RPA AutoMate でJD Edwards のデータを連携利用
AutoMate はHelpSystems 社が提供するRPA ツールです。700項目の自動化機能と15種類の自動実行トリガーが選択可能であるためあらゆるシーンを自動化することが可能です。
また、データベースにODBC経由で接続できるアクションが含まれており、CData ODBC Driverと組み合わせることでCData が対応しているさまざまなデータソースとノーコードで連携ができるようになります。
この記事では、AutoMate と CData ODBC ドライバを使って、JD Edwards に連携するタスクを作成します。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持った製品です。
- JD Edwards をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにJD Edwards のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてJD Edwards の接続を設定、2.Automate 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとJD Edwards への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからJDEdwards ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
- まずODBC DSN に必要な接続プロパティの値を入力します。 組み込みのMicrosoft ODBC データソースアドミニストレーターを使用してDSN を構成できます。 これは、ドライバのインストール時の最後のステップでも可能です。 Microsoft ODBC データソースアドミニストレータを使用してDSN を作成および設定する方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」の章を参照してください。
ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。
- URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
- User:JD Edwards のユーザー名。
- Password:JD Edwards のパスワード。
- Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
- Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
- DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
- Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。
公開するデータの選択
JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。
- DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
- SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。
接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。
- 入力後、接続テストが成功すれば設定は完了です。
AutoMate でタスクを作成する
それでは AutoMate でタスクを作成していきましょう。
- タスク アドミニストレーターを起動し新規タスクを作成します。
- 任意のタスク名を入力して、次へ進みます。
- トリガーを追加し、タスクビルダーを起動します。「タスクビルダーを開始する」をクリックします。
AutoMate でJD Edwards へのDB 接続を構成
続いて AutoMate でODBC への接続構成を行います。
- ODBC 接続は「データベース」のアクションを使って構成していきます。
- まずは接続を確立します。「SQL 接続を開く」アクションをドラッグアンドドロップで配置しましょう。
- プロパティの「接続」で接続設定をします。「接続の構築」をクリックします。
- 接続するプロバイダーを選択します。「Microsoft OLE DB Provider for ODBC Drivers」を選択します。
- データソースを指定します。接続設定は完了です。
JD Edwards のデータをAutoMate で扱う
接続セッションの構成が完了したら、実際にデータを読み取るアクションを設定しましょう。
- SQL クエリでデータを取得するため「SQL クエリ」アクションを配置します。
- 「SQL クエリ」アクション では「SQL ステートメント」に対してSQL を入力して、データを取得することができます。
- 取得したデータを後続ステップで利用するため、データセットを作成します。
- CSV に出力して取得データを確認します。
作成したタスクの動作を確認する
それでは作成したタスクを実際に動かしてみましょう。
- タスクは画面上にある「実行」で手動実行が可能です。
- 処理の完了は画面下の出力から確認できます。
- 指定したCSV ファイルを開きます。正常にJD Edwards のデータを元にしたCSV ファイルが生成されていました。