JasperReports Server で Sage X3 Cloud のレポートを作成

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Director, Technology Evangelism
CData JDBC Driver をJasperReports Server にデプロイして、レポートや組み込み分析などから Sage X3 Cloud データにリアルタイムでアクセスできます。

CData JDBC Driver for Sage X3 Cloud を使用すると、企業全体で Sage X3 Cloud のデータ へのアクセスを提供できます。この記事では、JasperReports Server にドライバーをデプロイし、Sage X3 Cloud のデータ のビジネスビューであるレポートドメインに基づいたシンプルなレポートを作成する方法を説明します。

ドライバー JAR のデプロイ

以下の手順に従って、JasperReports Server にドライバー JAR をデプロイします。この手順は Sage X3 Cloud と JasperReports Server にバンドルされている Tomcat サーバーに固有のものです。Tomcat ではなく JBoss AS 7 を使用している場合は、標準的なプロセスに従って JBoss への Sage X3 Cloud JDBC Driver のデプロイを行ってください。

  1. インストールディレクトリの lib サブフォルダにあるドライバー JAR と .lic ファイルを、JasperReports Server インストールディレクトリ内の apache-tomcat フォルダの lib サブフォルダにコピーします。
  2. apache-tomcat -> webapps -> jasperserver-pro -> META-INF に移動し、以下のリソースエントリを context.xml ファイルに追加します。

    
    
    <Resource name="jdbc/sagex3cloud"   auth="Container" type="javax.sql.DataSource" driverClassName="cdata.jdbc.sagex3cloud.SageX3CloudDriver"  url="jdbc:sagex3cloud:AuthScheme=OAuth;URL=https://x3server/;OAuthAccessTokenUrl=https://auth-domain/oauth/token;OAuthClientId=your_client_id;OAuthClientSecret=your_client_secret;Audience=https://api-audience;XAPIKey=your_api_key;Folder=SEED;" maxActive="20" maxIdle="10" maxWait="-1" factory="com.jaspersoft.jasperserver.tomcat.jndi.JSCommonsBasicDataSourceFactory"/>
    

    JDBC URL(url 属性)に必要な接続プロパティを指定します。

    Sage X3 Cloud では OAuth 2.0 の Client Credentials フローを使用し、API へのアクセスには X-API-Key も必要です。AuthScheme を OAuth に設定し、以下の接続プロパティを指定します。

    • URL:Sage X3 Cloud インスタンスのベース URL。
    • OAuthAccessTokenUrl:OAuth トークンエンドポイント(例:https://your-auth-domain/oauth/token)。
    • OAuthClientId:OAuth アプリケーションのクライアント ID。
    • OAuthClientSecret:OAuth アプリケーションのクライアントシークレット。
    • Audience:トークンリクエストで使用する API の Audience 値。
    • XAPIKey:Sage X3 Cloud の管理者から提供された X-API-Key。
    • Folder:Sage X3 のフォルダ名(例:SEED)。このフォルダがデフォルトのスキーマとして使用されます。
    • Folders(オプション):Sage X3 フォルダのカンマ区切りリスト(例:SEED,PERF)。各フォルダが個別のスキーマとして公開されるため、Schema.Table 構文でフォルダをまたいだクエリを実行できます。

    ドライバーは Client Credentials フローでアクセストークンを取得し、すべての API リクエストで X-API-Key とあわせて送信します。InitiateOAuth を GETANDREFRESH(デフォルト)に設定しておけば、トークンの取得と更新は自動で行われます。

    組み込みの接続文字列デザイナー

    JDBC URL の構築には、Sage X3 Cloud JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行します。

    
    java -jar cdata.jdbc.sagex3cloud.jar
    

    接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

    組み込みの接続文字列デザイナーを使用してJDBC URL を生成(Salesforce の例)

    JDBC URL を設定する際に、Max Rows 接続プロパティを設定することもできます。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションを設計する際のパフォーマンス向上に役立ちます。

  3. jasperserver-pro -> WEB-INF に移動し、以下の参照を web.xml ファイルに追加します。
    
    
      Sage X3 Cloud のデータ JSP
      jdbc/sagex3cloud
      javax.sql.DataSource
      Container
    
    
  4. サーバーを再起動します。

Sage X3 Cloud JDBC データソースの作成

以下の手順に従って、Sage X3 Cloud JDBC Driver を JDBC データソースにマッピングします。

  1. JasperReports Server にログインし、Create -> Data Source をクリックします。
  2. Type メニューで、JNDI Data Source を選択します。
  3. Service Name ボックスに、web.xml ファイルのリソース定義で指定した JNDI ルックアップを入力します。この例では、ルックアップは「jdbc/sagex3cloud」です。
  4. Save をクリックしてデータソースを作成します。

ドメインの作成

ドメインは、レポート作成者に関連するビジネスビューを提供するメタデータおよびアクセス制御レイヤーです。以下の手順に従って、Sage X3 Cloud のカラムを選択し、フィルタを適用し、SQL を実行してドメインを作成します。

  1. Create -> Domain をクリックします。ドメインの ID を入力し、保存場所を選択します。
  2. Data Source セクションで Browse をクリックし、作成した Sage X3 Cloud データソースを選択します。
  3. Domain Design セクションで、Create with Domain Designer をクリックします。
  4. テーブルが含まれるスキーマを選択します。
  5. Tables タブで、Data Source ペインからテーブルを選択し、矢印をクリックして Selected Tables ペインに追加します。 Domain Designer の Tables タブで追加するテーブル(Salesforce の例)
  6. Derived Tables タブでは、SQL クエリに基づいてドメインを定義できます。例えば、
      SELECT BPCNUM, BPCNAM FROM BPCUSTOMER WHERE BPCNUM = 'MARTIN'
      
  7. Joins タブでは、結合条件を構築するカラムを選択し、結合タイプを選択することでテーブルを結合できます。
  8. Pre-Filters タブでは、カラムをドラッグ&ドロップして、ドメインを通じて公開されるデータをフィルタする検索条件を定義します。
  9. Display タブで、ユーザーに提示されるデータセットに Sage X3 Cloud データを選択します。 Domain Designer の Display タブで追加するリソース(Salesforce の例)
  10. OK をクリックして変更を確定し、Submit をクリックしてドメインを作成します。

リアルタイムでデータを探索

ドメインを作成したら、データに接続する準備が整います。以下の手順に従って、Ad Hoc Editor で Ad Hoc ビューを作成します。

  1. Create -> Ad Hoc View をクリックします。
  2. 表示されるダイアログで、作成した Sage X3 Cloud ドメインを選択します。 ビューに使用するドメイン(Salesforce の例)
  3. Choose Data ページで、ビューで使用するカラムを選択します。Pre-Filters セクションでは、選択したフィールドに基づいてフィルタを作成できます。Display セクションでは、ドメインで表示されるカラム情報を変更できます。 レポートで使用するカラム(Salesforce の例)
  4. ウィザードが完了したら、ビュータイプを選択し、ビューにカラムを追加します。JasperSoft はドライバーのメタデータを使用して、データ型に基づいて利用可能なディメンションとメジャーを検出します。ディメンションとメジャーを Columns ボックスと Rows ボックスにドラッグします。メジャーを右クリックして集計計算を変更できます。Filters セクションで Columns スライダーを目的のデータレベルにドラッグします。
  5. ビューの設計中にデータの更新にアクセスするには、設計モードのツールバーでメニュー選択を Sample Data から Full Data に変更します。変更を行うと、JasperSoft Server はドライバーに対して基になる SQL クエリを実行します。
  6. ビューを保存します。

リアルタイムレポートの作成

これで、JasperSoft Server でホストされるレポートを作成できます。Ad Hoc Editor から作成するには、Save Ad Hoc View をクリックし、Create Report をクリックします。

リアルタイムデータに基づくレポート(Salesforce の例)

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