Jaspersoft Studio から Sage X3 Cloud のデータに接続

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Director, Technology Evangelism
Jaspersoft Studio でSage X3 Cloud のデータにSQL を実行。



この記事では、CData JDBC Driver for Sage X3 Cloud を使って、Jaspersoft Studio からSage X3 Cloud に標準JDBC データソースとして接続する方法を説明します。標準のJaspersoft ウィザードを使ってSage X3 Cloud へのSQL クエリを作成していきます。クエリは直接Sage X3 Cloud API に実行されるため、Sage X3 Cloud のデータへのリアルタイム接続が可能になります。

Sage X3 Cloud のデータにJDBC データソースとして接続

Jaspersoft Studio でJDBC データソースを作成するには、データアダプタを作成します。

  1. Repository Explorer ビューで、Data Adapters ノードを右クリックし、Create Data Adapter をクリックします。
  2. Database JDBC Connection を選択します。
  3. ドライバーのわかりやすい名前を入力します。
  4. Driver Classpath タブで、Add をクリックします。表示されたダイアログで、インストールディレクトリのlib サブフォルダに移動し、ドライバーJAR を選択します。
  5. Database Location タブで、JDBC ドライバーのクラス名を入力します:cdata.jdbc.sagex3cloud.SageX3CloudDriver
  6. JDBC URL を入力します。

    Sage X3 Cloud では OAuth 2.0 の Client Credentials フローを使用し、API へのアクセスには X-API-Key も必要です。AuthScheme を OAuth に設定し、以下の接続プロパティを指定します。

    • URL:Sage X3 Cloud インスタンスのベース URL。
    • OAuthAccessTokenUrl:OAuth トークンエンドポイント(例:https://your-auth-domain/oauth/token)。
    • OAuthClientId:OAuth アプリケーションのクライアント ID。
    • OAuthClientSecret:OAuth アプリケーションのクライアントシークレット。
    • Audience:トークンリクエストで使用する API の Audience 値。
    • XAPIKey:Sage X3 Cloud の管理者から提供された X-API-Key。
    • Folder:Sage X3 のフォルダ名(例:SEED)。このフォルダがデフォルトのスキーマとして使用されます。
    • Folders(オプション):Sage X3 フォルダのカンマ区切りリスト(例:SEED,PERF)。各フォルダが個別のスキーマとして公開されるため、Schema.Table 構文でフォルダをまたいだクエリを実行できます。

    ドライバーは Client Credentials フローでアクセストークンを取得し、すべての API リクエストで X-API-Key とあわせて送信します。InitiateOAuth を GETANDREFRESH(デフォルト)に設定しておけば、トークンの取得と更新は自動で行われます。

    組み込みの接続文字列デザイナー

    JDBC URL の構成をサポートするために、Sage X3 Cloud JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。

    
    java -jar cdata.jdbc.sagex3cloud.jar
    

    接続プロパティに値を入力して、接続文字列をクリップボードにコピーします。

    組み込みの接続文字列デザイナーを使ってJDBC URL を生成(図はSalesforce)

    JDBC URL を構成する際に、Max Rows 接続プロパティも設定できます。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションの設計時のパフォーマンス向上に役立ちます。

    以下はSage X3 Cloud の一般的なJDBC URL です:

    
    jdbc:sagex3cloud:AuthScheme=OAuth;URL=https://x3server/;OAuthAccessTokenUrl=https://auth-domain/oauth/token;OAuthClientId=your_client_id;OAuthClientSecret=your_client_secret;Audience=https://api-audience;XAPIKey=your_api_key;Folder=SEED;
    
    JDBC Driver を使用するように構成されたデータアダプタ(図はSalesforce)

Sage X3 Cloud のデータでレポートを作成

以下のステップに従って、Sage X3 Cloud へのSQL クエリを作成します。これはシンプルなレポートの基礎となります。

  1. File -> New Jasper Report をクリックします。テンプレートを選択し、親プロジェクトを選択して、レポートファイルを指定します。
  2. Data Adapter メニューで、前のセクションで作成したデータアダプタを選択します。
  3. Diagram タブで、テーブルをボックスにドラッグして、使用したいカラムをクリックします。または、Texts タブでカスタムクエリを入力します。例:
    
    SELECT BPCNUM, BPCNAM FROM BPCUSTOMER WHERE BPCNUM = 'MARTIN'
    
    レポートにデータを取り込むためのSQL クエリ(図はSalesforce)
  4. データセットに含めるフィールドを選択します。この例では、すべてのフィールドを使用します。
  5. Group By ステップをスキップして、ウィザードを完了します。

Preview タブで、現在のSage X3 Cloud のデータでレポートがどのように表示されるかをプレビューできます。

リアルタイムデータが入力されたJasperReport テンプレート(図はSalesforce)

チャートを作成

以下のセクションでは、独自のSQL クエリに紐づいたチャートを作成する方法を説明します。リモートデータソースからデータを取得する際、特定のレポートオブジェクト用に作成したより制限的なクエリを使用すると、パフォーマンスが向上する場合があります。

DataSet を作成

以下のステップに従って、チャートを入力する新しいデータセットを作成します。

  1. レポートの編集エリアで、Design タブをクリックします。
  2. Outline ビューで、レポートのルートノードを右クリックし、Create Dataset をクリックします。
  3. データセットの名前を入力し、接続またはデータソースから新しいデータセットを作成するオプションをクリックします。
  4. Data Adapter メニューで、最初のセクションで作成したデータアダプタを選択します。
  5. 次のようなクエリを入力します:
    
    SELECT BPCNUM, BPCNAM FROM BPCUSTOMER WHERE BPCNUM = 'MARTIN'
    
    チャートを入力するためのSQL クエリ(図はSalesforce)
  6. データセットに含めるフィールドを選択します。この例ではBPCNUM とBPCNAM を使用します。
  7. フィールドによるグループ化のステップをスキップして、ウィザードを完了します。

チャートを構成

データセットを追加した後、以下のステップに従ってチャートウィザードでカラム値をチャートの軸にマッピングします。

  1. Outline ビューでSummary ノードをクリックします。Properties ビューで、高さを400ピクセルに設定します。Summary バンドはレポートの最後に印刷されます。
  2. パレットからチャートをSummary にドラッグします。チャートウィザードが表示されます。
  3. チャートのタイプを選択します。この例では棒グラフを使用します。
  4. Dataset メニューで、チャート用に作成したデータセットを選択します。
  5. Dataset タブで、マスターレポートの入力に使用されたものと同じJDBC 接続を使用するオプションを選択します。
  6. チャートのシリーズを指定します:Series メニューの横にあるボタンをクリックし、Add をクリックします。表示されたExpression Editor で、BPCNUM カラムをダブルクリックして、式を$F{BPCNUM} に設定します。 チャートのシリーズとして選択されたカラム
  7. y 軸の値を指定します:チャートウィザードで、Value ボックスの横にあるボタンをクリックします。Expression Editor で、BPCNAM をダブルクリックして、式を$F{BPCNAM} に設定します。

  8. シリーズ要素のラベルを指定します:チャートウィザードで、Label ボックスの横にあるボタンをクリックします。Expression Editor で、BPCNUM カラムをダブルクリックして、式を$F{BPCNUM} に設定します。必要に応じて、以下の式のようにカラムの型を文字列に変換します:
    
    $F{BPCNUM}.toString()
    
    チャートの軸に選択されたカラム
  9. チャートを拡大してSummary セクションを埋めます:チャートを右クリックして、Size to Container -> Fit Both をクリックします。

レポートの実行

他のJDBC データソースと同様に、Sage X3 Cloud のデータでレポートを生成できるようになりました。Jaspersoft Studio はレポートの実行ごとにデータを定期的に更新します。

完成したレポートの最終ページ(チャートを表示)(図はSalesforce)

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