R から JDBC 経由でJD Edwardsののデータを分析

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Director, Technology Evangelism
CData JDBC Driver for JD Edwards を使って、お好みの開発環境と標準的な R 関数でJD Edwards のデータを分析できます。

R と Java がインストールされている環境であれば、純粋な R スクリプトと標準的な SQL を使用してJD Edwards のデータにアクセスできます。CData JDBC Driver for JD Edwards と RJDBC パッケージを使えば、R からリモートのJD Edwards のデータを操作できます。CData Driver を使用することで、業界で実績のある標準規格に準拠したドライバーを活用し、人気のオープンソース言語 R でデータにアクセスできます。この記事では、ドライバーを使ってJD Edwardsに SQL クエリを実行し、標準的な R 関数を呼び出してJD Edwards のデータを可視化する方法を説明します。

R のインストール

マルチスレッドとマネージドコードによるドライバーのパフォーマンス向上を最大限に活かすには、マルチスレッド対応の Microsoft R Open を使用するか、BLAS/LAPACK ライブラリとリンクされたオープンソース R を使用します。この記事では Microsoft R Open 3.2.3 を使用しています。このバージョンは、2016年1月1日時点の CRAN リポジトリのスナップショットからパッケージをインストールするように事前設定されており、再現性が確保されています。

RJDBC パッケージの読み込み

ドライバーを使用するには、RJDBC パッケージをダウンロードしてください。 RJDBC パッケージをインストールしたら、以下のコードでパッケージを読み込みます。


library(RJDBC)

JD Edwardsに JDBC データソースとして接続

JD Edwardsに JDBC データソースとして接続するには、以下の情報が必要です。

  • Driver Class: cdata.jdbc.jdedwards.JDEdwardsDriver に設定します。
  • Classpath: ドライバー JAR ファイルの場所を設定します。デフォルトでは、インストールフォルダの lib サブフォルダです。

dbConnect や dbSendQuery などの DBI 関数は、R でデータアクセスコードを記述するための統一されたインターフェースを提供します。以下のコードで、CData JDBC Driver for JD Edwards に JDBC リクエストを行う DBI ドライバーを初期化します。


driver <- JDBC(driverClass = "cdata.jdbc.jdedwards.JDEdwardsDriver", classPath = "MyInstallationDir\lib\cdata.jdbc.jdedwards.jar", identifier.quote = "'")

これで DBI 関数を使用してJD Edwardsに接続し、SQL クエリを実行できます。dbConnect 関数で JDBC 接続を初期化します。

ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。

  • URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
  • User:JD Edwards のユーザー名。
  • Password:JD Edwards のパスワード。
  • Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
  • Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
  • DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
  • Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。

公開するデータの選択

JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。

  • DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
  • SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。

接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。

組み込みの接続文字列デザイナー

JDBC URL の構築には、JD Edwards JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが便利です。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行してください。


java -jar cdata.jdbc.jdedwards.jar

接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

組み込みの接続文字列デザイナーを使用して JDBC URL を生成(Salesforce の例)

以下は、一般的な JDBC 接続文字列を含む dbConnect 呼び出しの例です。


conn <- dbConnect(driver,"jdbc:jdedwards:URL=https://your-jde-environment-app.example.com;User=admin;Password=myPassword;")

スキーマの検出

このドライバーは、JD Edwards API をリレーショナルテーブル、ビュー、ストアドプロシージャとしてモデル化します。以下のコードでテーブルの一覧を取得できます。


dbListTables(conn)

SQL クエリの実行

dbGetQuery 関数を使用して、JD Edwards API でサポートされている任意の SQL クエリを実行できます。


accountspayable.accountledger <- dbGetQuery(conn,"SELECT DocumentNumber, Amount FROM AccountsPayable.AccountLedger WHERE BusinessUnit = '100'")

以下のコマンドで、結果をデータビューアウィンドウに表示できます。


View(accountspayable.accountledger)

JD Edwards のデータのプロット

これで、CRAN リポジトリで利用可能なデータ可視化パッケージを使ってJD Edwards のデータを分析できます。組み込みのバープロット関数でシンプルな棒グラフを作成できます。


par(las=2,ps=10,mar=c(5,15,4,2))
barplot(accountspayable.accountledger$Amount, main="JD Edwards AccountsPayable.AccountLedger", names.arg = accountspayable.accountledger$DocumentNumber, horiz=TRUE)
基本的な棒グラフ(Salesforce の例)

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