Office 365 のデータをPythonのpetlでETL処理する方法|CData Connect AI
CData Connect AI の Python SDK と petl フレームワークを使うと、Office 365 のデータをローカルにドライバーをインストールすることなく、Pythonで直接抽出・変換・ロードするETLパイプラインを構築できます。パーソナルアクセストークンで接続し、数行のコードで設定完了です。
Python は豊富なモジュールのエコシステムを備えているため、素早く作業に取りかかり、システムをより効果的に連携できます。CData Connect AI Python SDK と petl フレームワークを使えば、Office 365 のデータを抽出・変換して CSV などに出力する Office 365 連携のアプリケーションやパイプラインを構築できます。この記事では、Connect AI に接続し、petl を使ってOffice 365 のデータを抽出・変換し、CSV ファイルに書き出す方法をご紹介します。
Connect AI Python SDK(cdata-connect-ai)は DB-API 2.0(PEP 249)に準拠したクライアントなので、petl は etl.fromdb を使って SDK の接続から直接読み取れます。ソースごとにドライバーをインストールする必要はありません。パーソナルアクセストークンで接続して、パイプラインを構築しましょう。
Python + petl でできること
Office 365 データの定期抽出パイプライン構築
SQL クエリで取得した Office 365 のレコードを petl の etl.fromdb で抽出し、etl.sort などの変換処理をはさんでから CSV に書き出す、軽量な ETL パイプラインを構築できます。
複数データソースとの統合分析
DB-API 2.0 準拠のクライアントなので、同じコードパターンで Office 365 以外のデータソースにも接続でき、petl 上で結合・整形してから任意の出力先にロードできます。
Office 365 への書き戻し処理の自動化
書き込みに対応した権限を持つ PAT で接続していれば、cursor.executemany を使ったバッチ INSERT により、変換済みデータを Office 365 に自動で書き戻す処理を組み込めます。
Connect AI で Office 365 に接続する方法は?
CData Connect AI では、直感的なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。
- Connect AI にログインし、Sources をクリックして、 Add Connection をクリックします
- 「Add Connection」パネルから「Office 365」を選択します
-
Office 365 に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
Office 365 はOAuth 認証標準を利用しています。OAuth を使って認証するには、アプリケーションを作成してOAuthClientId、OAuthClientSecret、およびCallbackURL 接続プロパティを取得しなければなりません。認証方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
- 「Save & Test」をクリックします
- 「Permissions」タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新します。

パーソナルアクセストークン(PAT)を生成する
Python SDK は、アカウントのメールアドレスとパーソナルアクセストークン(PAT)を使って Connect AI に認証します。アクセスの粒度を保つために、アプリケーションごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。
- Connect AI アプリの右上にある歯車アイコン()をクリックして、設定ページを開きます。
- 設定ページの Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリックします。
- PAT に名前を付けて Create をクリックします。

- パーソナルアクセストークンは作成時にのみ表示されます。必ずコピーして安全な場所に保管してください。
必要なモジュールをインストールする方法は?
pip ユーティリティを使って、SDK と petl フレームワークをインストールします。
pip install cdata-connect-ai pip install petl
Python で Office 365 のデータの ETL アプリを構築する方法は?
必要なモジュールをインストールしたら、ETL アプリを構築する準備は完了です。以下にコードスニペットを紹介しますが、完全なソースコードは記事の末尾に掲載しています。
まずモジュールをインポートし、アカウントのメールアドレスと PAT で Connect AI に接続します。
import petl as etl
import cdata_connect_ai
conn = cdata_connect_ai.connect(
username="[email protected]",
password="<your_pat>",
)
Office 365 をクエリする SQL ステートメントを作成する方法は?
SQL を使って、Office 365 をクエリするステートメントを作成します。この記事では、Files エンティティからデータを読み取ります。識別子は <Connection>.<Schema>.<Table> という3つの部分で構成されており、接続名はデフォルトでソース名(例:Office3651)になります。
sql = (
"SELECT Name, Size "
"FROM [Office3651].[Office365].[Files] "
"WHERE UserId = '54f34750-0d34-47c9-9949-9fac4791cddb'"
)
Office 365 のデータの抽出・変換・ロードを実装する方法は?
接続とクエリが準備できたら、petl を使ってOffice 365 のデータを抽出・変換・ロードします。この例では、Office 365 のデータを抽出し、Size カラムでデータを並べ替えて、CSV ファイルにロードします。
table1 = etl.fromdb(conn, sql) table2 = etl.sort(table1, 'Size') etl.tocsv(table2, 'files_data.csv')
新しい行を Office 365 に書き戻す方法は?
Office 365 が書き込みに対応している場合は、バッチ INSERT で行を書き戻せます。SDK の executemany は、@name のプレースホルダーと、1行につき1つのパラメータ辞書のリストを受け取ります。
cur = conn.cursor()
cur.executemany(
"INSERT INTO [Office3651].[Office365].[Files] (Name, Size) "
"VALUES (@val1, @val2)",
[
{"@val1": "New value 1", "@val2": "New value 1"},
{"@val1": "New value 2", "@val2": "New value 2"},
],
)
print(f"Rows inserted: {cur.rowcount}")
conn.close()
注意:書き込み可能なソースであっても、読み取り専用の PAT や接続権限では書き込み操作は拒否されます。
CData Connect AI Python SDK を使えば、petl のような ETL パッケージでのデータへの直接アクセスも含め、通常のデータベースと同じようにOffice 365 のデータを扱えます。
関連情報と無料トライアル
これで、CData Connect AI Python SDK を使って、petl でリアルタイムのOffice 365 のデータをパイプライン処理できるようになりました。Office 365(および数百種類のその他のデータソース)への接続について詳しくは、Connect AI のページをご覧ください。
CData Connect AI の詳細、または無料トライアルにお申し込みください:
完全なソースコード
import petl as etl
import cdata_connect_ai
conn = cdata_connect_ai.connect(
username="[email protected]",
password="<your_pat>",
)
sql = (
"SELECT Name, Size "
"FROM [Office3651].[Office365].[Files] "
"WHERE UserId = '54f34750-0d34-47c9-9949-9fac4791cddb'"
)
table1 = etl.fromdb(conn, sql)
table2 = etl.sort(table1, 'Size')
etl.tocsv(table2, 'files_data.csv')
cur = conn.cursor()
cur.executemany(
"INSERT INTO [Office3651].[Office365].[Files] (Name, Size) "
"VALUES (@val1, @val2)",
[
{"@val1": "New value 1", "@val2": "New value 1"},
{"@val1": "New value 2", "@val2": "New value 2"},
],
)
print(f"Rows inserted: {cur.rowcount}")
conn.close()