Meta MuseからSalesforce のデータに連携する方法(Connect AI)

CData Connect AI でMeta の AI エージェント Muse からSalesforce のデータにセキュアにアクセス・操作できるようにします。

Muse は、Muse Spark モデルをベースに開発された Meta のパーソナル AI エージェントで、iOS、Android、Web で利用できます。リモートModel Context Protocol(MCP)サーバーに接続できるため、データソースを Muse に指定すればエージェント側でリアルタイムデータのツールを検出して呼び出せるようになります。

Muse を Remote MCP Server 経由で CData Connect AI と連携すると、Muse はガバナンスの効いたリアルタイムのSalesforce のデータへアクセスできるようになります。自然言語のプロンプトでデータの探索、レコードの取得、オブジェクトの操作が行えます。なお、すべてのリクエストは認可されたデータソースに対して実行されます。

この記事では、Connect AI での Salesforce 接続設定、Personal Access Token の生成、Muse での Connect AI Remote MCP Server へのカスタムコネクタの作成、そして Muse からリアルタイムSalesforce データを操作する手順をご紹介します。

Salesforce とのデータ連携について

CData を使えば、Salesforce のリアルタイムデータへのアクセスと他システムとの連携を簡単に実現できます。CData の接続機能は、主に次のような用途で活用されています。

  • カスタムエンティティやフィールドを含む、Salesforce の全データへのアクセス
  • アトミック処理・バッチ処理による更新操作
  • Salesforce データの読み取り・書き込み・更新・削除
  • SOAP API バージョン 30.0 への対応による、最新 Salesforce 機能の活用
  • SOQL による複雑なクエリを Salesforce サーバー側で処理する、プッシュダウンによるパフォーマンス向上
  • SQL ストアドプロシージャによるジョブの作成・取得・中止・削除、添付ファイルやドキュメントのアップロード・ダウンロード

Salesforce データは、他システムと組み合わせて活用されるケースも多く見られます。

  • ERP、マーケティングオートメーション、HCM などの他システム
  • Power BI、Tableau、Looker といった BI/分析ツール
  • データベースやデータウェアハウス

CData ソリューションが Salesforce とどのように連携するかについての詳細は、Salesforce 連携ページをご覧ください。

関連リンク


ステップ 1:Meta Muse 用に Salesforce への接続を設定

Muse から Salesforce への接続は、Connect AI の Remote MCP Server を通じて実現されます。Muse からSalesforce のデータを操作するために、まず Connect AI で Salesforce のコネクションを作成・設定していきましょう。

  1. Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
  2. Connect AI での接続の追加
  3. Add Connection パネルから Salesforce を選択
  4. データソースの選択
  5. Salesforce に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    Salesforce 接続プロパティの設定方法

    埋め込みOAuth(UI でのログイン)による接続設定

    それでは、Salesforce への接続について説明していきましょう。最も簡単な方法として、Salesforce にログインする際と同様にUI 上からログインするだけで接続設定が完了します(埋め込みOAuth)。この方法をご利用になる場合は、「Salesforce への接続」をクリックしてください。

    標準認証の設定

    埋め込みOAuth 以外の方法を利用する場合、以下の3つの認証方式をご利用いただけます。標準的な認証方式では、以下の情報が必要となります。

    • ユーザー名
    • パスワード
    • セキュリティトークン

    セキュリティトークンの取得方法については、セキュリティトークン取得手順をご確認ください。

    OAuth 認証の設定

    ユーザー名とパスワードによる認証がご利用いただけない(避けたい)場合は、OAuth 認証をお使いいただけます。

    SSO(シングルサインオン)の設定

    IDプロバイダー経由でのシングルサインオンをご利用になる場合は、以下のプロパティを設定してください。

    • SSOProperties
    • SSOLoginUrl
    • TokenUrl

    多要素認証(MFA)

    Salesforce 組織で MFA の強制が有効になっている場合は、MFACode の設定が必要です。認証アプリ(Salesforce Authenticator や Google Authenticator など)で生成されたワンタイムパスコード(TOTP)を入力してください。MFACode は OAuth 認証・ログイン認証の両方に対応しています。

    より詳細な設定手順については、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションをご確認ください。

    接続の設定(Salesforce の例)
  6. 「Save & Test」をクリック
  7. Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新
  8. 権限の更新

Personal Access Token の追加

Personal Access Token(PAT)は、Muse から Connect AI への接続を認証するために使用します。アクセス制御の粒度を維持するために、連携ごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。

  1. Connect AI アプリ右上の歯車アイコン()をクリックして Settings を開く
  2. Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
  3. PAT にわかりやすい名前を付けて Create をクリック
  4. 新しい PAT の作成
  5. 表示されたトークンをコピーして安全に保管してください。一度しか表示されません

Salesforce のコネクションと PAT の設定が完了しました。これで Muse は Connect AI 経由でSalesforce のデータに接続する準備が整いました。

ステップ 2:Meta Muse で Connect AI MCP Server へのカスタムコネクタを作成

Muse には「MCP サーバーを追加する」ための設定フォームがありません。その代わり、Connect AI Remote MCP Server を指すカスタムコネクタを作ってほしい、と Muse に自然言語で依頼します。Connect AI Remote MCP Server は Streamable HTTP に対応した、ホスト型のパブリック HTTPS エンドポイントです。Muse は公式の MCP SDK を使ってセキュアな VM 上にコネクタを構築し、利用可能な Connect AI のデータツールを検出して呼び出します。

  1. iOS、Android、Web のいずれかで Muse を開き、新しいチャットを開始します
  2. Connect AI Remote MCP Server へのカスタムコネクタを作成するよう Muse に依頼します。その際、サーバーの URL と、エンドポイントが Streamable HTTP で動作するホスト型 MCP サーバーであることを伝えます。例:
    CData Connect AI へのカスタムコネクタを作成してください。https://mcp.cloud.cdata.com/mcp で公開されている Streamable HTTP 対応のホスト型 MCP サーバーで、Authorization ヘッダーが必要です。
  3. Muse が資格情報の入力を求めてきたら、チャットとは別のセキュアな入力フローが開き、入力した値は Secure Credentials Store に保存されます。Authorization ヘッダーの値を Basic your_base64_encoded_email_PAT の形式で入力します

    注意:Authorization の値は、email:PAT を Base64 エンコードし、先頭に Basic を付けたものです。この値は必ず Muse のセキュアな資格情報入力画面で入力し、チャット欄には絶対に入力しないでください。

  4. Muse が Connect AI MCP Server に接続し、利用可能なデータツールの一覧を表示します。カスタムコネクタの確認内容をチェックして Continue をクリックします。Muse から連携をスキルとして保存するか尋ねられたら yes を選択しておくと、以降のすべてのチャットでコネクタを利用できます Continue をクリック

カスタムコネクタを保存すると、どのチャットからでも Connect AI のツールを使えるようになります。

ステップ 3:Meta Muse からリアルタイム Salesforce のデータ を操作

連携設定が完了したら、Muse から自然言語のプロンプトでリアルタイムSalesforce のデータを操作してみましょう。

  1. Muse のチャットで、Connect AI コネクタを使うプロンプトを入力します。例:
    • CData Connect AI コネクタを使って、利用可能なコネクションを一覧表示して
    • Salesforce で利用可能なオブジェクトとフィールドを表示して
    • Salesforce から上位 5 件のレコードを取得して
  2. Sentinel のダイアログが表示されたら、ツールの呼び出しを承認します
  3. Muse が Connect AI MCP Server を呼び出し、Salesforce のデータのリアルタイム結果を返します Muse からのリアルタイムデータのクエリ

これで Muse が Connect AI MCP Server と通信し、チャットから直接 Remote MCP ツールを通じてリアルタイムSalesforce のデータを取得できるようになりました。

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