WCF でJD Edwards の OData サービスを公開する方法
CData ADO.NET Provider for JD Edwards を使用すると、Windows Communication Foundation(WCF)フレームワークを活用してサービス指向アプリケーションを素早く開発し、JD Edwards のデータを OData コンシューマーに提供できます。この記事では、接続用の Entity Data Model を作成し、WCF Data Service を構成して OData サービスを公開する方法を解説します。公開したフィードは、Power Pivot や CData ADO.NET Provider for OData を使用するアプリケーションなど、さまざまな OData クライアントから利用できます。
OData サービスの作成
以下の手順で、OData 経由でJD Edwards のデータへの接続を提供する WCF サービスアプリケーションを作成します。
- Visual Studio を開き、新しいプロジェクトを作成します。WCF Service Application テンプレートを選択します。
- 自動生成された IService.cs と Service1.svc を削除します。
- Entity Framework 6 をインストールします:
Visual Studio のパッケージマネージャーコンソールを使用して、最新バージョンの Entity Framework をインストールします。以下のコマンドを実行すると、Entity Framework が自動的にダウンロード・インストールされます。
Install-Package EntityFramework - Entity Framework プロバイダーを登録します:
- App.config または Web.config ファイルの "providers" セクションに、以下のプロバイダーエントリを追加します。Entity Framework のインストールが成功していれば、このセクションはすでに存在しているはずです。
<configuration> ... <entityFramework> <providers> ... <provider invariantName="System.Data.CData.JDEdwards" type="System.Data.CData.JDEdwards.JDEdwardsProviderServices, System.Data.CData.JDEdwards.Entities.EF6" /> </providers> </entityFramework> </configuration> - インストールディレクトリの lib/4.0 にある System.Data.CData.JDEdwards.Entities.dll への参照を追加します。
- プロジェクトをビルドして、EF6 のセットアップを完了します。
- App.config または Web.config ファイルの "providers" セクションに、以下のプロバイダーエントリを追加します。Entity Framework のインストールが成功していれば、このセクションはすでに存在しているはずです。
- Project -> Add New Item -> ADO.NET Entity Data Model をクリックします。
- 表示される Entity Data Model ウィザードで、'EF Designer from Database' オプションを選択します。
- Choose Your Connection ダイアログが表示されたら、New Connection をクリックします。
Connection properties ダイアログで、CData JD Edwards Data Source を選択し、必要な認証情報を入力します。
一般的な接続文字列は以下のとおりです:
URL=https://your-jde-environment-app.example.com;User=admin;Password=myPassword;ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。
- URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
- User:JD Edwards のユーザー名。
- Password:JD Edwards のパスワード。
- Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
- Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
- DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
- Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。
公開するデータの選択
JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。
- DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
- SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。
接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。

- OData クライアントからアクセスさせたい JD Edwards のテーブルとビューを選択します。

- Project -> Add New Item -> WCF Data Service をクリックします。
データソースクラスを指定し、新しい WCF Data Service へのアクセスを構成します。以下の例では、エンティティの Access Rule が All に設定されています。これは、すべてのユーザーがデータの読み取りと変更を行えることを意味します。
able to read and modify data.using System; using System.Collections.Generic; using System.Data.Services; using System.Data.Services.Common; using System.Linq; using System.ServiceModel.Web; using System.Web; namespace JDEdwardsService{ public class JDEdwardsDataService : DataService<JDEdwardsEntities> { public static void InitializeService(DataServiceConfiguration config) { config.SetEntitySetAccessRule("*", EntitySetRights.All); config.DataServiceBehavior.MaxProtocolVersion = DataServiceProtocolVersion.V3; } } }-
プロジェクトを実行します。これで、OData 対応アプリケーションから Salesforce データにアクセスし、変更を反映できるようになります。ブラウザでフィードにアクセスできます。フィードは次のように表示されます:
Power Pivot から OData サービスを利用する
これで、任意の OData クライアント(例:Excel Power Pivot)からサービスを利用できます。
- Excel を開き、Power Pivot Window ボタンをクリックします。
- 新しいポップアップが表示されます。From Data Feeds オプションを選択します。
- 表示される Table Import Wizard で、OData URL を入力します(例:http://localhost:12449/JDEdwardsDataService.svc/)。
- OData サービスへの接続後、ウィンドウ下部の Next ボタンをクリックします。
- ウィザードの次のウィンドウに、利用可能なテーブルの一覧が表示されます。インポートするテーブルを選択し、Finish をクリックします。
- Close をクリックして、Power Pivot にデータをインポートします。