SAP Crystal Reports で Linear のデータをレポートに出力
Crystal Reports にはリモートデータへのデータ処理をオフロードするためのさまざまなオプションが用意されており、リアルタイムレポートを実現できます。Crystal Reports がJDBC に対応しているため、CData JDBC Driver for Linear によってこの機能をCrystal Reports で利用できるようになります。この記事では、レポート実行時にデータを更新するLinear のデータレポートを作成する方法を紹介します。
以下の表は、この記事で使用するツールとバージョンです。
| アプリケーション名 | バージョン |
|---|---|
| SAP Crystal Reports 2020 | SP3 |
| JDBC Driver | 23.0.8565 |
JDBC Driver のデプロイ
Crystal Reports のクラスパスにドライバーJAR を含めて、CData JDBC Driver for Linear をインストールします。DataDriverCommonElement の下にあるClassPath 要素のパスに、.jar を含むフルファイルパスを追加します。
CRConfig.xml ファイルのデフォルトの場所はC:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\SAP BusinessObjects Enterprise XI 4.0\java ですが、インストールによって多少異なる場合があります。ドライバーJAR はインストールディレクトリのlib サブフォルダにあります。
ClassPath にJAR を追加したら、Crystal Reports を再起動します。
Linear のデータに接続
LinearのJDBC Driver をデプロイしたら、レポートウィザードを使用して新しいレポートにLinear のデータを追加できます。
- File -> New -> Standard Report をクリックします。
- Create New Connection の下にあるJDBC (JNDI) を展開し、Make a New Connection をダブルクリックします。
- CData JDBC Driver for Linear を使用して接続文字列を作成します。
- AuthScheme:APIKey に設定します。
- APIKey:Linear の個人用 API キー。
- Authorization code:AuthScheme を OAuth、InitiateOAuth を GETANDREFRESH に設定し、OAuthClientId、OAuthClientSecret、およびアプリケーションで定義した CallbackURL(例:http://localhost:33333)を指定します。ドライバーがブラウザで Linear を開くので、アクセスを許可してください。
- Client credentials:AuthScheme を OAuthClient に設定し、OAuthClientId と OAuthClientSecret を指定します。アプリケーション自体を認証するためブラウザ操作は不要で、マシン間(M2M)連携に適しています。
ウィザードでJDBC 接続URL を入力します。
jdbc:linear:AuthScheme=APIKey;APIKey=myAPIKey;ドライバークラス名を設定します。
cdata.jdbc.linear.LinearDriver
- レポートに必要なテーブルを選択します。
- SAP Crystal Reports でLinear のデータのテーブルをリンクすることもできます。テーブル間のリンクを追加したら、NEXT をクリックします。
- テーブルを選択したら、選択したテーブルからレポートに表示するフィールドを選び、NEXT をクリックします。
- レポート上の情報をグループ化するために「Group By」フィールドを選択します。
- 集計合計に基づいてグループを並べ替え、NEXT をクリックします。
JDBC URL の構成については、Linear JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.linear.jar
Linear への認証には、個人用 API キーまたは OAuth 2.0 を使用できます。ご自身の Linear アカウントで接続する場合は、API キーを使うのが最も手軽です。
API キーによる認証
以下の接続プロパティを設定します。
個人用 API キーを作成するには、Linear にログインして Settings > Security & access > Personal API keys を開き、New API key を選択して作成します。キーは一度しか表示されないため、すぐにコピーしておきましょう。
OAuth による認証
OAuth を使用するには、Linear にカスタム OAuth アプリケーションを登録する必要があります(Settings > API > OAuth applications)。登録すると OAuthClientId と OAuthClientSecret が発行されます。対応しているフローは以下の 2 つです。
デフォルトでは、ドライバーは read,write スコープをリクエストします。アクセストークンは有効期限が切れると自動で更新されます。
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
JDBC URL を設定する際に、Max Rows 接続プロパティを設定することもできます。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションをデザインする際のパフォーマンス向上に役立ちます。
その後、グループ化、並べ替え、集計を設定できます。集計とサマリーを使用してチャートを作成するには、次のセクションを参照してください。
チャートの作成
グループ化するカラムを選択した後、標準レポート作成ウィザードでチャートを作成するオプションが表示されます。以下の手順に従って、id カラムの値を集計するチャートを作成します。
- 標準レポート作成ウィザードで、Bar Chart オプションを選択し、「On change of」メニューでグループ化したカラムを選択します。
- Show Summary メニューで、作成した集計を選択します。
- 必要に応じてフィルターとテンプレートを選択し、ウィザードを完了します。
レポートのテンプレートを選択すると、完成したレポートをプレビューし、データが入力されたチャートを表示できます。
完成したレポート
レポートに最初に指定したすべてのフィールドが含まれていることを確認できます。
リモートデータの操作
データの更新を確認するには、File をクリックし、「Save Data with Report」オプションをオフにします。レポートを操作すると(例えば、詳細にドリルダウンすると)、Crystal Reports はレポートの表示に必要なデータを取得するためにSQL クエリを実行します。すでに取得したデータを再読み込みするには、レポートを更新または再実行します。
詳細要素を非表示にし、サーバー側グループ化を有効にすることで、ドライバーに処理をオフロードできます。これを行うには、レポート作成ウィザードでグループ化するカラムを選択する必要があります。
- File -> Report Options をクリックし、「Perform Grouping On Server」オプションを選択します。
- Report -> Section Expert をクリックし、レポートのDetails セクションを選択します。「Hide (Drill-Down OK)」オプションを選択します。
詳細を非表示にしてレポートをプレビューすると、Crystal Reports はGROUP BY クエリを実行します。チャートのカラムをダブルクリックして詳細にドリルダウンすると、Crystal Reports は必要なデータのみを取得するSELECT WHERE クエリを実行し、読み込み時間を短縮します。
これで、SAP Crystal Reports とCData JDBC Driver を使用して、Linear のデータに基づくSAP Crystal レポートが作成できました。CData JDBC Driver for Linear の詳細と無料トライアルのダウンロードについては、Linear JDBC Driver ページをご覧ください。ご不明な点がございましたら、サポートチームまでお問い合わせください。