SAP Analytics Cloud でJD Edwards のデータを分析

加藤龍彦
加藤龍彦
デジタルマーケティング
CData Connect AI を使用してJD Edwards のOData API を作成し、SAP Analytics Cloud でJD Edwards のデータをリアルタイムでビジュアライズします。



SAP Analytics Cloud は、クラウドベースのビジネスインテリジェンスプラットフォームです。CData Connect AI は、JD Edwards へのリアルタイム接続を作成し、JD Edwards のOData API(Analytics Cloud でネイティブにサポート)を生成するために使用できます。SAP Analytics Cloud をCData Connect AI と組み合わせることで、すべてのSaaS およびクラウドベースのビッグデータとNoSQL ソースへの、データを移行したり統合したりする必要のないクラウド間接続が可能になります。ほかのOData サービスと同様に、Connect AI に接続するだけで、すべてのデータに瞬時にリアルタイムアクセスできます。

この記事では、SAP Analytics Cloud からCData Connect AI 経由でJD Edwards に接続し、モデルと簡単なダッシュボードを作成する手順を説明します。

Connect AI を構成する

SAP Analytics Cloud でJD Edwards のデータをリアルタイムで操作するには、Connect AI からJD Edwards に接続し、コネクションにユーザーアクセスを提供してJD Edwards のデータのOData エンドポイントを作成する必要があります。

JD Edwards に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

パーソナルアクセストークンの追加

OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

  1. Connect AI アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
  2. User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
  3. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 Creating a new PAT
  4. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

Connect AI からJD Edwards に接続

CData Connect AI では、簡単なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。

  1. Connect AI にログインし、 Add Connection をクリックします。 Adding a Connection
  2. Add Connection パネルから「JD Edwards」を選択します。 データソースを選択
  3. 必要な認証プロパティを入力し、JD Edwards に接続します。

    ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。

    • URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
    • User:JD Edwards のユーザー名。
    • Password:JD Edwards のパスワード。
    • Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
    • Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
    • DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
    • Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。

    公開するデータの選択

    JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。

    • DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
    • SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。

    接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。

    接続の設定(Salesforce の表示)
  4. Create & Test をクリックします。
  5. Edit JD Edwards Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新

Connect AI にJD Edwards OData エンドポイントを追加する

JD Edwards に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

  1. OData ページに移動し、 Add to create new OData endpoints をクリックします。
  2. JD Edwards 接続(例:JDEdwards1)を選択し、Next をクリックします。
  3. 使用するテーブルを選択し、Confirm をクリックします。 テーブルを選択(Salesforce の例)

コネクションとOData エンドポイントを設定したら、SAP Analytics Cloud からJD Edwards のデータに接続できます。

SAP Analytics Cloud でJD Edwards のデータのモデルを作成する

JD Edwards への接続が設定されてOData エンドポイントが作成されると、SAP Analytics Cloud でJD Edwards のデータのモデルを作成できるようになります。

  1. Analytics Cloud インスタンスにログインし、メニューから「Create」->「Model」と進みます。
  2. 「Get data from a datasource」から「OData Services」を選択します。
  3. Connect AI OData への既存の接続を選択、または新しい接続を作成します。
    • 「Connection Name」を設定します。
    • 「Data Service URL」をOData API のBase URL(https://cloud.cdata.com/api/odata/service)に設定します。
    • 「Authentication Type」をBasic Authentication に設定します。
    • User Name をCData Connect AI のユーザー名(例:[email protected])に設定します。
    • Password を上記のユーザーのPAT に設定します。
    Creating a new OData Services Connection
  4. 「Create a new query」を選択して「Next」をクリックします。
  5. Execute に名前を付け、OData エンドポイント(AccountsPayable.AccountLedger など)を選択して「Next」をクリックします。 Choosing a Connect AI OData endpoint to query
  6. 使用したいカラムを「Selected Data」ワークスペースにドラッグし、「Create」をクリックします。 Selecting fields (columns) from the OData endpoint
  7. この時点でドラフトのデータソースが作成されるため、ドラフトをクリックしてモデルを完成させます。
  8. 計算ディメンション、場所ディメンションの作成、データソースの結合などの変換を実行し、「Create Model」をクリックします。 Finalizing the model
  9. モデルに名前を付け、「OK」をクリックします。

SAP Analytics Cloud にダッシュボードを構築する

モデルが作成されたら、JD Edwards のデータを使用してSAP Analytics Cloud でダッシュボードを作成できるようになります。

  1. メニューから「Create」->「Story」とクリックします。
  2. SAP Analytics Template をクリックします。(この記事では、「Dashboard」テンプレートを使用します。)
  3. レイアウトを選択して「Apply」をクリックします。
  4. 「More」メニューから挿入するビジュアライゼーション(チャート)を選択します。 Inserting a visualization
  5. ビジュアライズするモデルを選択します。
  6. 構造と必要なメジャー、ディメンションを選択します。
  7. ストアを保存します。 Saving the Story

詳細と無料トライアル

これで、リアルタイムのJD Edwards のデータから簡単で強力なダッシュボードが作成できました。JD Edwards(および350を超えるほかのデータソース)からのOData フィードの作成方法の詳細については、Connect AI ページにアクセスしてください。無償トライアルにサインアップして、SAP Analytics Cloud でリアルタイムJD Edwards のデータの操作をはじめましょう。

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