CData Arc 機能紹介 - Excel コネクタ

by 杉本雄太 | June 30, 2026

CData Arc 機能紹介 - Excel コネクタ

こんにちは。CData Software Japan の杉本です。

CData Arc では、Excel コネクタを利用することで、SaaS などのデータソースから取得したデータを Excel ファイル(.xlsx)として出力したり、逆に Excel で管理している表データをフローに取り込んだりすることができます。たとえば、取引先から受け取った注文データをそのまま Excel に変換して社内の担当者に共有する、あるいは Excel で管理している発注リストをフローの起点として活用する、といったユースケースで役立ちます。本記事では、Excel コネクタの基本的な使い方として、XML からのExcel 変換と Excel からのXML 変換の2つのパターンを解説します。

Excel コネクタとは

Excel コネクタは、Excel ファイルと XML ファイルの間でデータを双方向に変換するコネクタです。Arc のフロー上に配置することで、データの入力元としても出力先としても機能します。

Excel コネクタにはTable モードとTemplate モードの2種類の動作モードがあります。

Table モード

Excel ファイルを CSV と同様に扱い、XML に変換します。Excel → XML 方向のみ対応しています。

Template モード

テンプレートファイルを使って変換を行います。XML → Excel・Excel → XML の双方向に対応しています。

XML からExcel への変換

XML データを Excel ファイルとして出力するには、Template モードを使用します。Template モードでは、出力フォーマットのひな形となるExcel テンプレートファイルを事前に用意し、そのテンプレート内に ArcScript と呼ばれるCData Arc 独自のスクリプト言語を記述することで、入力 XML の値を動的に Excel セルへ埋め込みます。

例えばkintone からデータを取得して、取得したデータをExcel に変換するケースを想定します。kintone から取得したデータ(XML ファイル)が以下のような構造とします。



    
        1
        [email protected]
        001
    

上記のデータを表形式で出力する場合は、以下のようなテンプレートファイルを構成します。

CData Arc 機能紹介 - Excel コネクタ

テンプレートファイルの中では画像の赤枠箇所でExcel のメモ欄にxmlDOMSearch と呼ばれるArcScript を記載します。設定内容としてはXML ファイル内のアプリ名(ArcTest)以下の要素をループする設定になっております。そして黒枠箇所でArcTest 以下のXML に含まれる要素名を指定しており、こちらで指定した要素がExcel に出力されます。最後に青枠箇所で記載したxmlDOMSearch ブロックを閉じています(終了を記述しています)。

そのためもし同様の表形式で他のデータを出力したい場合は赤枠のxmlDOMSearch 部分の設定と、黒枠部分のxpath の要素を変更・追加頂くだけで、問題ございません。

そしてExcel コネクタにて変換モードをテンプレートとして、テンプレートファイルのExcel ファイルをアップロードします。

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そしてフローを実行して、出力されるExcel が以下となります。

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複数レコード・1Excel ファイルに出力する場合

先で示した例ではExcel ファイルに1レコードのみ出力されておりました。これはkintone コネクタのSelect アクションがレコード1件ずつXML ファイルを作成して、Excel コネクタに連携されているためです。そのため全てのレコードを1つのExcel ファイルにしたい場合は、kintone コネクタの高度な設定タブにあるMax Records を「-1」と指定してください。

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この状態で先ほどのフローを実行すると、以下のように1つのExcel ファイルに全てのレコードが出力されます。

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Excel から XML への変換

Table モード

表形式のExcel ファイルを XML に変換するには、Table モードを使用します。Table モードでは、入力した .xlsx ファイルを CSV のように扱い、各行をXML の要素として出力します。主な設定項目は以下になります。

カラムヘッダー

ONにすると1行目をXML 要素名として使用します

開始行

読み込みを開始する行番号を指定します

開始列

読み込みを開始する列番号を指定します

最終列

読み込みを終了する列番号(未指定時は最初の空白列を自動検出します)

CData Arc 機能紹介 - Excel コネクタ

CData Arc 機能紹介 - Excel コネクタ

例えば先ほど出力したExcel ファイルをTable モードで読み込むと(カラムヘッダーの設定をONにしています)、以下のようになります。


	
		<レコード番号>1
		<番号>001
		<メールアドレス>[email protected]
	
	
		<レコード番号>2
		<番号>002
		<メールアドレス>[email protected]
	

Template モード

発注書や申請書のような固定レイアウトの Excelを XML に変換する場合も、Template モードが利用できます。この場合、テンプレートファイルとしてXML ファイルを用意します。

今回は以下のような発注書 Excel を XML に変換する例を示します。

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そして上記のExcel を読み取るテンプレートファイルとしてのXML ファイルの中身が以下になります。こちらでも同様に変換にArcScript を利用します。







  
  


























  



  
[data.Status | def] [data.OrderNo | def] [data.OrderDate | def] [data.RequestedDate | def] [data.ShipDate | def]
[data.ShipToName | def]
[data.ShipToAddress | def]
[data.ShipToCity | def] [data.ShipToState | def] [data.ShipToZip | def]
[data.BillToName | def]
[data.BillToAddress | def]
[data.BillToCity | def] [data.BillToState | def] [data.BillToZip | def]
[row.ItemCode | def] [row.ItemName | def] [row.ItemQty | def] [row.ItemUnit | def] [row.ItemPrice | def] [row.ItemDiscRate | def] [row.ItemDiscType | def] [data.TotalQuantity | def] [data.SummaryReqDate | def]

Excel コネクタにて変換モードをテンプレートとして、テンプレートファイルをアップロードします。

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そしてフローを実行すると、以下のXML ファイルが出力されます。


  
受信済 476696888 2015/7/8 2015/10/30 2015/10/20
株式会社TEST
東京都千代田区1-1-1
千代田区 東京都 100-0001
株式会社DISTRIBUTER
492000907210 プレート 500000 EA 495 492000907211 カップ 1234 EA 295 501234 2015/10/30

おわりに

本記事では、Excel コネクタの基本的な使い方を解説しました。製品を試していただく中で何かご不明な点があれば、テクニカルサポートへお気軽にお問い合わせください。

https://jp.cdata.com/support/submit.aspx

この記事では CData Arc™ 2026 - 26.2.9665.0 を利用しています。