  3. PAT にわかりやすい名前を付けて、Create をクリックします。 新しい PAT の作成
  4. ※PAT は作成時にのみ表示されますので、必ずコピーして安全な場所に保管してください。

これで接続の設定と PAT の生成が完了しました。Mistral AI ワークフローから Salesforce Data 360 に接続する準備が整いました。


ステップ 2:Mistral Le Chat でMCP コネクタを設定する

CData Connect AI で Salesforce Data 360 接続とPAT を作成できたので、次は Mistral Le Chat 内でカスタム MCP コネクタを設定していきましょう。

  1. Le Chat にログインします。 Mistral Le Chat へのログイン
  2. 左側のメニューからIntelligence をクリックし、Connectors を選択します。Add Connector をクリックします。 新しいコネクタの追加
  3. ダイアログでCustom MCP Connector を選択し、以下の詳細を入力します。
    • Connector Name:例:CData_Remote_MCP
    • Connector Server:https://mcp.cloud.cdata.com/mcp(Connect AI の「Connect Data to AI」リボンに記載されています)
    • Authentication Method:API Token Authentication
    • Header Name:Authorization
    • Header Type:Basic
    • Header Value:[email protected]:YourPAT(「[email protected]」を CData Connect AI のメールアドレスに、「YourPAT」を先ほど作成した PAT に置き換えてください。上記の形式で指定します)
    MCP 接続の設定
  4. Connect をクリックして接続を確立します。
  5. Connections セクションの下部までスクロールして、MCP 接続が正常に確立されたことを確認します。 MCP 接続の確立

これで、Mistral Le Chat がCData Remote MCP Server を通じてSalesforce Data 360 にリアルタイムでクエリをセキュアに連携できるようになりました。


ステップ 3:Mistral AI からSalesforce Data 360 データをリアルタイムでクエリする

Le Chat でMCP コネクタの設定が完了したので、会話の中でSalesforce Data 360 のデータを直接クエリできるようになりました。

  1. Le Chat で、左側のメニューの Chats をクリックして新しいチャットを開始します。
  2. Enable Tools ボタンをクリックして MCP コネクタを有効化します。 Le Chat で MCP ツールを有効化
  3. Get Catalogs や Get Tables などのディスカバリークエリを実行して、CData Connect AI を通じて接続されている利用可能なデータソースとスキーマを確認してみましょう。 接続されたカタログとテーブルの一覧表示
  4. 簡単なクエリを実行して接続をテストしてみてください。例えば: 「業種別の商談成約率を比較して」 ビジュアルなクエリ結果の表示(Salesforce の例) テーブル形式のクエリ結果の表示(Salesforce の例)

これで完了です!Mistral Le Chat 内でSalesforce Data 360 と会話形式でやり取りできるようになりました。


CData Connect AI で複雑な AI エージェントを構築する

統合が完了したら、シンプルなクエリを超えて、複数ステップの AI エージェントを構築できます。これらのエージェントは、Mistral AI の推論機能と CData Connect AI を通じたエンタープライズデータへの安全なリアルタイムアクセスを組み合わせることで、売上予測、サポートトリアージ、顧客トレンド分析など、さまざまなワークフローを実現できます。

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