SAP SuccessFactors のデータにPythonで接続する方法|CData Connect AI SDK
CData Connect AI Python SDK を使うと、標準的なDB-API 2.0のPythonコードでSAP SuccessFactors のデータをそのまま読み書きできます。プログラミング不要の他ツールと異なり、pandasやpetlなど既存のPythonエコシステムにそのまま組み込めます。パッケージのインストールからクエリ実行まで3ステップで完了します。
CData Connect AI Python SDK(cdata-connect-ai)は DB-API 2.0(PEP 249)に準拠したクライアントで、標準的な Python のデータベースコードでリアルタイムのSAP SuccessFactors のデータを取得・操作できます。接続まわりは Connect AI が引き受けてくれるので、パッケージを1つインストールしてパーソナルアクセストークンで認証するだけで、SAP SuccessFactors(および Connect AI に接続済みのその他すべてのソース)にクエリを実行できます。しかも sqlite3 や psycopg2 といったライブラリでおなじみの connect() / cursor() / fetchall() という同じパターンをそのまま使えます。
この記事では、Connect AI で SAP SuccessFactors に接続し、パーソナルアクセストークンを生成して SDK をインストールし、リアルタイムのSAP SuccessFactors のデータを読み取る(対応している場合は書き込む)までの流れをご紹介します。
事前準備
- CData Connect AI のアカウント
- Python 3.8 以降
- 有効な認証情報を持つアクティブな SAP SuccessFactors アカウント
Connect AI で SAP SuccessFactors に接続する方法は?
CData Connect AI では、直感的なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。
- Connect AI にログインし、Sources をクリックして、 Add Connection をクリックします
- 「Add Connection」パネルから「SAP SuccessFactors」を選択します
-
SAP SuccessFactors に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
SAP SuccessFactorsへの接続
それでは、SAP SuccessFactors に接続していきましょう。CData 製品は、デフォルトで有効になっているOData API を介してSAP SuccessFactors と通信します。追加の権限が必要な場合は、SAP サポートサイトをご確認ください。
認証方法として、Azure AD 認証、SAP IAS 認証、OAuth 認証(推奨)、Basic 認証(非推奨)のいずれかを使用してSAP SuccessFactors に認証できます。
必要な接続プロパティ
選択したAuthScheme に関わらず、SAP SuccessFactors 環境を識別するために以下の接続プロパティを設定しましょう。
- URL:SuccessFactors をホストするサーバーのURL
- CompanyId:SAP SuccessFactors テナントに割り当てられた一意の識別子。この値はAPI 認証に必要で、組織固有のものです
OAuth 認証
SAP SuccessFactors では、OAuth 認証を2種類のグラント種別でサポートしています。
- SAP SuccessFactors LMS インスタンスのクライアントグラント種別
- SAML-2 Bearer グラント種別
OAuth 認証を有効にするには、すべてのOAuth フローでカスタムOAuth アプリケーションを作成し、適切なプロパティを設定する必要があります。
デスクトップアプリケーションでカスタムOAuth アプリケーションの資格情報を使用して認証するには、OAuth アクセストークンを取得し、更新する必要があります。これらを設定すると、接続の準備が整います。
OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ
以下のプロパティを設定してください。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH。OAuthAccessToken を自動的に取得およびリフレッシュするために使用します
- OAuthClientId:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId
- CallbackURL:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI
- OAuthClientSecret (クライアントグラント種別のみ):アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット
- PrivateKey (SAML-2 Bearer グラント種別のみ):カスタムOAuth アプリケーションの作成時にダウンロードした秘密鍵証明書のパス、またはその証明書のbase64 でエンコードされた内容
接続すると、CData 製品がデフォルトブラウザでSAP SuccessFactors のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えてください。
アプリケーションにアクセス許可を与えると、CData 製品がOAuth プロセスを完了します。
- CData 製品がSAP SuccessFactors からアクセストークンを取得し、それを使ってデータをリクエストします
- OAuth 値はOAuthSettingsLocation で指定されたパスに保存されます。これらの値は接続間で永続化されます
アクセストークンの期限が切れた際は、CData 製品が自動でアクセストークンをリフレッシュします。
カスタムOAuth アプリケーションの作成やその他の認証方法については、 href="/kb/help/" target="_blank">ヘルプドキュメントの「はじめに」をご確認ください。
- 「Save & Test」をクリックします
- 「Permissions」タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新します。

パーソナルアクセストークン(PAT)を生成する
Python SDK は、アカウントのメールアドレスとパーソナルアクセストークン(PAT)を使って Connect AI に認証します。アクセスの粒度を保つために、アプリケーションごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。
- Connect AI アプリの右上にある歯車アイコン()をクリックして、設定ページを開きます。
- 設定ページの Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリックします。
- PAT に名前を付けて Create をクリックします。

- パーソナルアクセストークンは作成時にのみ表示されます。必ずコピーして安全な場所に保管してください。
SDK をインストールする
pip を使って PyPI から SDK をインストールします。
pip install cdata-connect-ai
接続して最初のクエリを実行する
アカウントのメールアドレスと PAT で接続したら、sys_tables にクエリを実行して、接続済みのソース全体で利用可能なテーブルを確認してみましょう。Connect AI の識別子は <Connection>.<Schema>.<Table> という3つの部分で構成されており、接続名はデフォルトでソース名(例:SAPSuccessFactors1)になります。
import cdata_connect_ai
conn = cdata_connect_ai.connect(
username="[email protected]",
password="<your_pat>",
)
cur = conn.cursor()
# Discover what's available across your connected sources
cur.execute("SELECT CatalogName, SchemaName, TableName FROM sys_tables LIMIT 25")
for row in cur.fetchall():
print(row)
結果から任意のテーブルを選び、直接クエリを実行してみましょう。
cur.execute(
"SELECT address1, zipCode "
"FROM [SAPSuccessFactors1].[SAPSuccessFactors].[ExtAddressInfo] "
"LIMIT 10"
)
for row in cur.fetchall():
print(row)
SAP SuccessFactors に書き込む
データソースと接続の権限が許可していれば、同じカーソルで INSERT、UPDATE、DELETE ステートメントも実行できます。フィルタ付きの読み取りとまったく同じように、pyformat(%(name)s)パラメータで値をバインドし、影響を受けた行数は cursor.rowcount で確認できます。
# Insert a new record
cur.execute(
"INSERT INTO [SAPSuccessFactors1].[SAPSuccessFactors].[ExtAddressInfo] (address1) "
"VALUES (%(newvalue)s)",
{"newvalue": "Example value"},
)
print(f"Rows inserted: {cur.rowcount}")
# Update existing records
cur.execute(
"UPDATE [SAPSuccessFactors1].[SAPSuccessFactors].[ExtAddressInfo] "
"SET zipCode = %(newvalue)s "
"WHERE city = 'Springfield'",
{"newvalue": "Updated value"},
)
print(f"Rows updated: {cur.rowcount}")
conn.close()
注意:書き込み可能なソースであっても、読み取り専用の PAT や接続権限では書き込み操作は拒否されます。同じパラメータ化のパターンは、DELETE ステートメントや cursor.callproc() によるストアドプロシージャの実行にも使えます。
これがワークフローのすべてです。パッケージが1つ、PAT、そして標準的な DB-API 呼び出しだけ。SDK は通常の DB-API 接続を返すので、Python のデータエコシステムのほかのツールにもそのまま組み込めます。ここから先は、この同じ接続を使って、SAP SuccessFactors のデータを pandas に読み込んだり、petl で ETL パイプラインを構築したり、Dash の Web アプリを動かしたりできます。
関連情報と無料トライアル
これで、CData Connect AI Python SDK を通じて Python からリアルタイムのSAP SuccessFactors のデータをクエリできるようになりました。SAP SuccessFactors(および数百種類のその他のデータソース)への接続について詳しくは、Connect AI のページをご覧ください。
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