次世代ターミナル Warp と Salesforce を MCP で接続(CData Connect AI)

Yazhini G
Yazhini G
Technical Marketing Engineer
次世代ターミナル Warp から Salesforce のデータを操作する手順を解説。CData Connect AI の Remote MCP Server で接続を設定し、Warp Agent にリアルタイムの Salesforce のデータを自然言語で操作させます。

Warp は、モダンなターミナルと AI エージェントを組み合わせたエージェント型の開発環境です。大規模言語モデル(LLM)との対話や Model Context Protocol(MCP) サーバーとの連携に対応しているため、ターミナルを離れることなく、エージェントから外部のリアルタイムデータソースにアクセスできます。

Warp 組み込みの MCP Server 経由で CData Connect AI と連携すると、Warp Agent はガバナンスの効いたリアルタイムの Salesforce のデータにアクセスできるようになります。連携用のコードを書かなくても、Salesforce のデータの探索や自然言語での質問、レコードの操作ができます。

この記事では、Connect AI での Salesforce 接続の設定、Warp での CData MCP Server の設定、Warp Agent からリアルタイムの Salesforce のデータを操作する方法の3点をご紹介します。

Salesforce とのデータ連携について

CData を使えば、Salesforce のリアルタイムデータへのアクセスと他システムとの連携を簡単に実現できます。CData の接続機能は、主に次のような用途で活用されています。

  • カスタムエンティティやフィールドを含む、Salesforce の全データへのアクセス
  • アトミック処理・バッチ処理による更新操作
  • Salesforce データの読み取り・書き込み・更新・削除
  • SOAP API バージョン 30.0 への対応による、最新 Salesforce 機能の活用
  • SOQL による複雑なクエリを Salesforce サーバー側で処理する、プッシュダウンによるパフォーマンス向上
  • SQL ストアドプロシージャによるジョブの作成・取得・中止・削除、添付ファイルやドキュメントのアップロード・ダウンロード

Salesforce データは、他システムと組み合わせて活用されるケースも多く見られます。

  • ERP、マーケティングオートメーション、HCM などの他システム
  • Power BI、Tableau、Looker といった BI/分析ツール
  • データベースやデータウェアハウス

CData ソリューションが Salesforce とどのように連携するかについての詳細は、Salesforce 連携ページをご覧ください。

関連リンク


ステップ 1:Warp 用に Salesforce への接続を設定

Warp から Salesforce への接続は、Connect AI の Remote MCP Server を通じて実現されます。Warp からSalesforce のデータを操作するために、まず Connect AI で Salesforce のコネクションを作成・設定していきましょう。

  1. Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
  2. Connect AI での接続の追加
  3. Add Connection パネルから Salesforce を選択
  4. データソースの選択
  5. Salesforce に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    Salesforce 接続プロパティの設定方法

    埋め込みOAuth(UI でのログイン)による接続設定

    それでは、Salesforce への接続について説明していきましょう。最も簡単な方法として、Salesforce にログインする際と同様にUI 上からログインするだけで接続設定が完了します(埋め込みOAuth)。この方法をご利用になる場合は、「Salesforce への接続」をクリックしてください。

    標準認証の設定

    埋め込みOAuth 以外の方法を利用する場合、以下の3つの認証方式をご利用いただけます。標準的な認証方式では、以下の情報が必要となります。

    • ユーザー名
    • パスワード
    • セキュリティトークン

    セキュリティトークンの取得方法については、セキュリティトークン取得手順をご確認ください。

    OAuth 認証の設定

    ユーザー名とパスワードによる認証がご利用いただけない(避けたい)場合は、OAuth 認証をお使いいただけます。

    SSO(シングルサインオン)の設定

    IDプロバイダー経由でのシングルサインオンをご利用になる場合は、以下のプロパティを設定してください。

    • SSOProperties
    • SSOLoginUrl
    • TokenUrl

    多要素認証(MFA)

    Salesforce 組織で MFA の強制が有効になっている場合は、MFACode の設定が必要です。認証アプリ(Salesforce Authenticator や Google Authenticator など)で生成されたワンタイムパスコード(TOTP)を入力してください。MFACode は OAuth 認証・ログイン認証の両方に対応しています。

    より詳細な設定手順については、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションをご確認ください。

    接続の設定(Salesforce の例)
  6. 「Save & Test」をクリック
  7. Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新
  8. 権限の更新

Personal Access Token の追加

Personal Access Token(PAT)は、Warp から Connect AI への接続を認証するために使用します。アクセス制御をきめ細かく保つため、連携ごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。

  1. Connect AI アプリ右上の歯車アイコン()をクリックして Settings を開く
  2. Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
  3. PAT にわかりやすい名前を付けて Create をクリック
  4. 新しい PAT の作成
  5. 表示されたトークンをコピーして安全に保管してください。一度しか表示されません

Salesforce のコネクションと PAT の設定が完了しました。これで Warp は Connect AI 経由で Salesforce のデータに接続する準備が整いました。

ステップ 2:Warp で Connect AI を設定

続いて、Warp で Warp Agent を有効にし、LLM プロバイダーと Connect AI の MCP エンドポイントを設定します。これで、エージェントがリアルタイムデータのツールを検出・呼び出せるようになります。

  1. Warp をダウンロード・インストールし、Warp アカウントにサインアップまたはログインします
  2. ウィンドウ左上の Tabs panel アイコンをクリックするか、Ctrl + Shift + B を押します Warp で Tabs panel を開く
  3. Settings をクリックして Agents を展開し、Warp Agent を選択して Warp Agent のトグルをオンにします Settings で Warp Agent を有効化

LLM プロバイダーの設定

Warp Agent がプロンプトを解釈し、どの MCP ツールを呼び出すかを判断するには、LLM プロバイダーが必要です。お好みのプロバイダーの API キーを追加しましょう。

  1. 同じ Warp Agent ページで、Custom Inference セクションまでスクロールします
  2. 使用する LLM プロバイダー(OpenAI、Anthropic、Google など)の API キーを入力します Custom Inference で LLM の API キーを追加

Connect AI MCP Server の追加

  1. Agents の下にある MCP servers をクリックし、 Add をクリック Warp で新しい MCP サーバーを追加
  2. Add New MCP Server エディターに、以下の JSON 設定を貼り付けます:
    {
      "mcpServers": {
        "CData_Connect_AI": {
          "url": "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp",
          "headers": {
            "Authorization": "Basic your_base64_encoded_email_PAT"
          }
        }
      }
    }

    注意:Connect AI のユーザーメールアドレスと PAT を email:PAT の形式で組み合わせ、その文字列を Base64 エンコードして先頭に Basic を付けてください。例えば [email protected]:ABC123...XYZ の場合、ヘッダーの値は Basic dXNlckBteWRvbWFpbjphSzkvbVB4Mi9Rcjd2TjQ... のような値になります

    Connect AI MCP Server の設定
  3. Save をクリックして MCP サーバーを追加
  4. My MCPs に CData_Connect_AI が表示され、トグルが有効になっていてツールが利用可能な状態であることを確認します Warp で Connect AI MCP Server が有効になっていることを確認

MCP サーバーと LLM プロバイダーの設定が完了したので、Warp Agent は Connect AI 経由でリアルタイムの Salesforce のデータを操作できる状態になりました。

ステップ 3:Warp Agent からリアルタイムの Salesforce のデータを操作

それでは、Warp Agent で自然言語のプロンプトを使って、リアルタイムの Salesforce のデータを探索してみましょう。

  1. 左ナビゲーションバーの アイコンをクリックし、Agent を選択 Warp で新しいエージェントの会話を開始
  2. データを操作するプロンプトを入力します。例:
    • CData_Connect_AI の MCP 接続で利用可能なデータソースを一覧表示して
    • Salesforce で探索できる内容を教えて
    • Salesforce のデータから最新のレコードを 5 件取得して
    Warp Agent にプロンプトを入力
  3. エージェントが Connect AI MCP Server を呼び出し、Salesforce のデータをリアルタイムで取得して返します Warp Agent からリアルタイムデータを操作

これで Warp Agent が Connect AI MCP Server を呼び出し、Remote MCP ツールを通じてリアルタイムの Salesforce のデータを操作できるようになりました。ここまでの操作はすべてターミナル上で完結します。

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