
こんにちは。CData Software Japan リードエンジニアの杉本です。
Amazon Quick は AWS が2026年にAmazon QuickSight のリブランドとしてリリースしたエージェント型 AI アシスタントです。自然言語でのデータ照会・BI ダッシュボードの生成・チャットエージェントの構築まで、幅広い用途で利用が広がっています。
https://aws.amazon.com/jp/quick/

今回は「Amazon Quick だとAWS 内のデータには繋がっても、kintone には届かないので、CData でなんとかできないか?」という相談を受けたので、詳しく解説してみました!
CData Connect AI のリモート MCP 機能を使い、Amazon Quick から kintone データに自然言語でアクセスできるようにする手順になります。OAuth による認証・認可で安全に接続できる構成なので、組織展開にも向いています。
構成の全体像
まず今回の構成がどのように動くか、全体像を整理しておきます。

構成要素は大きく2つです。
① Amazon Quick(AI フロントエンド)
ユーザーが自然言語でリクエストを入力する AI アシスタントです。Amazon Quick はコネクタという仕組みで外部のツール・API と連携できます。今回は MCP(Model Context Protocol)コネクタを使って CData Connect AI に接続します。
② CData Connect AI(リモート MCP サーバー)
Salesforce・kintone・各種データベースなど 350 種類以上のデータソースを、クラウド上のリモート MCP サーバーとして提供するマネージドサービスです。
https://jp.cdata.com/ai/

Amazon Quick 側に MCP エンドポイントと認証情報を登録するだけで、自然言語での照会・レコード操作が可能になります。
必要なもの
CData Connect AI のアカウント(14日間無料トライアルはこちら)
kintone の環境(接続用のユーザー・パスワード・URL)
Amazon Quick へのアクセス権限(コネクタの作成・公開権限を持つ IAM ユーザー)
設定手順
Step 1:kintone コネクションの追加
まず CData Connect AI に kintone のコネクションを追加します。
CData Connect AI にログインし、Sources メニューから + Add Connection をクリックします。


以下の接続情報を入力します。
プロパティ | 値 | 備考 |
|---|
Url | https://[サブドメイン].cybozu.com
| |
Auth Scheme | Password
| |
User | [kintone ユーザーID]
| |
Password | [kintone ユーザーPW]
| |

「Save & Test」をクリックして接続テストが成功すればOKです。

Step 2:OAuth カスタムアプリの作成
次に、Amazon Quick から CData Connect AI に OAuth による認証・認可でアクセスするためのカスタムアプリを作成します。
画面右上の歯車アイコンから Settings を開き、Security → OAuth Apps → + Create App をクリックします。

以下の項目を入力して Confirm をクリックしてください。

保存すると Client ID と Client Secret が発行されます。この2つの値は次のステップで使うのでコピーしておきます。

これで CData Connect AI 側の準備は完了です。
Step 3:Amazon Quick でコネクタを作成
Amazon Quick の管理画面にサインインして、コネクタの設定を開始します。
Amazon Quick の管理コンソール → コネクタ に移動します。

Create for your team → Model Context Protocol を選択します。

任意のName とDescription、そして MCP server endpoint に以下のURL を入力します。
https://mcp.cloud.cdata.com/mcp

認証方式の選択画面では カスタムユーザーベースの OAuth を選択し、CData Connect AI で登録したCustom OAuth の各種情報を入力します。
項目 | 入力値 |
|---|
Client ID | Step 2 で取得した Client ID |
Client Secret | Step 2 で取得した Client Secret |
Token URL | https://cloud-login.cdata.com/oauth/token
|
Authorization URL | https://cloud-login.cdata.com/authorize
|

続いて、Write Permissions とRead Permissions の設定を行います。ここはMCP を通じてデータの読み取り、書き込みを行う際にユーザーの確認を挟むかどうかの初期設定です。


すべて入力したら全ユーザーにCData Connect AI MCP へアクセスさせるか、それとも特定のユーザーのみを対象とするかを選択して、Publish をクリックします。コネクタが作成されて一覧に表示されれば設定完了です。

Step 4:Amazon Quick で動作確認
設定が完了したら、Amazon Quick のチャット画面を開いて実際に試してみましょう。
初回アクセス時は OAuth による認証・認可のフローが走ります。ブラウザが開いて CData Connect AI のサインイン画面が表示されるので、サインインしてアクセスを許可してください。
認可が完了すると、Amazon Quick が kintone のデータを参照・操作できる状態になります。
実際に使ってみる
接続が完成したら、新しいチャット画面のコネクタからCData Connect AI が利用できるようになります。

これで以下のようなプロンプトで kintone のデータを扱えます。
CData Connect AI のkintone の商談管理アプリから、今月クローズ予定の案件を取得して、
顧客名・金額・担当者・確度の順にまとめてください。



さらに、Amazon Quick は出自がBI ツールですので、以下のようなグラフ・ダッシュボード表現が強いですね!

まとめ
今回の手順をまとめると以下の4ステップです。
Step | 作業場所 | 内容 |
|---|
1 | CData Connect AI | kintone コネクションを追加する |
2 | CData Connect AI | OAuth カスタムアプリを作成し、Client ID / Secret を取得 |
3 | Amazon Quick | MCP コネクタを作成し、認証情報を入力して接続完成 |
4 | Amazon Quick | OAuth の認証・認可フローを完了してデータアクセス開始 |
CData Connect AI 側で kintone コネクションと OAuth アプリをあらかじめ準備しておき、Amazon Quick のコネクタ設定画面で Client ID・Client Secret・各 URL を入力するだけで接続が完成します。
チームメンバーへの展開も OAuth の認証・認可フローをこなすだけなので、管理者が設定ファイルを配布する手間がありません。
また、今回は kintone を例にしましたが、CData Connect AI は 350 種類以上のデータソースに対応しているので、Salesforce や ServiceNow、各種データベースも同様の手順で Amazon Quick から参照できます。AWS 環境に kintone をはじめとする SaaS データを取り込みたい場合はぜひ試してみてください。
CData Connect AI の 14 日間無料トライアルは以下からお申し込みいただけます。
https://jp.cdata.com/ai/
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
https://jp.cdata.com/contact/