Apache Camel を使用してJD Edwards のデータと連携

加藤龍彦
加藤龍彦
デジタルマーケティング
Apache Camel のルーティングとCData JDBC Driver を使用してJD Edwards のデータをディスク上のJSON ファイルにコピーするシンプルなJava アプリを作成。



Apache Camel は、データを消費または生成するさまざまなシステムを統合できる、オープンソースの統合フレームワークです。CData JDBC Driver for JDEdwards と組み合わせることで、リアルタイムJD Edwards のデータと連携するCamel ルートを使用するJava アプリを作成できます。この記事では、JD Edwards のデータをJSON ファイルに接続、クエリ、及びルーティングするアプリをNetBeans で作成する方法について説明します。

ビルトインの最適化されたデータ処理により、CData JDBC Driver は、リアルタイムJD Edwards のデータとやり取りする際に比類のないパフォーマンスを提供します。JD Edwards に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をJD Edwards に直接プッシュし、組み込まれたSQL エンジンを利用してサポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)をクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータソース型を使用してJD Edwards のデータを操作および分析することができます。

新しいMaven/Java プロジェクトを作成する

以下の手順に従って、新しいJava プロジェクトを作成し、適切な依存関係を追加します。

  1. NetBeans を開き、新しいプロジェクトを作成します。
  2. カテゴリリストからMaven を選択し、プロジェクトリストからJava Application を選択して、「Next」をクエリします。
  3. プロジェクトに名前を付け、他のプロパティを調整して「Finish」をクリックします。
  4. ソースパッケージで新しいJava クラス(ここではApp.java を使用)を作成し、クラスにmain メソッドを追加します。

プロジェクトの依存関係を追加する

プロジェクトが作成されたら、アプリからリアルタイムJD Edwards のデータを操作するために必要な依存関係を追加できるようになります。まだMaven を環境にインストールしていない場合、CData JDBC ドライバのJAR ファイルをプロジェクトに追加するのに必要なため、インストールしてください。

Maven を使用してCData JDBC Driver for JDEdwards をインストールする

  1. JD Edwards 用のCData JDBC Driver をダウンロードしてパッケージを解凍し、JAR を実行してドライバーをインストールします。
  2. Maven を使用し、コネクタとしてJDBC Driver をインストールします。
    mvn install:install-file
    	-Dfile="C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for JDEdwards 2019\lib\cdata.jdbc.jdedwards.jar"
    	-DgroupId="org.cdata.connectors"
    	-DartifactId="cdata-jdedwards-connector"
    	-Dversion="19"
    	-Dpackaging=jar
    

JDBC Driver をインストールしたら、プロジェクトに依存関係を追加できます。依存関係を追加するには、pom.xml を編集するか、依存関係にあるフォルダを右クリックして「Add Dependency」をクリックします。各依存関係のプロパティは以下の通りですが、「Add Dependency」ウィザードの「Query」ボックスに依存関係の名前を入力することで使用可能なライブラリを検索できます。

Selecting a dependency

必要な依存関係

DependencyGroup IDArtifact IDVersion
camel-coreorg.apache.camelcamel-core3.0.0
camel-jacksonorg.apache.camelcamel-jackson3.0.0
camel-jdbcorg.apache.camelcamel-jdbc3.0.0
camel-jsonpathorg.apache.camelcamel-jsonpath3.0.0
cdata-jdedwards-connectororg.cdata.connectorscdata-salesforce-connector19
commons-dbcp2org.apache.commonscommons-dbcp22.7.0
slf4j-log4j12org.slf4jslf4j-log4j121.7.30
log4jorg.apache.logging.log4jlog4j2.12.1

Camel を使用してJava アプリでJD Edwards のデータにアクセスする

必要な依存関係を追加したら、Java DSL(Domain Specific Language)を使用してリアルタイムJD Edwards のデータにアクセスできるルートを作成できます。以下はコードの一部です。サンプルプロジェクト(zip ファイル)をダウンロードして以下を実行してください。(TODO コメントに注意してください。)

必要なクラスをメインクラスにインポートすることから始めます。

import org.apache.camel.CamelContext;
import org.apache.camel.builder.RouteBuilder;
import org.apache.camel.impl.DefaultCamelContext;
import org.apache.camel.support.SimpleRegistry;
import org.apache.commons.dbcp2.BasicDataSource;
import org.apache.log4j.BasicConfigurator;

次に、main メソッドでロギングを構成し、新しいBasicDataSource を作成してレジストリに追加し、新しいCamelContext を作成して、最後にコンテクストへのルートに追加します。この例では、JD Edwards のデータをJSON ファイルにルーティングします。

ロギングを構成する

BasicConfigurator.configure();

BasicDataSource を作成する

BasicDataSource を作成し、ドライバークラス名(cdata.jdbc.salesforce.SalesforceDriver)とURL(必要な接続プロパティを使用)を設定します。

ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。

  • URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
  • User:JD Edwards のユーザー名。
  • Password:JD Edwards のパスワード。
  • Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
  • Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
  • DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
  • Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。

公開するデータの選択

JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。

  • DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
  • SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。

接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。

BasicDataSource basic = new BasicDataSource();
basic.setDriverClassName("cdata.jdbc.jdedwards.JDEdwardsDriver");
basic.setUrl("jdbc:jdedwards:URL=https://your-jde-environment-app.example.com;User=admin;Password=myPassword;");

CData JDBC ドライバには、接続URL の構成に役立つ組み込みの接続文字列デザイナーが含まれています。

組み込みの接続文字列デザイナ

JDBC URL の構築については、JD Edwards JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。

java -jar cdata.jdbc.jdedwards.jar

接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

Using the built-in connection string designer to generate a JDBC URL (Salesforce is shown.)

BasicDataSource をレジストリに追加し、CamelContext を作成する

SimpleRegistry reg = new SimpleRegistry();
reg.bind("myDataSource", basic);

CamelContext context = new DefaultCamelContext(reg);

CamelContext にルーティングを追加する

以下のルーティングでは、timer コンポーネントを使用して一度実行し、SQL クエリをJDBC Driver に渡します。結果はJSON として整理され、(きれいに印刷できるようにフォーマットされて)file コンポーネントに渡され、JSON ファイルとしてディスクに書き込まれます。

context.addRoutes(new RouteBuilder() {
	@Override
	public void configure() {
		from("timer://foo?repeatCount=1")
			.setBody(constant("SELECT * FROM Account LIMIT 10"))
			.to("jdbc:myDataSource")
			.marshal().json(true)
			.to("file:C:\\Users\\USER\\Documents?fileName=account.json");
	}
});

CamelContext ライフサイクルを管理する

ルートを定義したら、CamelContext を開始してライフサイクルを始めます。この例では、10 秒待機してからコンテクストをシャットダウンします。

context.start();
Thread.sleep(10000);
context.stop();

無償トライアル、サンプルプロジェクト、テクニカルサポート

これで、Camel を使用してJD Edwards からJSON ファイルにデータをルーティングするJava アプリケーションを使用できるようになりました。CData JDBC Driver for JDEdwards の30日の無償評価版と、サンプルプロジェクトをダウンロードして(TODO コメントに注意して)、Apache Camel でリアルタイムJD Edwards のデータの操作を開始します。ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。

はじめる準備はできましたか?

JD Edwards Driver の無料トライアルをダウンロードしてお試しください:

 ダウンロード

詳細:

JD Edwards Icon JD Edwards JDBC Driver

JD Edwards 連携のパワフルなJava/J2EE アプリケーションを素早く作成して配布。