Oracle Data Integrator で Sage X3 Cloud データをETL
JDBC 標準を使用して、既存のスキルを活かしながらSage X3 Cloud に接続できます。 Oracle Data Integrator(ODI)などの ETL ツールにドロップインで統合できる CData JDBC Driver for Sage X3 Cloud を使えば、リアルタイムのSage X3 Cloud のデータをデータウェアハウス、ビジネスインテリジェンス、ビッグデータテクノロジーに接続できます。
JDBC 接続により、ODI でSage X3 Cloud を他のデータベースと同様に扱うことができます。RDBMS と同じように、フラットファイルではなくリアルタイムでSage X3 Cloud API に直接接続できます。
この記事では、JDBC ベースの ETL(Sage X3 Cloud から Oracle へ)の手順を説明します。Sage X3 Cloud エンティティのデータモデルをリバースエンジニアリングした後、マッピングを作成し、データロード戦略を選択します。ドライバーが SQL-92 をサポートしているため、組み込みの SQL to SQL Loading Knowledge Module を選択するだけで簡単に実現できます。
ドライバーのインストール
ドライバーをインストールするには、インストールフォルダにあるドライバー JAR(cdata.jdbc.sagex3cloud.jar)と .lic ファイル(cdata.jdbc.sagex3cloud.lic)を、ODI の適切なディレクトリにコピーします。
- UNIX/Linux(エージェントなし): ~/.odi/oracledi/userlib
- UNIX/Linux(エージェントあり): ~/.odi/oracledi/userlib および $ODI_HOME/odi/agent/lib
- Windows(エージェントなし): %APPDATA%\Roaming\odi\oracledi\userlib
- Windows(エージェントあり): %APPDATA%\odi\oracledi\userlib および %APPDATA%\odi\agent\lib
ODI を再起動してインストールを完了します。
モデルのリバースエンジニアリング
モデルをリバースエンジニアリングすると、ドライバーのSage X3 Cloud のデータに対するリレーショナルビューのメタデータが取得されます。リバースエンジニアリング後は、リアルタイムのSage X3 Cloud のデータをクエリし、Sage X3 Cloud テーブルに基づいてマッピングを作成できます。
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ODI でリポジトリに接続し、New -> Model and Topology Objects をクリックします。
- 表示されるダイアログの Model 画面で、以下の情報を入力します。
- Name: SageX3Cloud と入力します。
- Technology: Generic SQL を選択します(ODI バージョン 12.2 以降の場合は Microsoft SQL Server を選択)。
- Logical Schema: SageX3Cloud と入力します。
- Context: Global を選択します。
- 表示されるダイアログの Data Server 画面で、以下の情報を入力します。
- Name: SageX3Cloud と入力します。
- Driver List: Oracle JDBC Driver を選択します。
- Driver: cdata.jdbc.sagex3cloud.SageX3CloudDriver と入力します。
- URL: 接続文字列を含む JDBC URL を入力します。
Sage X3 Cloud では OAuth 2.0 の Client Credentials フローを使用し、API へのアクセスには X-API-Key も必要です。AuthScheme を OAuth に設定し、以下の接続プロパティを指定します。
- URL:Sage X3 Cloud インスタンスのベース URL。
- OAuthAccessTokenUrl:OAuth トークンエンドポイント(例:https://your-auth-domain/oauth/token)。
- OAuthClientId:OAuth アプリケーションのクライアント ID。
- OAuthClientSecret:OAuth アプリケーションのクライアントシークレット。
- Audience:トークンリクエストで使用する API の Audience 値。
- XAPIKey:Sage X3 Cloud の管理者から提供された X-API-Key。
- Folder:Sage X3 のフォルダ名(例:SEED)。このフォルダがデフォルトのスキーマとして使用されます。
- Folders(オプション):Sage X3 フォルダのカンマ区切りリスト(例:SEED,PERF)。各フォルダが個別のスキーマとして公開されるため、Schema.Table 構文でフォルダをまたいだクエリを実行できます。
ドライバーは Client Credentials フローでアクセストークンを取得し、すべての API リクエストで X-API-Key とあわせて送信します。InitiateOAuth を GETANDREFRESH(デフォルト)に設定しておけば、トークンの取得と更新は自動で行われます。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成には、Sage X3 Cloud JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーをご利用ください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.sagex3cloud.jar接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
一般的な接続文字列は以下のとおりです。
jdbc:sagex3cloud:AuthScheme=OAuth;URL=https://x3server/;OAuthAccessTokenUrl=https://auth-domain/oauth/token;OAuthClientId=your_client_id;OAuthClientSecret=your_client_secret;Audience=https://api-audience;XAPIKey=your_api_key;Folder=SEED;
- Physical Schema 画面で、以下の情報を入力します。
- Name: ドロップダウンメニューから選択します。
- Database (Catalog): CData と入力します。
- Owner (Schema): Sage X3 Cloud でスキーマを選択した場合は選択したスキーマを入力し、それ以外の場合は SageX3Cloud と入力します。
- Database (Work Catalog): CData と入力します。
- Owner (Work Schema): Sage X3 Cloud でスキーマを選択した場合は選択したスキーマを入力し、それ以外の場合は SageX3Cloud と入力します。
- 開いたモデルで Reverse Engineer をクリックして、Sage X3 Cloud テーブルのメタデータを取得します。
Sage X3 Cloud のデータの編集と保存
リバースエンジニアリングが完了すると、ODI でSage X3 Cloud のデータを操作できるようになります。
Sage X3 Cloud のデータを表示するには、Designer ナビゲーターで Models アコーディオンを展開し、テーブルを右クリックして View data をクリックします。
ETL プロジェクトの作成
以下の手順に従って、Sage X3 Cloud からの ETL を作成します。ODI Getting Started VM に含まれるサンプルデータウェアハウスに BPCUSTOMER エンティティをロードします。
SQL Developer を開き、Oracle データベースに接続します。Connections ペインでデータベースのノードを右クリックし、new SQL Worksheet をクリックします。
または、SQLPlus を使用することもできます。コマンドプロンプトから以下を入力します。
sqlplus / as sysdba- 以下のクエリを入力して、ODI_DEMO スキーマにあるサンプルデータウェアハウスに新しいターゲットテーブルを作成します。以下のクエリでは、Sage X3 Cloud の BPCUSTOMER テーブルに対応するいくつかのカラムを定義しています。
CREATE TABLE ODI_DEMO.TRG_BPCUSTOMER (BPCNAM NUMBER(20,0),BPCNUM VARCHAR2(255)); - ODI で Designer ナビゲーターの Models アコーディオンを展開し、ODI_DEMO フォルダ内の Sales Administration ノードをダブルクリックします。モデルエディターでモデルが開きます。
- Reverse Engineer をクリックします。TRG_BPCUSTOMER テーブルがモデルに追加されます。
- プロジェクト内の Mappings ノードを右クリックし、New Mapping をクリックします。マッピングの名前を入力し、Create Empty Dataset オプションのチェックを外します。Mapping Editor が表示されます。
- Sales Administration モデルから TRG_BPCUSTOMER テーブルをマッピングにドラッグします。
- Sage X3 Cloud モデルから BPCUSTOMER テーブルをマッピングにドラッグします。
- ソースのコネクタポイントをクリックし、ターゲットのコネクタポイントにドラッグします。Attribute Matching ダイアログが表示されます。この例では、デフォルトのオプションを使用します。ターゲットカラムのプロパティにターゲット式が表示されます。
- Mapping Editor の Physical タブを開き、TARGET_GROUP 内の BPCUSTOMER_AP をクリックします。
- BPCUSTOMER_AP のプロパティで、Loading Knowledge Module タブの LKM SQL to SQL (Built-In) を選択します。
マッピングを実行して、Sage X3 Cloud のデータを Oracle にロードできます。