【ノーコード】MySQL にSage X3 Cloud のデータを連携・統合する方法
CData Sync は、数百のSaaS / DB のデータをMySQL をはじめとする各種DB / データウェアハウスにノーコードで統合・レプリケーション(複製)が可能なETL / ELT ツールです。本記事では、Sage X3 Cloud のデータをCData Sync を使ってMySQL に統合するデータパイプラインを作っていきます。MySQL は、オンプレミスのMySQL のほかAWS RDS やGoogle Cloud SQL などクラウド上のMySQL にもレプリケーションが可能です。
CData Sync とは?
CData Sync は、レポーティング、アナリティクス、機械学習、AI などで使えるよう、社内のデータを一か所に統合して管理できるデータ基盤をノーコードで構築できるETL ツールで、以下の特徴を持っています。
- Sage X3 Cloud をはじめとする数百種類のSaaS / DB データに対応
- MySQL など多くのRDB、データレイク、データストア、データウェアハウスに同期可能
- 業務データのデータ分析基盤へのETL / ELT 機能に特化し、極限まで設定操作をシンプルに
- 主要なSaaS データの差分更新やCDC(Change Data Capture、変更データキャプチャ)のサポート
- フレキシブルなSQL / dbt 連携での取得データの変換
CData Sync では、1.データソースとしてSage X3 Cloud の接続を設定、2.同期先としてMySQL の接続を設定、3.Sage X3 Cloud からMySQL へのレプリケーションジョブの作成、という3つのステップだけでレプリケーション処理を作成可能です。以下に具体的な設定手順を説明します。
1.データソースとしてSage X3 Cloud の接続を設定
まずはじめに、CData Sync のブラウザ管理コンソールにログインします。CData Sync のインストールをまだ行っていない方は本記事の製品リンクからCData Sync をクリックして、30日の無償トライアルとしてCData Sync をインストールしてください。インストール後にCData Sync が起動して、ブラウザ設定画面が開きます。
それでは、データソース側にSage X3 Cloud を設定していきましょう。左の[接続]タブをクリックします。
- [+接続の追加]ボタンをクリックします。
- [データソース]タブを選択して、リスト表示されるデータソースを選ぶか、検索バーにデータソース名を入力して、Sage X3 Cloud を見つけます。
- Sage X3 Cloud の右側の[→]をクリックして、Sage X3 Cloud アカウントへの接続画面を開きます。もし、Sage X3 Cloud のコネクタがデフォルトでCData Sync にインストールされていない場合には、ダウンロードアイコン(コネクタのアップロードアイコン)をクリックし、[ダウンロード]をクリックすると、CData Sync にコネクタがインストールされます。
- 接続プロパティにSage X3 Cloud に接続するアカウント情報を入力をします。
Sage X3 Cloud では OAuth 2.0 の Client Credentials フローを使用し、API へのアクセスには X-API-Key も必要です。AuthScheme を OAuth に設定し、以下の接続プロパティを指定します。
- URL:Sage X3 Cloud インスタンスのベース URL。
- OAuthAccessTokenUrl:OAuth トークンエンドポイント(例:https://your-auth-domain/oauth/token)。
- OAuthClientId:OAuth アプリケーションのクライアント ID。
- OAuthClientSecret:OAuth アプリケーションのクライアントシークレット。
- Audience:トークンリクエストで使用する API の Audience 値。
- XAPIKey:Sage X3 Cloud の管理者から提供された X-API-Key。
- Folder:Sage X3 のフォルダ名(例:SEED)。このフォルダがデフォルトのスキーマとして使用されます。
- Folders(オプション):Sage X3 フォルダのカンマ区切りリスト(例:SEED,PERF)。各フォルダが個別のスキーマとして公開されるため、Schema.Table 構文でフォルダをまたいだクエリを実行できます。
ドライバーは Client Credentials フローでアクセストークンを取得し、すべての API リクエストで X-API-Key とあわせて送信します。InitiateOAuth を GETANDREFRESH(デフォルト)に設定しておけば、トークンの取得と更新は自動で行われます。
- [作成およびテスト]をクリックして、正しくSage X3 Cloud に接続できているかをテストして保存します。これでレプリケーションのデータソースとしてSage X3 Cloud への接続が設定されました。
2.同期先としてMySQL の接続を設定
次に、Sage X3 Cloud のデータを書き込む先(=同期先)として、MySQL を設定します。同じく[接続]タブを開きます。
- [+接続の追加]ボタンをクリックします。
- [同期先]タブを選択して、リスト表示されるデータソースを選ぶか、検索バーにデータソース名を入力して、MySQL を見つけます。
- MySQL の右側の[→]をクリックして、MySQL データベースへの接続画面を開きます。もし、MySQL のコネクタがデフォルトでCData Sync にインストールされていない場合には、ダウンロードアイコン(コネクタのアップロードアイコン)をクリックし、[ダウンロード]をクリックすると、CData Sync にコネクタがインストールされます。
- 必要な接続プロパティを入力します。MySQL との接続には、以下のプロパティが必要です:
- Server: 接続先のIP アドレスもしくはドメイン名。
- Port: サーバーのポート。
- User: データベースのread / write アクセスが可能なusername。
- Password: データベースのread / write アクセスが可能なユーザーのpassword。
- Database: データベース名。
- [作成およびテスト]をクリックして、正しく接続できているかをテストします。
- これで同期先としてMySQL を設定できました。CData Sync では、MySQL のデータベース名を指定するだけで、同期するSage X3 Cloud に併せたテーブルスキーマを自動的にCREATE TABLE してくれます。同期データに合わせたテーブルを事前に作成するなどの面倒な手順は必要ありません。もちろん、既存テーブルにマッピングを行いデータ同期を行うことも可能です。
3.Sage X3 Cloud からMySQL へのレプリケーションジョブの作成
CData Sync では、レプリケーションをジョブ単位で設定します。ジョブは、Sage X3 Cloud からMySQL という単位で設定し、複数のテーブルを含むことができます。レプリケーションジョブ設定には、[ジョブ]タブに進み、[+ジョブを追加]ボタンをクリックします。
[ジョブを追加]画面が開き、以下を入力します:
- 名前:ジョブの名前
- データソース:ドロップダウンリストから先に設定したSage X3 Cloud を選択
- 同期先:先に設定したMySQL を選択
すべてのオブジェクトをレプリケーションする場合
Sage X3 Cloud のすべてのオブジェクト / テーブルをレプリケーションするには、[種類]セクションで[すべて同期]を選択して、[タスクを追加]ボタンで確定します。
作成したジョブ画面で、右上の[▷実行]ボタンをクリックするだけで、全Sage X3 Cloud テーブルのMySQL への同期を行うことができます。
オブジェクトを選択してレプリケーションする場合
Sage X3 Cloud から特定のオブジェクト / テーブルを選択してレプリケーションを行うことが可能です。[種類]セクションでは、[標準(個別設定)]を選んでください。
次に[ジョブ]画面で、[タスク]タブをクリックし、[タスクを追加]ボタンをクリックします。 
するとCData Sync で利用可能なオブジェクト / テーブルのリストが表示されるので、レプリケーションを行うオブジェクトにチェックを付けます(複数選択可)。[タスクを追加]ボタンで確定します。
作成したジョブ画面で、[▷実行]ボタンをクリックして(もしくは各タスク毎の実行ボタンを押して)、レプリケーションジョブを実行します。 
このようにとても簡単にSage X3 Cloud からMySQL への同期を行うことができました。

CData Sync の主要な機能を試してみる:スケジューリング・差分更新・ETL
ジョブのスケジュール起動設定
CData Sync では、同期ジョブを1日に1回や15分に1回などのスケジュール起動をすることができます。ジョブ画面の[概要]タブから[スケジュール]パネルを選び、[⚙設定]ボタンをクリックします。[間隔]と同期時間の[毎時何分]を設定し、[保存]を押して設定を完了します。これでCData Sync が同期ジョブをスケジュール実行してくれます。ユーザーはダッシュボードで同期ジョブの状態をチェックするだけです。
差分更新
CData Sync では、主要なデータソースでは、差分更新が可能です。差分更新では、最後のジョブ実行時からデータソース側でデータの追加・変更があったデータだけを同期するので、レプリケーションのクエリ・通信のコストを圧倒的に抑えることが可能です。
差分更新を有効化するには、ジョブの[概要]タブから「差分更新」パネルを選び、[⚙設定]ボタンをクリックします。[開始日]と[レプリケーション間隔]を設定して、[保存]します。
SQL での取得データのカスタマイズ
CData Sync は、デフォルトではSage X3 Cloud のオブジェクト / テーブルをそのままMySQL に複製しますが、ここにSQL、またはdbt 連携でのETL 処理を組み込むことができます。テーブルカラムが多すぎる場合や、データ管理の観点から一部のカラムだけをレプリケーションしたり、さらにデータの絞り込み(フィルタリング)をしたデータだけをレプリケーションすることが可能です。
ジョブの[概要]タブ、[タスク]タブへと進みます。選択されたタスク(テーブル)の[▶]の左側のメニューをクリックし、[編集]を選びます。タスクの編集画面が開きます。
UI からカラムを選択する場合には、[カラム]タブから[マッピング編集]をクリックします。レプリケーションで使用しないカラムからチェックを外します。
SQL を記述して、フィルタリングなどのカスタマイズを行うには、[クエリ]タブをクリックし、REPLICATE [テーブル名]の後に標準SQL でフィルタリングを行います。
Sage X3 Cloud からMySQL へのデータ同期には、ぜひCData Sync をご利用ください
このようにノーコードで簡単にSage X3 Cloud のデータをMySQL にレプリケーションできます。データ分析、AI やノーコードツールからのデータ利用などさまざまな用途でCData Sync をご利用いただけます。30日の無償トライアルで、シンプルでパワフルなデータパイプラインを体感してください。
日本のユーザー向けにCData Sync は、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。
CData Sync の 導入事例を併せてご覧ください。