MicroStrategy Web でJD Edwards ODBC Driver を使用
MicroStrategy は、データドリブンイノベーションを可能にする分析およびモバイルプラットフォームです。MicroStrategy とCData ODBC Driver for JDEdwards を組み合わせると、MicroStrategy からデータベースと同じ感覚でリアルタイムJD Edwards のデータにアクセスできるようになり、より高度なレポートと分析が行えます。この記事では、MicroStrategy Web に外部データとしてJD Edwards を追加し、JD Edwards のデータの簡単なビジュアライゼーションを作成する方法について説明します。
CData ODBC ドライバーは、ドライバーに組み込みの最適化されたデータ処理により、MicroStrategy でリアルタイムJD Edwards のデータとやり取りする上で最高のパフォーマンスを提供します。MicroStrategy からJD Edwards に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をJD Edwards に直接プッシュし、サポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)は、組み込みのSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。ビルトインの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブのMicroStrategy データ型を使用してJD Edwards のデータをビジュアライズおよび分析できます。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- JD Edwards をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにJD Edwards のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてJD Edwards の接続を設定、2.MicroStrategy Web 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとJD Edwards への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからJDEdwards ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
JD Edwards への接続に関する情報と、Windows およびLinux 環境でのDSN の設定手順を以下で説明します。(ODBC Driver for JDEdwards は、接続されたMicroStrategy Intelligence Server をホストしているマシンにインストールする必要があります。)
ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。
- URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
- User:JD Edwards のユーザー名。
- Password:JD Edwards のパスワード。
- Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
- Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
- DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
- Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。
公開するデータの選択
JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。
- DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
- SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。
接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。
DSN を構成する際にはMax Rows 接続プロパティも設定できます。これにより返される行数が制限されるため、レポートやビジュアライゼーションを作成するときのパフォーマンスを向上させることができます。
Windows
接続プロパティが未設定の場合は、まずODBC DSN(データソース名)で設定します。これはドライバーインストール時の最後の手順にあたります。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。
Linux
CData ODBC Driver for JDEdwards をLinux 環境にインストールする場合、ドライバーのインストールによってDSN が事前に定義されます。DSN を変更するには、システムデータソースファイル(/etc/odbc.ini)を編集し、必要な接続プロパティを定義します。
/etc/odbc.ini
[CData JDEdwards Sys]
Driver = CData ODBC Driver for JDEdwards
Description = My Description
URL = https://your-jde-environment-app.example.com
User = admin
Password = myPassword
これらの設定ファイルの使用方法については、オンラインのヘルプドキュメントを参照してください。
MicroStrategy Web を使用してJD Edwards のデータに接続し、ビジュアライズする
MicroStrategy Developer でデータベースインスタンスを作成してプロジェクトに接続すると、MicroStrategy Web からJD Edwards のデータのデータインポートを実行できます。もしくは、ODBC Driver を使用して新しいデータソースを作成することもできます。*
- MicroStrategy Web を開き、プロジェクトを選択します。
- 「Add External Data」をクリックし、「Databases」を選択して「Import Option」として「Select Tables」を選びます。
- 「Import from Tables」ウィザードでクリックして新しいデータソースを追加します。
- DSN Data Source を選択します。
- DSN プロパティを、以前構成したDSN(CData JDEdwards Sys)に設定します。
- Version プロパティをGeneric DBMS に設定します。
- User プロパティとPassword プロパティを設定(もしくはフィラー値を使用)します。
- Data Source Name を設定します。
- データソースを作成したらカタログオプションをクリックして編集し、以下のクエリを設定して「OK」をクリックします。
- 以下は、データソースで使用可能なテーブルを取得するためのSQL ステートメントです。
SELECT CatalogName NAME_SPACE, TableName TAB_NAME FROM SYS_TABLES - 以下は、選択したテーブルのカラムを取得するためのSQL ステートメントです。
SELECT DISTINCT CatalogName NAME_SPACE, TableName TAB_NAME, ColumnName COL_NAME, DataTypeName DATA_TYPE, Length DATA_LEN, NumericPrecision DATA_PREC, NumericScale DATA_SCALE FROM SYS_TABLECOLUMNS WHERE TableName IN (#TABLE_LIST#) ORDER BY 1,2,3
- 以下は、データソースで使用可能なテーブルを取得するためのSQL ステートメントです。
- テーブルをペインにドラッグします。
Note:ライブ接続を作成するので、テーブル全体をインポートして、MicroStrategy 製品に固有のフィルタリングおよび集計機能を利用できます。 - 「Finish」をクリックして、ライブ接続するオプションを選択してクエリを保存し、新しいドシエを作成するオプションを選択します。

- ビジュアライゼーションを選択して表示するフィールドを選択し、フィルタを適用してJD Edwards のデータの新しいビジュアライゼーションを作成します。データ型は、動的なメタデータ検出によって自動的に検出されます。可能であれば、フィルタと集計によって生成された複雑なクエリはJD Edwards にプッシュダウンされ、サポートされていない操作(SQL 関数とJOIN 操作を含む)は、ドライバーに組み込まれたCData SQL エンジンによってクライアント側で管理されます。

- ドシエの設定が完了したら、「File」->「Save」とクリックします。
おわりに
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。
Note:ODBC Driver を使用して接続するには、3- または 4-Tier Architecture が必要です。