Oracle Data Integrator で JD Edwards データをETL
JDBC 標準を使用して、既存のスキルを活かしながらJD Edwards に接続できます。 Oracle Data Integrator(ODI)などの ETL ツールにドロップインで統合できる CData JDBC Driver for JD Edwards を使えば、リアルタイムのJD Edwards のデータをデータウェアハウス、ビジネスインテリジェンス、ビッグデータテクノロジーに接続できます。
JDBC 接続により、ODI でJD Edwards を他のデータベースと同様に扱うことができます。RDBMS と同じように、フラットファイルではなくリアルタイムでJD Edwards API に直接接続できます。
この記事では、JDBC ベースの ETL(JD Edwards から Oracle へ)の手順を説明します。JD Edwards エンティティのデータモデルをリバースエンジニアリングした後、マッピングを作成し、データロード戦略を選択します。ドライバーが SQL-92 をサポートしているため、組み込みの SQL to SQL Loading Knowledge Module を選択するだけで簡単に実現できます。
ドライバーのインストール
ドライバーをインストールするには、インストールフォルダにあるドライバー JAR(cdata.jdbc.jdedwards.jar)と .lic ファイル(cdata.jdbc.jdedwards.lic)を、ODI の適切なディレクトリにコピーします。
- UNIX/Linux(エージェントなし): ~/.odi/oracledi/userlib
- UNIX/Linux(エージェントあり): ~/.odi/oracledi/userlib および $ODI_HOME/odi/agent/lib
- Windows(エージェントなし): %APPDATA%\Roaming\odi\oracledi\userlib
- Windows(エージェントあり): %APPDATA%\odi\oracledi\userlib および %APPDATA%\odi\agent\lib
ODI を再起動してインストールを完了します。
モデルのリバースエンジニアリング
モデルをリバースエンジニアリングすると、ドライバーのJD Edwards のデータに対するリレーショナルビューのメタデータが取得されます。リバースエンジニアリング後は、リアルタイムのJD Edwards のデータをクエリし、JD Edwards テーブルに基づいてマッピングを作成できます。
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ODI でリポジトリに接続し、New -> Model and Topology Objects をクリックします。
- 表示されるダイアログの Model 画面で、以下の情報を入力します。
- Name: JDEdwards と入力します。
- Technology: Generic SQL を選択します(ODI バージョン 12.2 以降の場合は Microsoft SQL Server を選択)。
- Logical Schema: JDEdwards と入力します。
- Context: Global を選択します。
- 表示されるダイアログの Data Server 画面で、以下の情報を入力します。
- Name: JDEdwards と入力します。
- Driver List: Oracle JDBC Driver を選択します。
- Driver: cdata.jdbc.jdedwards.JDEdwardsDriver と入力します。
- URL: 接続文字列を含む JDBC URL を入力します。
ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。
- URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
- User:JD Edwards のユーザー名。
- Password:JD Edwards のパスワード。
- Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
- Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
- DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
- Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。
公開するデータの選択
JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。
- DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
- SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。
接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成には、JD Edwards JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーをご利用ください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.jdedwards.jar接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
一般的な接続文字列は以下のとおりです。
jdbc:jdedwards:URL=https://your-jde-environment-app.example.com;User=admin;Password=myPassword;
- Physical Schema 画面で、以下の情報を入力します。
- Name: ドロップダウンメニューから選択します。
- Database (Catalog): CData と入力します。
- Owner (Schema): JD Edwards でスキーマを選択した場合は選択したスキーマを入力し、それ以外の場合は JDEdwards と入力します。
- Database (Work Catalog): CData と入力します。
- Owner (Work Schema): JD Edwards でスキーマを選択した場合は選択したスキーマを入力し、それ以外の場合は JDEdwards と入力します。
- 開いたモデルで Reverse Engineer をクリックして、JD Edwards テーブルのメタデータを取得します。
JD Edwards のデータの編集と保存
リバースエンジニアリングが完了すると、ODI でJD Edwards のデータを操作できるようになります。
JD Edwards のデータを表示するには、Designer ナビゲーターで Models アコーディオンを展開し、テーブルを右クリックして View data をクリックします。
ETL プロジェクトの作成
以下の手順に従って、JD Edwards からの ETL を作成します。ODI Getting Started VM に含まれるサンプルデータウェアハウスに AccountsPayable.AccountLedger エンティティをロードします。
SQL Developer を開き、Oracle データベースに接続します。Connections ペインでデータベースのノードを右クリックし、new SQL Worksheet をクリックします。
または、SQLPlus を使用することもできます。コマンドプロンプトから以下を入力します。
sqlplus / as sysdba- 以下のクエリを入力して、ODI_DEMO スキーマにあるサンプルデータウェアハウスに新しいターゲットテーブルを作成します。以下のクエリでは、JD Edwards の AccountsPayable.AccountLedger テーブルに対応するいくつかのカラムを定義しています。
CREATE TABLE ODI_DEMO.TRG_ACCOUNTSPAYABLE.ACCOUNTLEDGER (AMOUNT NUMBER(20,0),DocumentNumber VARCHAR2(255)); - ODI で Designer ナビゲーターの Models アコーディオンを展開し、ODI_DEMO フォルダ内の Sales Administration ノードをダブルクリックします。モデルエディターでモデルが開きます。
- Reverse Engineer をクリックします。TRG_ACCOUNTSPAYABLE.ACCOUNTLEDGER テーブルがモデルに追加されます。
- プロジェクト内の Mappings ノードを右クリックし、New Mapping をクリックします。マッピングの名前を入力し、Create Empty Dataset オプションのチェックを外します。Mapping Editor が表示されます。
- Sales Administration モデルから TRG_ACCOUNTSPAYABLE.ACCOUNTLEDGER テーブルをマッピングにドラッグします。
- JD Edwards モデルから AccountsPayable.AccountLedger テーブルをマッピングにドラッグします。
- ソースのコネクタポイントをクリックし、ターゲットのコネクタポイントにドラッグします。Attribute Matching ダイアログが表示されます。この例では、デフォルトのオプションを使用します。ターゲットカラムのプロパティにターゲット式が表示されます。
- Mapping Editor の Physical タブを開き、TARGET_GROUP 内の ACCOUNTSPAYABLE.ACCOUNTLEDGER_AP をクリックします。
- ACCOUNTSPAYABLE.ACCOUNTLEDGER_AP のプロパティで、Loading Knowledge Module タブの LKM SQL to SQL (Built-In) を選択します。
マッピングを実行して、JD Edwards のデータを Oracle にロードできます。