Linux/UNIX 上のPython からJD Edwards のデータにデータ連携
CData ODBC Driver for JDEdwards を使えば、豊富なPython のエコシステムを使ったデータ連携が簡単に行えます。CData Linux/UNIX ODBC Driver for JDEdwards とpyodbc module を使って、簡単にJD Edwards に連携するPython アプリケーションを構築したり、データ分析が手軽に行えます。本記事では、pyodbc のビルトイン関数を使って、JD Edwards に接続し、クエリを実行、表示する方法を説明します。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- JD Edwards をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにJD Edwards のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてJD Edwards の接続を設定、2.Linux 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC Drivers をUNIX/Linux マシンで利用
CData ODBC Drivers は、Ubuntu、Debian、RHEL、CentOS、Fedora などの様々なRed Hat ベースおよびDebian ベースのシステムでサポートされています。必要なライブラリとパッケージもいくつかあり、システムによってはそれらがデフォルトでインストールされる場合があります。Linux オペレーティングシステムのサポートされているバージョンと必要なライブラリの詳細については、ヘルプドキュメント(オンラインでインストールおよび検索)の[はじめに]セクションを参照してください。
Driver Manager のインストール
ドライバーをインストールする前に、システムにドライバーマネジャーがあることを確認してください。この記事では、広くサポートされている無料のオープンソースODBC ドライバーマネジャーであるunixODBC を使用します。
Ubuntu のようなDebian ベースのシステムの場合、APT パッケージマネジャーを使用してunixODBC をインストールできます。
$ sudo apt-get install unixODBC unixODBC-dev
Red Hat Linux に基づくシステムの場合、yum またはdnf を使用して、unixODBC をインストールできます。
$ sudo yum install unixODBC unixODBC-devel
unixODBC ドライバーマネジャーは、odbcinst.ini ファイルからドライバーに関する情報を読み取り、odbc.ini ファイルからデータソースに関する情報を読み取ります。 ターミナルに以下のコマンドを入力すると、システム上の構成ファイルの場所を特定できます。
$ odbcinst -j
コマンドの出力には、ODBC データソースと登録済みのODBC ドライバーの構成ファイルの場所が表示されます。 ユーザーデータソースには、odbc.ini が存在するホームフォルダを持つユーザーアカウントからのみアクセスできます。システムのデータソースには、すべてのユーザーがアクセスできます。 以下は、このコマンドの出力例です。
DRIVERS............: /etc/odbcinst.ini
SYSTEM DATA SOURCES: /etc/odbc.ini
FILE DATA SOURCES..: /etc/ODBCDataSources
USER DATA SOURCES..: /home/myuser/.odbc.ini
SQLULEN Size.......:8
SQLLEN Size........:8
SQLSETPOSIROW Size.:8
ドライバーのインストール
標準パッケージ形式(Debian .deb パッケージ形式または.rpm ファイル形式)でドライバーをダウンロードすることができます。フィルをダウンロードしたら、ターミナルからドライバーをインストールできます。
ドライバーインストーラーは、ドライバーをunixODBC に登録し、システムDSN を作成します。これは、後にODBC 接続をサポートするツールやアプリケーションで使用できます。
Ubuntu のようなDebian ベースのシステムの場合、sudo を付けるか、root として次のコマンドを実行します。
$ dpkg -i /path/to/package.deb
Red Hat システムおよび.rpms をサポートするその他のシステムの場合には、sudo またはroot として以下のコマンドを実行します。
$ rpm -i /path/to/package.rpm
ドライバーがインストールされると、unixODBC ドライバーマネジャーを使用して、登録されたドライバーと定義されたデータソースを一覧表示できます。
登録済みドライバーを一覧表示
$ odbcinst -q -d
CData ODBC Driver for JDEdwards
...
定義されたデータソースを一覧表示
$ odbcinst -q -s
CData JDEdwards Source
...
CData ODBC Driver for JDEdwards をunixODBC で使用するには、ドライバーがUTF-16 を使用するように構成されていることを確認してください。これを行うには、以下のように、インストール場所のlib フォルダ(通常は、/opt/cdata/cdata-odbc-driver-for-jdedwards) にあるドライバーのINI ファイル(cdata.odbc.jdedwards.ini) を編集します。
cdata.odbc.jdedwards.ini
...
[Driver]
DriverManagerEncoding = UTF-16
DSN の変更
ドライバーのインストールにより、システムDSN が事前定義されます。システムデータソースファイル(/etc/odbc.ini)を編集し、必要な接続プロパティを定義することで、DSN を変更できます。さらに、$HOME/.odbc.ini で変更するためにroot アクセスを必要としない、ユーザー固有のDSN を作成できます。
ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。
- URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
- User:JD Edwards のユーザー名。
- Password:JD Edwards のパスワード。
- Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
- Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
- DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
- Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。
公開するデータの選択
JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。
- DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
- SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。
接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。
/etc/odbc.ini または$HOME/.odbc.ini
[CData JDEdwards Source]
Driver = CData ODBC Driver for JDEdwards
Description = My Description
URL = https://your-jde-environment-app.example.com
User = admin
Password = myPassword
これらの構成ファイルの使用に関する具体的な情報については、、ヘルプドキュメントを参照してください。
以下のステップに従ってpyodbc をインストールし、Python オブジェクトを介してJD Edwards へのアクセスを開始できます。
pyodbc のインストール
pip ユーティリティを使用してモジュールをインストールできます。
pip install pyodbc
必ず以下のコードでモジュールをインポートしてください。
import pyodbc
Python でのJD Edwards のデータへの接続
これで、ODBC 接続文字列またはDSN で接続できます。以下は、接続文字列の構文です。
cnxn = pyodbc.connect('DRIVER={CData ODBC Driver for JDEdwards};URL=https://your-jde-environment-app.example.com;User=admin;Password=myPassword;')
以下は、DSN の構文です。
cnxn = pyodbc.connect('DSN=CData JDEdwards Sys;')
JD Edwards へのSQL の実行
Cursor をインスタンス化し、Cursor クラスのexecute メソッドを使用してSQL ステートメントを実行します。
cursor = cnxn.cursor()
選択
fetchall、fetchone、およびfetchmany を使用し、SELECT ステートメントから返されたRows を取得できます。
import pyodbc
cursor = cnxn.cursor()
cnxn = pyodbc.connect('DSN=CData JDEdwards Source;User=MyUser;Password=MyPassword')
cursor.execute("SELECT DocumentNumber, Amount FROM AccountsPayable.AccountLedger WHERE BusinessUnit = '100'")
rows = cursor.fetchall()
for row in rows:
print(row.DocumentNumber, row.Amount)
パラメータ化されたクエリをシーケンスまたは因数リストで提供できます。
cursor.execute(
"SELECT DocumentNumber, Amount
FROM AccountsPayable.AccountLedger
WHERE BusinessUnit = ?", '100',1)
メタデータの発見
getinfo メソッドを使用してデータソースやドライバーの機能に関する情報などのデータを取得できます。getinfo メソッドは、入力をODBC SQLGetInfo メソッドに渡します。
cnxn.getinfo(pyodbc.SQL_DATA_SOURCE_NAME)
CData ODBC Driver for JDEdwards を使用してJD Edwards に接続できるLinux/UNIX 環境で、Python アプリを構築することができるようになりました。
JD Edwards からLinux へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。