IBM Cloud Object StorageのデータをClaudeで活用する方法|MCP接続を3ステップで解説
CData Connect AIのMCPサーバーを使うと、IBM Cloud Object StorageのデータにClaude(claude.ai)から自然言語で直接アクセスできます。ローカルインストール不要で、ブラウザ完結の3ステップで設定完了です。
Claude は、AI 研究企業 Anthropic が開発した高度な大規模言語モデル (LLM) です。高い推論能力と安全性を兼ね備えたモデルとして注目を集めています。自然な対話が得意で、長文の文書理解や複雑なタスクの実行に優れた性能を発揮します。
CData Connect AI は、IBM Cloud Object Storageを含む数百のデータソースをMCP経由でAIツールにつなげるクラウドサービスです。接続情報はConnect AI側で一元管理されるため、ClaudeにIBM Cloud Object Storageの認証情報を直接渡すことなくセキュアに連携できます。
IBM Cloud Object Storage × Claude 連携でできること
IBM Cloud Object StorageとClaudeをMCP経由で接続すると、自然言語のプロンプトだけでIBM Cloud Object Storageの業務データを検索・分析・操作できるようになります。以下に代表的な活用シナリオを3つ紹介します。
データの自然言語検索・絞り込み
「条件に合うIBM Cloud Object Storageのデータを一覧にまとめて」と入力するだけで、ClaudeがIBM Cloud Object Storageのデータをリアルタイムで取得し、指定した軸で整理した結果を返してくれます。画面を開いて手動で絞り込む手間がなくなり、確認作業がチャット1行で完結します。
データの概要・サマリー生成
「指定したIBM Cloud Object Storageのレコードについて、関連情報も含めてまとめて」と指示すると、Claudeが必要なデータを取得し、ポイントを整理して提示します。情報収集にかかる時間を大幅に短縮できます。
集計・レポートの自動作成
「IBM Cloud Object Storageのデータを期間別に集計してCSV形式でまとめて」のように指示すると、Claudeがデータを集計し、フォーマット済みの出力を生成します。定期的な集計レポートの作成工数を削減できます。
CData ソリューションが IBM Cloud Object Storage とどのように連携するかについての詳細は、IBM Cloud Object Storage 統合ページをご覧ください。
はじめに
※本記事ではConnect AI のリモートMCP 機能を使ってClaude とIBM Cloud Object Storage を連携する方法をご紹介します。ローカルPC にMCP Server をインストールして利用したい場合にはこちらの記事をご確認ください。
※Claude Code(開発者向けCLI)をお使いの方へ:本記事はブラウザ版Claude(claude.ai)向けの設定ガイドです。ターミナルで動作するClaude Code との連携をお探しの場合はこちらの記事をご参照ください。
| 比較項目 | Claude(ブラウザ版・本記事) | Claude Desktop |
|---|---|---|
| MCP Serverの設置場所 | クラウド(Connect AIのリモートMCP) | ローカルPC |
| ローカルインストール | 不要 | 必要 |
| 設定場所 | claude.ai の「コネクタ」設定画面 | Claude Desktop の設定ファイル |
| 向いている利用シーン | 複数端末・チームでの共有利用 | 単一PCでのローカル完結利用 |
ステップ1:Claude 用の IBM Cloud Object Storage への接続を設定
それでは早速、Claude から CData Connect AI のリモートMCP を介して IBM Cloud Object Storage に接続していきましょう。まずは Connect AI で IBM Cloud Object Storage への接続を設定します。
- Connect AI にログインして「Sources」をクリック、次に「 Add Connection」をクリック
- 接続を追加パネルから「IBM Cloud Object Storage」を選択
- IBM Cloud Object Storage に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
Cloud Object Storage 接続プロパティの取得・設定方法
Cloud Object Storage に接続する前に、Cloud Object Storage インスタンスを登録してCloud Object Storage API キーとCRN を取得していきます。
Cloud Object Storage の新規インスタンスの登録
IBM Cloud アカウントにCloud Object Storage がまだない場合は、以下の手順に従ってアカウントにCloud Object Storage のインスタンスを作成できます。
- IBM Cloud アカウントにログインします。
- Cloud Object Storage ページに移動して、インスタンス名を指定して「作成」をクリックします。Cloud Object Storage の新規インスタンスにリダイレクトされます。
API キー
API キーは以下の手順で取得できます。
- まずは、IBM Cloud アカウントにログインします。
- API キーページに移動します。
- 中央右隅のIBM Cloud APIキーの作成 をクリックして、新しいAPI キーを作成します。
- ポップアップウィンドウが表示されたら、API キーの名前を指定して作成をクリックします。ダッシュボードからはアクセスできなくなるため、API Key を控えておきましょう。
Cloud Object Storage CRN
デフォルトでは、CData 製品はCloud Object Storage CRN を自動で取得します。ただし、複数のアカウントがある場合は、CloudObjectStorageCRN を明示的に指定する必要があります。この値は、次の2つの方法で取得できます。
- Services ビューをクエリする。これにより、IBM Cloud Object Storage インスタンスとそれぞれのCRN がリストされます。
- IBM Cloud で直接CRN を見つける。これを行うには、IBM Cloud のダッシュボードに移動します。リソースリストで、ストレージからCloud Object Storage リソースを選択してCRN を取得します。
IBM Cloud Object Storage への接続
これで準備は完了です。以下の接続プロパティを設定してください。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使うと、OAuth 認証を繰り返す必要がなく、さらに自動でアクセストークンを設定できます。
- ApiKey:セットアップ中に控えたAPI キーを指定。
- CloudObjectStorageCRN(オプション):控えておいたCloud Object Storage のCRN に設定。Cloud Object Storage アカウントが複数ある場合のみ設定する必要があります。
プロパティを設定したら、これで接続設定は完了です。
- 「Save & Test」をクリック
これで、Claude から IBM Cloud Object Storage に接続する準備が整いました!
ステップ2:Claude を CData Connect AI に接続
それでは、Claude に CData Connect AI コネクタを追加していきましょう。
- Claude.ai にサインインします。
- 左側のナビゲーションメニューを展開します。
- 左下隅のユーザー名をクリックし、メニューから「設定」を選択します。
- 設定画面で、「コネクタ」をクリックします。
- 右上隅のボタントグルを「組織のコネクタ」に設定します。
- ページ下部の「カスタムコネクタを追加」をクリックします。
- コネクタの名前を入力します (例: Connect AI MCP)。
- 「リモートMCPサーバー URL」フィールドに、Connect AI の「Sources」画面に表示されているMCPサーバーURLをコピーして貼り付けます。
- 「追加」をクリックしてコネクタを保存します。Connect AI MCP コネクタが「コネクタ」の下に表示されます。
- コネクタの右側にある「連携/連携させる」をクリックし、CData Connect AI のユーザー名とパスワードを入力します。これで Claude からCData Connect AI に接続できました。
- 「連携済み」の後にある 3 つのドットをクリックし、「ツールと設定」を選択します。
- 提供されたツールを確認し、サーバーから利用可能な特定のツールを有効または無効にします。さらに、ツールへの無監視アクセスを許可するか、Claude に許可を求めるかを決定します。
- 設定が完了したら「完了」をクリックします。
これで設定は完了です!では、実際に IBM Cloud Object Storage のデータを探索してみましょう。
ステップ3:Claude でIBM Cloud Object Storage のデータをリアルタイムで探索
設定が完了したので、Claude からIBM Cloud Object Storage のデータに自然言語でアクセスできます。
- Claude.ai で新しい会話を開始します。
- 接続済みのコネクタが有効になっていることを確認します。チャット入力欄の右下にあるコネクタアイコンから「Connect AI MCP」が有効になっていることを確認してください。
- 自然言語のプロンプトでIBM Cloud Object Storage のデータの探索を開始します。以下のようなプロンプトを試してみてください。
- 「IBM Cloud Object Storage で利用可能なテーブルを一覧表示して」
- 「IBM Cloud Object Storage から最新の10件のレコードを取得して」
- 「IBM Cloud Object Storage のデータを集計して概要を教えて」
- Claude がConnect AI MCP Server 経由でIBM Cloud Object Storage にアクセスしようとする際、ツール使用の確認が表示されます。「ツールを使用する」をクリックして許可してください。ステップ2で無監視アクセスを有効にした場合は、この確認は省略されます。
注意: Claude の設定プロセスは変更される可能性があります。最新の設定情報については、Claude のドキュメントをご参照ください。
本手順は2026年8月時点のclaude.ai UIで検証しています。
まとめ
ここまで、Claude から IBM Cloud Object Storage のデータにアクセスする手順を3ステップで解説しました。①Connect AI でIBM Cloud Object Storage への接続を設定、②Claude に CData Connect AI コネクタを追加、③自然言語のプロンプトでIBM Cloud Object Storage のデータを探索——という流れです。ローカルPC にMCP Server をインストールしたい場合はClaude Desktop 版の記事を、ターミナルからの利用にはClaude Code 版の記事をあわせてご参照ください。
IBM Cloud Object Storage × Claude 連携のよくある質問
- Claude からIBM Cloud Object Storageのデータに接続するにはローカルにMCP Serverをインストールする必要がありますか?
- いいえ、不要です。CData Connect AIのリモートMCP Serverを使うことで、ブラウザ完結でClaudeからIBM Cloud Object Storageのデータにセキュアにアクセスできます。
- Claude DesktopとClaude(ブラウザ版)で設定方法は異なりますか?
- はい、異なります。ローカルインストールが必要なDesktop版は別記事で解説しており、本記事はブラウザ版claude.aiのリモートMCP設定手順を扱います。
- IBM Cloud Object Storageのどのデータ操作がClaudeから可能ですか?
- データの読み取りはもちろん、CData Connect AI経由であれば、IBM Cloud Object Storageのデータの更新・削除も行えます。
- Claude Codeからの利用にも対応していますか?
- 対応しています。Claude Code(CLI)向けの連携方法は別記事で解説しているので、ターミナルでの利用を検討中の方はそちらをご参照ください。
IBM Cloud Object Storage とAIエージェントの連携は、Claude 以外にも広がっています。ChatGPTから接続したい場合はこちらの記事、Dify から接続する場合はこちらの記事をご参照ください。Goose CLI エージェントからの接続はこちら、OpenCode からの接続はこちらで解説しています。そのほかのIBM Cloud Object Storage 連携記事はIBM Cloud Object Storage 連携記事一覧からまとめてご覧いただけます。
いかがでしたか?Claude から IBM Cloud Object Storage へのデータ接続が 10 分もかからずに完了したのではないでしょうか。業務に使えそう、と感じてくださった方は、14 日間の無償トライアルで AI ツールからビジネスシステムへのリアルタイムデータ接続をぜひお試しください。