JD Edwards のデータをSQL Server に同期(キャッシュ)する方法
JD Edwards のデータをDB にコピーするニーズは多いです。例えば、データのバックアップのため、 データをDB にデータレイク的に格納して他のアプリケーションやBI、ETL ツールから連携利用するなどです。
ただし、JSON やXML 形式であったりスキーマレスなデータなどを、DB に格納できるようにスキーマ定義をしながらデータを同期することは大きな手間です。 しかも、SaaS やNoSQL などのデータはスキーマレスであったり、スキーマが頻繁に変更されます。
Driver 技術では、JD Edwards のデータをテーブルにモデル化し、スキーマを付与してDB への格納を容易にします。 本記事では、CACHE コマンドだけで、SQL Server にJD Edwards のデータの同期を取る方法を説明します。
同期先となるデータベースの準備
この例では、SQL Server を使います。難しい手順は不要で、SQL Server に任意の名前の新しい同期DB を作成しておくだけです。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持った製品です。
- JD Edwards をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにJD Edwards のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてJD Edwards の接続を設定、2.SQL Server 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとJD Edwards への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからJDEdwards ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
ODBC 接続プロパティの指定がまだの場合は、DSN (データソース名)で接続設定を行います。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。ODBC ドライバーのインストール完了時にODBC DSN 設定画面が立ち上がります。 Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを開いて設定を行うことも可能です。 必要なプロパティを設定する方法は、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご参照ください。
ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。
- URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
- User:JD Edwards のユーザー名。
- Password:JD Edwards のパスワード。
- Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
- Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
- DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
- Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。
公開するデータの選択
JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。
- DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
- SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。
接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。
通常のDSN 設定に加え、キャッシュ関連項目の設定が必要です:
Cache Connection:以下をセミコロン区切りで入力
Cache Provider:SQL Server ではSystem.Data.SqlClient
Server=server name;Database=database name;User ID=your id;Password=password;
Visual Studio からキャッシュを実行
Visual Studio のサーバーエクスプローラーから「データ接続」を右クリックして「接続の追加」を選択します。
データソース選択画面で「Microsoft ODBC データソース」を選択します。
サーバーエクスプローラーには、「ODBC.JD Edwards.CData」というコネクションができています。 展開するとJD Edwards のデータがテーブルよびビューとしてモデル化されて表示されます。 これらのオブジェクトは通常のSQL で操作することができます。
キャッシュクエリの実行
以下のキャッシュコマンドを作成し、実行します。 実行時にクエリテキストエラーが出ても気にせず続行してください。
CACHE SELECT * FROM "Target Table"
キャッシュ結果をSQL Server で確認
データベースの下にkintone の選択したアプリが同期されています。キレイにDB 向けにスキーマも付いてます。普通にSQL でアプリケーション内で使ってください。