
こんにちは。CData Software Japan の杉本です。
本記事では、CData Connect AI を使ってBox をMCP ツールとして生成AI に接続し、請求書PDF のメタデータを自動で抽出・登録する方法をご紹介します。設定はノーコード、運用はプロンプトを書くだけのため、エンジニアでなくても実現できます。
事前準備
Box メタデータテンプレートの作成
まずはBox の管理コンソールより、利用するメタデータテンプレートを作成します。
取引先名 | テキスト |
請求書番号 | テキスト |
発行日 | 日付 |
支払期限 | 日付 |
金額 | 数字 |

CData Connect AI のBox の接続設定
CData Connect AI にログインし、「Sources」メニューの「Add Connection」から「Box」を選択して、Connection を作成します。

今回はメタデータの付与を行うため、Advanced Settings タブより「Include Custom Fields」を有効化します。

そして今回はメタデータ付与にストアドプロシージャを実行する必要があるため、Permissions タブよりSelect とExecute の権限を付与します。

接続設定が完了したら、Claude やMCP 対応のAI ツールからBox のデータにアクセスしてみましょう。今回はClaude から接続するため、コネクタのディレクトリから「CData Connect AI」を選択します。

「連携させる」ボタンをクリックします。

CData Connect AI のログイン画面が立ち上がるので、ログインし接続を承認します。これで準備完了です。

デモ : 指定したフォルダ内のファイルのメタデータを自動付与
Box に請求書テストというフォルダを準備して、以下のように3つの請求書ファイルがアップロードされてあります。

今回は定期的にBox のメタデータをClaude に処理させたいので、Claude Cowork を利用して、スケジュールタスクを作成します。

以下のプロンプトを指定します。
CData Connect AI MCP(接続名: Blog_Box)を使用して、以下の手順を順番に実行してください。
## 事前準備:フォルダとテンプレート情報の取得
### ステップ0-A:フォルダIDの特定
Box内でフォルダ名「請求書テスト」のフォルダIDを検索・取得してください。
### ステップ0-B:メタデータテンプレートの確認
Box メタデータテンプレート「請求情報」の以下の情報を取得してください。
- Scope(例:enterprise_XXXXXX)
- TemplateKey(例:invoiceInfo)
- 各フィールドのキー名とFieldsKey
## メイン処理:PDFファイルへのメタデータ設定
取得したフォルダID内にある **メタデータが未設定のPDFファイルを全件** 取得し、各ファイルに対して以下のステップ1〜3を繰り返し実行してください。
### ステップ1:ファイル内容の読み取り
対象PDFファイルの内容を読み取ってください。
DownloadFile プロシージャでファイルを Base64 として取得してください。
例:EXEC DownloadFile FileID = <ファイルid>
### ステップ2:請求書情報の抽出
読み取った内容から以下の5項目を抽出してください。
記載がない項目は空文字("")としてください。
| 項目 | 説明 |
|------|------|
| 取引先名 | 請求書の宛先または請求先企業名 |
| 請求書番号 | 請求書に記載された番号・管理番号 |
| 発行日 | 請求書の発行日(YYYY-MM-DD形式) |
| 支払期限 | 支払い期限日(YYYY-MM-DD形式) |
| 請求金額(税込) | 税込の最終請求金額(数値のみ、カンマなし) |
### ステップ3:Boxメタデータへの書き込み
ステップ0-Bで取得したScope・TemplateKeyと、ステップ2で抽出した値を使用し、
以下のプロシージャを実行してメタデータテンプレートの適用とメタデータの値を設定してください。
例:EXEC AddMetadataTemplatesToFile FileId = <ステップ1のファイルid>, Scope = <ステップ0-bで取得したscope>, TemplateKey = '=<値1>;=<値2>;...'
## 完了報告
全ファイルの処理が完了したら、以下の形式で結果を報告してください。
- 処理対象ファイル数:X 件
- 成功:X 件
- 失敗:X 件(失敗したファイル名とエラー内容を記載)値2>値1>ステップ0-bで取得したscope>ステップ1のファイルid>ファイルid>
それでは実際にスケジュールタスクを実行して、結果を確認します。実行が完了すると以下のように結果が報告されます。

そして実際のBox のデータを確認するとメタデータが付与されていることが確認出来ます。

まとめ
CData Connect AI を使ってBox をMCP ツールとして生成AI に接続し、請求書PDF のメタデータを自動で抽出・登録する方法をご紹介しました。メタデータを付与する際に例えば取引先名でSalesforce を検索して、SalesforceのアカウントId をメタデータに付与するといった応用的なシナリオもConnect AI を利用することで、実現可能です。
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