i-Pharm Consultingは、ロンドン、ニューヨーク、シドニーに拠点を持つ製薬業界専門の人材紹介会社です。IPA Talent Groupの一員として、ライフサイエンス業界全体に候補者を紹介しています。採用業務の運営基盤はBullhornで、同規模のエージェンシーの多くがシステム・オブ・レコードとして扱うCRMです。
Simon Burns氏(i-Pharm、Executive Director)がAIを活用した採用ワークフローの姿を模索し始めたとき、答えは明らかでした。Copilotを軸に据えるほかありませんでした。チーム全員がMicrosoft Teamsで日常業務を行い、誰もがCopilotを使える状態で、同社は有償のCopilotライセンスを全世界のスタッフへ展開している最中でした。Copilot Studioでエージェントを構築し、Teams経由で提供するのが自然な道筋でした。唯一の問題は、Bullhornに接続手段が用意されていないことでした。
BullhornとCopilot Studioがつながらず、AIが手作業に感じられた
Simon氏がまず構築したかったユースケースは、候補者と求人のマッチングでした。採用コンサルタントは日常的に、候補者のプロフィールが募集中のポジションに合うかどうかを評価します。これは職務要件を読み、履歴書を確認し、判断を下すという作業です。AIはまさにこの種の構造化された比較を加速するのに適しており、Copilot Studioを用いれば、それを行うエージェントを簡単に構築できました。
問題はデータへのアクセスでした。BullhornとCopilotの間に直接の接続がなければ、実現する方法は手作業しかありません。Bullhornから職務要件をダウンロードし、候補者の履歴書をダウンロードし、その両方をCopilotにアップロードしてから質問する、という流れです。このワークフローはあらゆる段階で手間を生み、そもそもエージェントを持つ意義の多くを損なっていました。Simon氏が必要としていたのは、エージェントがBullhornから直接データを取得し、コンサルタントが「候補者123と求人456を比較して」と言うだけで答えが返ってくる状態でした。
Bullhornは現時点でMCPエンドポイントを提供していません。つまり、外部のAIプラットフォームでBullhornのデータを活用したいチームには、サードパーティによるコネクティビティが不可欠になります。
「AIを使っていても、プロセスはかなり手作業のままでした。2つのファイルを個別にダウンロードして、それをエージェントに再アップロードしなければならない。それではAIの意味がまるでなくなってしまいます。」
—Simon Burns氏、Executive Director、i-Pharm Consulting
リアルタイムのBullhornデータへ直接アクセスできるMCPレイヤー
Simon氏がConnect AIを見つけたのは、CopilotとPerplexityに直接尋ねたことがきっかけでした。BullhornをCopilot Studioへ接続する選択肢を知りたかったからです。Connect AIは、いくつかの代替案とともに候補として挙がりました。1つは無料ですが設定に技術的な負担が大きいもの、もう1つは同程度の価格帯のものでした。同氏はConnect AIのトライアルから始め、Bullhornコネクタを標準機能のまま設定し、CDataの誰かと価格について話す前にすでに稼働させていました。
AIエージェントを設定して動かすのに、カスタムコードもAPIラッパーも、Connect AI側の開発者も必要ありませんでした。設定作業はCopilot Studio側だけで、エージェントの指示を組み立て、プロンプトをテストするだけでした。
Simon氏は候補者マッチングエージェントを、4〜5名の採用コンサルタントからなるパイロットグループに展開しました。エージェントはBullhornから候補者レコードと求人レコードを取得し、強み、想定されるギャップ、関連する経験を示すギャップ分析という形で構造化された比較を出力します。この出力は、リクルーターが候補者レビューを行う際の一貫したフレームワークとなり、候補者と求人の比較ごとに同じ基準が考慮されるよう支援します。i-Pharmのコミッションシステムを照会するために構築された2つ目のエージェントも、現在テスト中です。
「CData Connect AIはセットアップが簡単で、すぐに意図したとおりに機能しました。Copilot経由でBullhornにリアルタイムでアクセスできます。今は、エージェントを構築して走り続けるための基盤が整っています。」
—Simon Burns氏、Executive Director、i-Pharm Consulting
今後の展望:パイロットのAIから中央エージェントのオーケストレーションへ
候補者比較エージェントは、少人数のコンサルタントグループで現在パイロット運用中です。初期の兆候は良好です。エージェントは候補者と求人のレビューすべてに、同じ構造化された比較フレームワークを適用します。意思決定を人間の手に残したまま、リクルーターはより一貫性のある再現可能な方法で機会を評価できます。チーム全体へ展開する前に、Simon氏は信頼できるクエリ単価の基準値を確立できるだけの期間、パイロットを続けています。その数字が把握でき、コンサルタント全体へ外挿できれば、スケールの判断は容易になります。
ロードマップ上の次のデータソースはSage 200Cです。i-Pharmの財務ディレクターは、同社の財務データを基盤としたエージェントの構築にすでに関心を示しています。CDataはSage 200C向けのコネクタを用意済みであり、そのプロジェクトが始まったときにデータレイヤーがボトルネックになることはありません。
より長期的には、Simon氏はエージェントのオーケストレーションを描いています。中央のエージェントが、Bullhorn、Sage、その他のシステムに特化したサブエージェントを統括します。そのすべてを、i-Pharmのチーム全員がすでに働いているMicrosoft Teams上で提供するという構想です。Connect AIは、そうしたサブエージェントを1つのデータソースずつ実現していくためのデータレイヤーです。
CData Connect AI:エージェントが必要とする場所にリアルタイムの業務データを
Microsoft Copilot Studioやその他のAIツール上で構築を進める採用チームにとって、役に立つエージェントと汎用的なエージェントを分けるのは、リアルタイムのCRMデータへアクセスできるかどうかです。CData Connect AIは、Copilot StudioからBullhornへの直接的なMCP接続を、カスタム開発や自社でのAPI作業なしに提供します。エージェントがいずれ必要とする他のシステムについても同様です。