Amazon QuickSight で MySQL 接続を使用して JD Edwards のデータにアクセス
Amazon QuickSight を使用すると、AWS データソース、アップロードしたファイル、クラウド上の他のデータベースからビジュアライゼーションの構築、分析の実行、インサイトの取得を素早く行うことができます。CData SQL Gateway と組み合わせることで、オンプレミスとクラウドの両方で数百種類のビッグデータ、NoSQL、SaaS ソースに対して同じ機能を利用できます。本記事では、SQL Gateway と CData ODBC Driver for JD Edwards を使用して、Amazon QuickSight の MySQL 接続経由でJD Edwards のデータにアクセスする方法を説明します。直接クエリを使用したリアルタイムアクセス、または SPICE へのデータインポートのどちらも可能です。
JD Edwards のデータに接続
まだ行っていない場合は、データソース名(DSN)で必要な接続プロパティの値を指定してください。組み込みの Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使用して DSN を設定できます。これはドライバーインストールの最後のステップでもあります。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使用して DSN を作成・設定する方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」の章を参照してください。
ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。
- URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
- User:JD Edwards のユーザー名。
- Password:JD Edwards のパスワード。
- Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
- Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
- DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
- Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。
公開するデータの選択
JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。
- DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
- SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。
接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。
DSN を設定する際に、Max Rows 接続プロパティも設定することをお勧めします。これにより返される行数を制限でき、レポートやビジュアライゼーションを設計する際のパフォーマンス向上に特に効果的です。
SQL Gateway を設定
SQL Gateway 概要を参照して、JD Edwards のデータ を仮想 MySQL データベースとして接続を設定してください。クライアントからの MySQL リクエストをリッスンする MySQL リモーティングサービスを設定します。サービスは SQL Gateway UI で設定できます。
QuickSight から SQL Gateway に接続するには、インターネット接続可能なマシンで SQL Gateway を実行する必要があります。SQL Gateway を設定した後、以下の情報をメモしておいてください。
- SQL Gateway をホストしているマシンの IP アドレスまたはドメイン名
- MySQL サービスのデータソース名(通常は CData JDEdwards Sys)
- MySQL サービスのポート番号
- サービスへのアクセス権を持つ SQL Gateway ユーザーの資格情報
リモートアクセスの設定
ODBC Driver とリモーティングサービスがオンプレミスにインストールされている(Amazon QuickSight からアクセスできない)場合は、リバース SSH トンネリング機能を使用してリモートアクセスを有効にできます。詳細な手順については、Knowledge Base の記事「SQL Gateway SSH トンネリング機能」を参照してください。
QuickSight で JD Edwards に接続
JD Edwards ODBC Driver 用に MySQL サービスを設定したら、QuickSight でデータに接続する準備が整いました。QuickSight コンソールにログインし、「Manage Data」をクリックしてから「New Data Set」をクリックし、データソースとして MySQL を選択します。
SQL Gateway で設定した JD Edwards 用の MySQL サービスの値を使用してデータセットを設定します(データベース名には DSN を使用してください)。接続を検証し、「Create Data Source」をクリックします。
QuickSight で JD Edwards のデータを可視化
本記事では、データビジュアライゼーションにカスタム SQL クエリを使用します。「Edit/Preview Data」をクリックし、表示される Data Prep 画面で以下の手順に従います。
- データセットに名前を付けます(例:AccountsPayable.AccountLedger)。
- データを QuickSight SPICE にインポートする場合は SPICE オプションをクリックします。そうでない場合は、QuickSight がデータを直接クエリします。
- Tables メニューの下で「Switch to Custom SQL Tool」をクリックします。
- SQL クエリに名前を付けます。
- カスタム SQL クエリを入力します。例:
SELECT DocumentNumber, Amount FROM AccountsPayable.AccountLedger - 「Finish」をクリックします。
- 「Save & Visualize」をクリックします。
データセットを保存したら、ビジュアライゼーションを設定できます。可視化するカラムを選択し、ビジュアルタイプを選択します。ビジュアライゼーションは、名前からデータの集計方法までカスタマイズできます。
CData ODBC Driver for JD Edwards と SQL Gateway を使用すると、Amazon QuickSight でJD Edwards のデータのデータビジュアライゼーションの構築や分析を簡単に行うことができます。オンプレミスのデータに AWS QuickSight からアクセスする方法など、ご質問がありましたらサポートチームまでお問い合わせください。