Claris FileMaker Pro のスクリプト機能を使ってLinear のデータに接続

Dibyendu Datta
Dibyendu Datta
Lead Technology Evangelist
CData ODBC Driver for Linear と FileMaker Pro のスクリプト機能を使用して、Linear に接続し、FileMaker アプリケーションでLinear のデータを操作する方法を解説します。



Claris FileMaker は、データの管理や整理のためのカスタムアプリを作成できるローコードデータベースアプリケーション開発ツールです。強力なリレーショナルデータベースエンジンと直感的なインターフェースを組み合わせており、技術者でも非技術者でも、デスクトップ、Web、モバイルプラットフォーム向けのアプリケーションを設計・デプロイできます。

この記事では、CData ODBC Driver for Linear と FileMaker のスクリプト機能を使ってLinear のデータに接続する方法を解説します。

Linear 用の ODBC データソースを作成

まだ設定していない場合は、最初に ODBC DSN(データソース名)で接続プロパティを指定します。これはドライバーインストールの最終ステップでもあります。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使用して ODBC DSN を作成・設定できます。

Linear への認証には、個人用 API キーまたは OAuth 2.0 を使用できます。ご自身の Linear アカウントで接続する場合は、API キーを使うのが最も手軽です。

API キーによる認証

以下の接続プロパティを設定します。

  • AuthScheme:APIKey に設定します。
  • APIKey:Linear の個人用 API キー。

個人用 API キーを作成するには、Linear にログインして Settings > Security & access > Personal API keys を開き、New API key を選択して作成します。キーは一度しか表示されないため、すぐにコピーしておきましょう。

OAuth による認証

OAuth を使用するには、Linear にカスタム OAuth アプリケーションを登録する必要があります(Settings > API > OAuth applications)。登録すると OAuthClientId と OAuthClientSecret が発行されます。対応しているフローは以下の 2 つです。

  • Authorization code:AuthScheme を OAuth、InitiateOAuth を GETANDREFRESH に設定し、OAuthClientId、OAuthClientSecret、およびアプリケーションで定義した CallbackURL(例:http://localhost:33333)を指定します。ドライバーがブラウザで Linear を開くので、アクセスを許可してください。
  • Client credentials:AuthScheme を OAuthClient に設定し、OAuthClientId と OAuthClientSecret を指定します。アプリケーション自体を認証するためブラウザ操作は不要で、マシン間(M2M)連携に適しています。

デフォルトでは、ドライバーは read,write スコープをリクエストします。アクセストークンは有効期限が切れると自動で更新されます。

DSN を設定する際には、Max Rows 接続プロパティも設定することをお勧めします。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションの設計時にパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。

スクリプトを使用して FileMaker でLinear のデータを接続・同期

このセクションでは、CData ODBC Driver for Linear とスクリプト機能を使用して、FileMaker にリアルタイムのLinear データを接続する手順を説明します。初回インポート時には、FileMaker は外部データソースからすべてのデータを取り込みます。2回目以降のインポートでは、外部ソースで変更されたデータのみが更新されます(差分更新)。また、現在のレコード順序でデータを置換したり、これらの差分更新を自動同期のためにスケジュール設定することもできます。

Mac/Windows/Linux システム向けの最新版 FileMaker Pro は、こちらのリンクからダウンロード・インストールできます。

スクリプトを使った FileMaker との接続と同期

FileMaker のスクリプト機能を使用すると、単一のコマンドで一連のアクションを実行し、複雑なタスクやワークフローを自動化できます。スクリプトを使ってLinear と連携することで、FileMaker アプリケーション内でLinear のデータへの接続、インポート、更新、置換を自動化し、データ管理を効率化できます。

スクリプトを使った初回インポートとデータの追加

このセクションでは、以下の手順でスクリプトを使ってLinear のデータを FileMaker にインポートします:

  1. FileMaker Pro を開きます。左パネルから Create に移動し、Blank > Create を選択します。
  2. FileMaker で新しいアプリケーションを作成
  3. 任意のファイル名を入力して Save をクリックします。
  4. Manage Database ウィンドウで Tables タブに移動し、Linear のデータを表示するテーブルを作成または名前変更します。
  5. テーブルの作成または名前変更
  6. Fields タブで、テーブルで使用するフィールドを作成・追加します。
  7. 必要なフィールドの追加
  8. Relationships タブで、複数のテーブルがある場合はテーブルのリレーションシップを追加し、OK をクリックします。
  9. テーブルのリレーションシップの追加
  10. テーブル構造を再度開いて変更するには、File > Manage > Database に移動します。
  11. Scripts > Script Workspace に移動します。
  12. Script Workspace を開く
  13. New Script を選択して新しいスクリプトワークスペースを開きます。
  14. 右側の Steps パネルから Records > Import Records > Insert into Script を選択します。
  15. Import Records からスクリプトに挿入
  16. Specify Data Source ドロップダウンで ODBC Data を選択します。 Specify data source から ODBC Data をクリック
  17. Select ODBC Data Source ウィンドウから CData Linear Sys を選択し、Continue をクリックします。Linear の資格情報を入力して OK をクリックします。
  18. データソースドライバーの選択 認証用のデータソース資格情報を入力
  19. Specify ODBC SQL Query ダイアログで、SQL text エディタに SQL クエリを入力して、インポートしたいLinear のデータを指定します。
  20. SQL クエリの指定
  21. あるいは、Query Builder を選択して SQL Query Builder ウィンドウを開きます。Tables セクションから対象テーブルを選択し、Columns セクションから関連するカラムを選択します。各選択後に Insert into SQL Query をクリックしてクエリを自動生成します。WHERE や ORDER BY 句、または専用のタブを使用してクエリを手動で編集することもできます。OK をクリックしてクエリを確定します。
  22. テーブル内のカラムを指定して SQL クエリを自動生成
  23. OK をクリックします。
  24. Specify import order オプションで Specify をクリックし、Linear の資格情報を入力します。
  25. Specify をクリック
  26. Specify Import Order ウィンドウで、先ほど追加したターゲットフィールドのインポート順序を定義します。ソースフィールドとターゲットフィールドの間で Add を選択して、Linear のデータを新しいレコードとしてテーブルに挿入します。Import をクリックします。
  27. ソースフィールドとターゲットフィールドの間で「Add」を選択
  28. これでスクリプトがワークスペースに表示されます。Run をクリックしてスクリプトを実行し、インポートを処理します。
  29. Run をクリックしてスクリプトを実行
  30. FileMaker がLinear のデータをテーブルとしてインポートします。
  31. データが読み込まれる

スクリプトを使ったインポート済みデータの更新または置換

Linear のデータを FileMaker にインポートした後、以下の手順でスクリプトを使ってLinear で行われた変更を更新または置換できます:

  1. 前のセクションで説明した手順に従って Script Workspace に戻ります。
  2. 既存のスクリプトを選択し、設定ボタンをクリックして Specify Import Order の下の Specify を選択し、認証のためにLinear の資格情報を再入力します。
  3. 前のスクリプトから Specify を再度クリック
  4. Specify Import Order ウィンドウで、ソースとターゲットの間で Update を選択して、インポート済みのLinear データを更新します。これにより、マッチフィールドの値が同じ場合に、選択したフィールドのLinear データ値でターゲットの検索セットが更新されます。マッピングで少なくとも1つのマッチフィールドを定義し、Add remaining data as new records チェックボックスを選択する必要があります。Import をクリックします。
  5. ソースフィールドとターゲットフィールドの間で「Update」を選択 マッピングで少なくとも1つのフィールドをマッチ
  6. あるいは、ユースケースに応じて Update の代わりに Replace オプションを選択します。これにより、ターゲットの検索セット内の選択したフィールドが、現在のレコード順序でLinear のデータに置換されます。Import をクリックします。
  7. ソースフィールドとターゲットフィールドの間で「Replace」を選択
  8. FileMaker がスクリプトをワークスペースに追加します。Run をクリックしてスクリプトを実行し、インポートクエリを処理します。
  9. FileMaker が更新または置換されたLinear のデータをテーブルとしてインポートします。

今すぐ始めましょう

CData ODBC Driver for Linear の30日間無償トライアルをダウンロードして、Linear のデータを Claris FileMaker に統合し、FileMaker アプリケーションでLinear のデータを活用してみてください。

ご質問がある場合は、サポートチームまでお問い合わせください。

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Linear Icon Linear ODBC Driver

Linear ODBC Driver は、ODBC 接続をサポートするさまざまなアプリケーションからLinear のリアルタイムデータ連携を実現するパワフルなツールです。

データベースにアクセスするときと同感覚でLinear データにアクセスし、標準ODBC Driver インターフェースを通じてLinear データを読み出せます。