Unqork でUKG Pro HCM に接続されたアプリケーションを作成

杉本和也
杉本和也
リードエンジニア
CData Connect AI を使ってUnqork にUKG Pro HCM のデータを渡し、カスタムの業務アプリを作成。

概要

CData Connect AI を使えば、Unqork からUKG Pro HCM のデータを取得できます。そのデータを使って、カスタムの業務アプリケーションをドラッグドロップ操作で作成できます。この記事ではそのための手順を説明します。

Unqork はあらゆる操作を視覚的に実行できるノーコードの開発プラットフォームで、大企業の複雑なカスタムソフトウェア作成を支援します。CData Connect AI はUKG Pro HCM をREST エンドポイントとして公開するので、Unqork 側で簡単なHTTP リクエストを使ってクエリできます。この方法で、UKG Pro HCM のデータを使ったカスタムアプリケーションを作成できます。

この記事を読んでわかること

本記事では、次の点について説明します。

  • Connect AI ユーザー用のパーソナルアクセストークンを追加する方法。
  • Connect AI からUKG Pro HCM に接続する方法。
  • Connect AI にUKG Pro HCM OData エンドポイントを追加する方法。
  • Connect AI 経由でUKG Pro HCM をUnqork サービスとして登録する方法。
  • UKG Pro HCM のデータを表示するための簡単なUnqork アプリケーションを作成する方法。

CData Connect AI を構成する

Unqork からUKG Pro HCM のデータを扱うには、以下の手順が必要です。

  • CData Connect AI からUKG Pro HCM に接続。
  • CData Connect AI で新しいコネクションにユーザーアクセス権限を追加。
  • UKG Pro HCM のデータのOData エンドポイントを作成。

パーソナルアクセストークンを追加する

OAuth 認証をサポートしないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、フレームワークから接続する場合、パーソナルアクセストークン(Personal Access Token, PAT)を認証に使用できます。きめ細かくアクセスを管理するために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

    1. User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
    2. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 新しいPAT を作成
    3. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

    Connect AI からUKG Pro HCM に接続する

    CData Connect AI は直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続します。
    1. Connect AI にログインし、 Add Connection をクリックします。 コネクションを追加
    2. Add Connection パネルから「UKG Pro HCM」を選択します。 データソースを選択
    3. 必要な認証情報を入力し、UKG Pro HCM に接続します。

      まず、Profile 接続プロパティをディスク上の UKGProHCM プロファイルの場所に設定します(例:C:\profiles\UKGProHCM.apip)。次に、ProfileSettings 接続プロパティを UKGProHCM の接続文字列に設定します(以下を参照)。

      UKGProHCM API プロファイル設定

      UKG Pro HCM では、Basic 認証とカスタマー API キーを組み合わせて API へのアクセスを認可します。接続には、UKG Pro HCM の認証情報と、UKG が発行したカスタマー API キーが必要です。

      認証するには、以下の接続プロパティを設定します。

      • AuthScheme:Basic に設定します。
      • User:UKG Pro HCM のユーザー名に設定します。
      • Password:UKG Pro HCM のパスワードに設定します。
      • ProfileSettings:以下の項目をセミコロン区切りで指定します。
        • Host:UKG Pro HCM テナントのホスト名(例:yourcompany.ultipro.com)。
        • CustomerAPIKey:UKG のカスタマー API キー。各 API 呼び出しで US-CUSTOMER-API-KEY リクエストヘッダーとして渡されます。

      カスタマー API キーの入手方法については、UKG Pro HCM の管理者にお問い合わせいただくか、UKG Developer Portal(https://developer.ukg.com)をご参照ください。

      コネクションの設定(Salesforce の例)
    4. Create & Test をクリックします。
    5. Add UKG Pro HCM Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限の更新

    Connect AI にUKG Pro HCM のOData エンドポイントを追加する

    UKG Pro HCM に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

    1. OData ページに移動して、 Add をクリックそ新しいOData エンドポイントを作成します。
    2. UKG Pro HCM のコネクション(例:API1)を選択し、Next をクリックします。
    3. 使用するテーブルを選択し、Confirm をクリックします。 テーブルを選択(Salesforce の例)

    OData フィードのサンプルURL

    UKG Pro HCM への接続を構成してユーザーを作成し、Connect AI でOData エンドポイントを作成すると、UKG Pro HCM のデータのOData フィードにアクセスできるようになります。 以下は、テーブルにアクセスするためのURL とテーブルのリストです。テーブルへのアクセスについては、Connect AI のOData ページを参照してください。 URL はConnect AI のものが必要です:https://cloud.cdata.com/api/odata/service。

    テーブル         URL
    エンティティ(テーブル)一覧 https://cloud.cdata.com/api/odata/service/
    メタデータ https://cloud.cdata.com/api/odata/service/$metadata
    UserDetails https://cloud.cdata.com/api/odata/service/UserDetails

    通常のOData フィードについては、返されるフィールドを制限したい場合は、クエリに$select パラメータと$filter、$orderby、$skip、$top といった他の一般的なOData URL パラメータを組み合わせて追加できます。 サポートされているOData クエリの詳細についてはヘルプドキュメントを参照してください。

    コネクションとOData エンドポイントを設定したら、Unqork からUKG Pro HCM のデータに接続できます。

    UKG Pro HCM のデータを使った簡単なアプリケーションを作成

    Connect AI でUKG Pro HCM のREST API を設定したら、UKG Pro HCM に接続したアプリケーションをUnqork で作成できます。以下がそのための基本的な手順です。

    • UKG Pro HCM をUnqork サービスとしてConnect AI 経由で登録
    • Unqork 内にワークスペースを作成
    • module-type のアプリケーションを作成

    UKG Pro HCM をUnqork サービスとしてConnect AI 経由で登録

    Connect AI に接続するには、ご利用の環境に外部サービスへの接続権限を付与する必要があります。Services Administration から付与を実行してください。

    1. Unqork Designer Platform の右上端にある、Settings ドロップダウンメニューをクリックします。
    2. Administration をクリックします。
    3. Integrations 以下の、Services Administration をクリックします。
    4. Service Title を入力します。例えば、Connect AI。
    5. Service Name を入力します。例えば、cdataConnect。
    6. Service protocol + host を入力します。これは参照したいAPI エンドポイントのことです。例えば、 https://cloud.cdata.com/api/odata/service。
    7. Type of Authentications ドロップダウンメニューからBasic Auth を選択します。
    8. Connect AI のユーザーID(例:[email protected])をUser Name フィールドに入力します。
    9. Connect AI のユーザーのPAT をPassword フィールドに入力します。 Connect AI 用のサービスを追加
    10. Add Service をクリックします。

    Workspace を作成する

    Unqork では自身のワークスペースを作成することができ、それが自身やチームがアプリケーションを保存したり整理したりする仮想コンテナとなります。ワークスペースを作成したら、そこにアプリケーションを追加できます。

    ワークスペースを作成するには、以下の手順を実行します。

    1. Create Workspace をクリックします。
    2. 一意のWorkspace Name を入力します。
    3. Create をクリックします。

    作成したワークスペースタイルがWorkspaces タブ以下に表示されます。

    Module-Type のアプリケーションを作成する

    ワークスペースを追加したら、アプリケーションを作成できます。module-type もしくはworkflow-type のアプリケーションを選択できます。今回の例では、module-type のアプリケーションを作成します。

    1. 開いたワークスペースからApps に移動します。
    2. Create Workspace をクリックします。
    3. 一意のApp Name を入力します。
    4. Style ドロップダウンメニューからプレビュースタイルを選択します。スタイルはアプリケーションの外観を指定します。空白にした場合は、アプリケーションは環境のデフォルトスタイルを使用します。
    5. App Type ドロップダウンメニューからModule を選択します。
    6. App Entrypoint Module ドロップダウンメニューからNew Entrypoint Module を選択します。
    7. Create をクリックします。

    新しいアプリケーションのModules タブに移動します。次のように表示されます。

    新しいアプリケーションのModule タブ。

    モジュールに名前をつけるには、Module Editor でタイトルをクリックします。

    アプリケーションの作成を完了するには、次のコンポーネントが必要です。

    • Hidden コンポーネント:Plug-In で取得したデータを格納します。
    • Initializer コンポーネント:テーブルを表示する際にPlug-In を実行します。
    • Plug-In コンポーネント:Connect AI からUKG Pro HCM のデータを取得してHidden コンポーネントに格納します。
    • ViewGrid コンポーネント:Hidden コンポーネントに格納したデータからHTML テーブルを作成します。

    Hidden コンポーネントを設定する

    Hidden コンポーネントはConnect AI から取得したUKG Pro HCM のデータを格納します。

    1. Hidden コンポーネントをキャンバスにドラッグドロップします。
    2. Property ID とCanvas Label Text を入力します。

      NOTE:Property ID はキャメルケース(camelCase のように)にする必要があります。例えば、hiddenComponent です。Hidden コンポーネントユーザーには表示されないので、Property ID をCanvas Label Text として使用してください。

    3. Save をクリックします。

    Plug-In コンポーネントを設定する

    次に、Connect AI にデータをリクエストするためのPlug-In コンポーネントを追加します。このコンポーネントは、Service Administration で設定したサービスに接続します。

    1. Plug-In コンポーネントを、キャンバスのHidden コンポーネントの下にドラッグドロップします。
    2. Property ID とCanvas Label Text を入力します。

      NOTE:キャメルケース(camelCase のように)を使用する必要があります。Plug-In のProperty ID はplugin で始めるのがベストプラクティスです。例えば、pluginGetAWProducts。

    3. Outputs テーブルを次のように設定します。
      • Hidden コンポーネントのProperty ID をProperty ID カラムに入力します。
      • value をMapping カラムに入力します。
    4. Service Type としてExternal を選択します。
    5. External Services ドロップダウンメニューから、Connect AI サービスを選択します。これは、Services Administration で設定した外部サービスです。
    6. Data Sources URL の最後にConnect AI リソースの特定のエンドポイントを追加します。例えば、AdventureWorks2012_Production_Product です。 Connect AI の特定のエンドポイントをハイライト

      NOTE:データソースのURL は、https://cloud.cdata.com/api/odata/service/AdventureWorks2012_Production_Product と類似の値となります。

    7. Save をクリックします。

    Initializer コンポーネントを設定する

    Initializer コンポーネントは、UKG Pro HCM のデータを取得するPlug-In を実行するためのものです。

    1. Initializer コンポーネントを、キャンバスのPlug-In コンポーネントの上にドラッグドロップします。
    2. Property ID とCanvas Label Text を入力します。

      NOTE:キャメルケース(camelCase のように)を使用する必要があります。Initializer のProperty Name はinit で始めるのがベストプラクティスです。例えば、initGetAWProducts です。

    3. Trigger Type としてNew Submission を設定します。
    4. Outputs テーブル内に次を入力します。
      • Plug-In のProperty ID をProperty ID カラムのフィールドに入力します。
      • Type カラムのフィールドにtrigger と入力します。
      • Value カラムのフィールドにGO と入力します。
    5. Save をクリックします。

    ViewGrid コンポーネントを設定する

    ViewGrid コンポーネントはHidden コンポーネントに格納されたデータを参照します。その後、ダッシュボード(またはテーブル)にUKG Pro HCM のデータを表示します。

    1. ViewGrid コンポーネントを、キャンバスのPlug-In コンポーネントの下にドラッグドロップします。
    2. Label とProperty Name を入力します。

      NOTE:キャメルケース(camelCase のように)を使用する必要があります。ViewGrid のProperty Name はvg で始めるのがベストプラクティスです。例えば、vgAWProductView です。

    3. Inputs テーブルで、id をHidden コンポーネントのProperty ID に設定します。
    4. Display テーブルで次を設定します。
      • id カラム内に、表示したいフィールドのID を入力します。
      • handing カラムに、各フィールド用のタイトルを入力します。フィールドは、自身とユーザーに次のように表示されます。
      ViewGrid インプットと表示を設定
    5. Save をクリックします。
    6. Save ボタンでモジュールを保存します。

    上のコンポーネントを追加、設定したら、アプリケーションの自身とユーザーへの表示をプレビューできます。Module Editor で、Preview Module をクリックしてモジュールの前からの表示("Express View")を確認できます。

    Express View モジュールは次のように表示されます。

    Module のプレビュー

    詳細と無料トライアル

    Connect AI とUnqork を組み合わせれば、UKG Pro HCM に接続できるアプリケーションを簡単に作成できます。Connect AI の無償トライアルを始めてUnqork からすぐにUKG Pro HCM のデータにアクセスしましょう。

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