JD EdwardsのデータをPower Automateで自動化する方法|SQL接続を3ステップで解説
CData Connect AIを使えば、Power AutomateからJD EdwardsのデータにSQL接続でリアルタイムアクセスでき、ノーコードのまま数分でフローに組み込めます。
Microsoft Power Automate は、一般的なアプリとサービスでイベント(ワークフロー)を自動化するオンラインサービスです。CData Connect AI と組み合わせると、ビジュアライゼーションやダッシュボード用にJD Edwards のデータにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Power Automate からConnect AI に接続し、リアルタイムJD Edwards のデータをワークフローとタスクに統合する方法を説明します。
Power Automate × JD Edwards 連携でできること
フローによるレコードの自動更新・通知
JD Edwardsのレコードが新規作成・更新されるたびに、Power AutomateのトリガーとConnect AI接続を組み合わせてTeamsやメールへ自動通知できます。画面を開いて手動で確認する手間がなくなり、対応のリードタイムを短縮できます。
他システムとのデータ同期フロー
Power AutomateのSQL Serverアクションを使えば、JD Edwardsのデータを他のクラウドサービスやデータベースへ定期的に同期するフローをノーコードで構築できます。データ連携のためだけに個別のスクリプトを書く必要はありません。
定期集計・レポートの自動生成
JD Edwardsのデータを期間別に集計し、Excelやメールでレポートとして自動配信するフローを組めます。定期的な集計作業にかかっていた工数を削減できます。
はじめに
※本記事ではConnect AI をSQL Serverインターフェースとして使い、Power Automate(オンライン版)とJD Edwards を連携する方法をご紹介します。ODBC経由でPower Automate Desktop(RPA)に連携する場合はこちらの記事をご確認ください。
| 比較項目 | 標準 JD Edwardsコネクタ | CData Connect AI(本記事の方法) |
|---|---|---|
| 接続方式 | JD Edwards専用のトリガー・アクション | 汎用SQL Serverコネクタ(Get rows等) |
| カスタムオブジェクトへのアクセス | 対応アクションの範囲に限定 | SQLでカスタムエンティティ・フィールドにもアクセス |
| 複雑な条件・集計 | フロー内で個別に組み立てが必要 | SQLプッシュダウンで複雑なクエリを直接実行 |
| 他データソースとの統合 | JD Edwards単体 | 同じSQL Server接続方式で他の300以上のデータソースにも対応 |
Connect AI からJD Edwards に接続する
CData Connect AI は直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続します。- Connect AI にログインし、 Add Connection をクリックします。
- Add Connection パネルから「JD Edwards」を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力し、JD Edwards に接続します。
ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。
- URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
- User:JD Edwards のユーザー名。
- Password:JD Edwards のパスワード。
- Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
- Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
- DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
- Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。
公開するデータの選択
JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。
- DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
- SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。
接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。
- Create & Test をクリックします。
- Edit JD Edwards Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
パーソナルアクセストークンの追加
OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
- Connect AI アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
- User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
- PAT の名前を入力して Create をクリックします。
- パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。
コネクションが構成されたら、Power Automate からJD Edwards に接続できるようになります。
Power Automate をCData Connect AI に接続する
Connect AI を使用してJD Edwards のデータをPower Automate タスクに統合するには、新しいSQL Server 接続が必要です。
- Power Automate にログインします。
- Data -> Connections -> New connection とクリックします。
- SQL Server を選択します。
- 接続ウィザードにて:
- 直接接続するように選択します。
- SQL server name をtds.cdata.com,14333 に設定します。
- SQL database name をJD Edwards コネクションの名前(JDEdwards1 など)に設定します。
- Username をConnect AI のユーザーに設定します。([email protected])
- Password を上記のユーザーのPAT に設定します。
- Create をクリックします。
JD Edwards のデータをPower Automate タスクに統合する
Connect AI への接続が構成されたら、リアルタイムJD Edwards のデータをPower Automate タスクに統合することができるようになります。
- Power Automate にログインします。
- My flows -> New flow とクリックし、空白またはテンプレートからフローを作成することを選択します。
- SQL Server アクション(Get rows など)を追加または構成し、Connect AI コネクションに接続するようにアクションを構成します。
- 使用するテーブルをドロップダウンメニューから選択し、詳細オプション(フィルタ、オーダーなど)を構成します。
- その後のアクションを構成してテストし、フローを保存します。
まとめ:Power Automate からのJD Edwards データ活用
Power Automate タスクからJD Edwards のデータへリアルタイムに直接接続できるようになりました。これで、JD Edwards のデータを複製せずにより多くの接続とワークフローを作成してビジネスを推進できます。標準のJD Edwardsコネクタでは対応しきれない複雑な条件やカスタムエンティティを扱いたい場合は、本記事のSQL Server接続方式が特に有効です。(本手順は2026年8月時点のPower Automate およびConnect AI のUI で検証しています。)
クラウドアプリケーションから直接数百種類のSaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへのSQL データアクセスを取得するには、CData Connect AI を参照してください。
JD Edwards × Power Automate 連携のよくある質問
- Power AutomateとJD Edwardsを接続するのに追加のミドルウェアは必要ですか?
- 不要です。CData Connect AIがJD EdwardsとPower Automateの間でSQL Server互換のインターフェースを提供するため、標準のSQL Serverコネクタだけで接続できます。
- Power AutomateからJD Edwardsのカスタムオブジェクトにもアクセスできますか?
- はい。Connect AI経由であれば、標準オブジェクトだけでなくカスタムエンティティやカスタムフィールドを含め、JD Edwardsのデータ全体にSQLでアクセスできます。
- 認証方式は他にも選べますか?
- 選べます。標準的なユーザー名・パスワードによる認証に加え、OAuth認証やパーソナルアクセストークン(PAT)を使った認証にも対応しています。詳細はJD Edwards 接続プロパティの設定手順をご確認ください。
- Power Automateの標準JD Edwardsコネクタとの違いは何ですか?
- 標準コネクタは主要オブジェクトの操作が中心ですが、CData Connect AIはSQLプッシュダウンによる複雑なクエリの実行やカスタムエンティティへのSQLアクセスまでカバーします。
JD Edwards のデータをAIエージェントから直接扱いたい場合は、Dify から接続する方法はこちら、Goose CLI エージェントからの接続はこちら、OpenCode からの接続はこちら、Claude からの接続はこちらで解説しています。そのほかのJD Edwards 連携記事はJD Edwards 連携記事一覧からまとめてご覧いただけます。
いかがでしたか?Power Automate から JD Edwards へのデータ接続が 10 分もかからずに完了したのではないでしょうか。業務に使えそう、と感じてくださった方は、14 日間の無償トライアルで ノーコードツールからビジネスシステムへのリアルタイムデータ接続をぜひお試しください。