UI/UX 特化ローコード開発ツール NEXACRO BEYOND を使ってJD Edwards と連携したアプリを開発する方法
NEXACRO BEYOND は UI/UX に特化したローコード開発ツールおよびその実行基盤です。この記事では、CData Connect AI を経由して NEXACRO BEYOND からJD Edwards に連携し、アプリを開発する方法を紹介します。
CData Connect AI は、JD Edwards のデータのクラウド to クラウドの仮想OData インターフェースを提供し、NEXACRO BEYOND からリアルタイムにJD Edwards データへ連携することができます。
Connect AI を構成する
NEXACRO BEYOND でJD Edwards のデータをリアルタイムで操作するには、Connect AI からJD Edwards に接続し、コネクションにユーザーアクセスを提供してJD Edwards のデータのOData エンドポイントを作成する必要があります。
パーソナルアクセストークンの追加
MotionBoard への接続には、パスワードの代わりとしてパーソナルアクセストークンを利用します。セキュアなアクセス管理を実現するには、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
- Connect AI アプリの右上にある歯車アイコンをクリックします。
- Settings ページで「Access Tokens」タブに移動し、 Create PAT をクリックします。
- PAT の名前を入力して Create をクリックします。
- パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、コピーして安全に保存してください。
Connect AI からJD Edwards に接続
CData Connect AI では、簡単なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。
- Connect AI にログインし、 Add Connection をクリックします。
- Add Connection パネルから「JD Edwards」を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力し、JD Edwards に接続します。
ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。
- URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
- User:JD Edwards のユーザー名。
- Password:JD Edwards のパスワード。
- Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
- Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
- DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
- Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。
公開するデータの選択
JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。
- DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
- SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。
接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。
- Create & Test をクリックします。
- Edit JD Edwards Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
Connect AI にJD Edwards OData エンドポイントを追加する
JD Edwards に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。
- OData ページに移動し、 Add to create new OData endpoints をクリックします。
- JD Edwards コネクション(例:JDEdwards1)を選択し、Next をクリックします。
- 使用するテーブルを選択し、Confirm をクリックします。
コネクションとOData エンドポイントが構成されたら、NEXACRO BEYOND からJD Edwards に接続できるようになります。
プロジェクトの作成
Web API の準備が整ったのでNEXACRO BEYOND によるアプリケーション開発を進めていきます。NEXACRO BEYOND のアプリケーションは NEXACRO Studio というツールを用いて開発します。
- まず、NEXACRO Studio を立ち上げて新しいプロジェクトを作成しましょう。
- 任意の名称でProject を作成します。
- 作成するアプリケーションの種類は今回はDesktop としました。
- Template から「Full」を選択して、「Finish」をクリックします。
Form の作成
プロジェクトを作成したら、一覧画面を表示するためのForm を作成しておきます。
- 「File」→「New」→「Form(.xfdl)」を選択し
- 任意の名称でEmpty Form を作成します。
- 以下のようにフォームが表示できればOKです。
DataObject の作成
続いてWeb API との通信の部分を作り込んでいきます。NEXACRO BEYOND ではDataObject という機能を用いて、JSON フォーマットのWeb API との通信やデータ制御を行うようになっています。
- まず「DataObject」を画面に配置します。
- DataObject を配置すると、Invisible Object の一覧に配置したDataObject が表示されるので右クリックから「Edit」を選択します。
- このJson Content Editor でJSON のオブジェクト構造を確認します。ここで先ほどCData Connect AI で定義したリソースのエンドポイントを指定します。その際にクエリパラメータでの認証も入力しておきましょう。
- 併せて、今回はアプリケーションを実行したときに通信が行われるように「preload」を「true」に指定しておきました。
Dataset を構成する
今回は最終的に一覧画面を作るわけですが、一覧画面のコンポーネントはJSON のように不定形なオブジェクトだとバインディングすることができません。
そこで、一度DataObject を「Dataset」という画面上で利用できるオブジェクトにマッピングしてあげた上で、UI 上で表示できるようにします。
- 「Dataset」を先ほどと同じように画面に配置します。
- 作成したDataset の「binddataobject」で先ほど作成したDataObject を選択し、次に「dataobjectpath」を編集します。
- 以下のようなData Path Editor という画面で、JSON のオブジェクト構造をどのようにマッピングするかを構成できます。
- CData Connect AI で作成されたWeb API「$.value」というJSON Path でレコードに分解できます。そのため DataObject Path に「$.value [*]」と入力して、リロードし、各カラムをマッピングさせます。
Grid の作成
最後に一覧表示用のGrid を配置して、取得したデータを表示してみましょう。
- Grid をキャンパス上に配置します。
- Grid を配置後、先ほど定義したDataset をGrid 上にドラッグ・アンド・ドロップで持っていくと、以下のよう一覧画面が表示されます。
このように、CData Connect AI を経由することで、API 側の複雑な仕様を意識せずにAPI 連携アプリをNEXACRO BEYOND で開発できます。他にも多くのデータソースに対応するCData Connect AI の詳細をこちらからご覧ください。