Sage 300のデータをClaudeで活用|MCP接続を3ステップで解説

加藤龍彦
加藤龍彦
デジタルマーケティング
Claude からSage 300のデータにクラウド型MCP経由でセキュアにアクセス。ブラウザ完結の3ステップ設定ガイド。Desktop版との違いも解説。

CData Connect AIのMCPサーバーを使うと、Sage 300のデータにClaude(claude.ai)から自然言語で直接アクセスできます。ローカルインストール不要で、ブラウザ完結の3ステップで設定完了です。

Claude は、AI 研究企業 Anthropic が開発した高度な大規模言語モデル (LLM) です。高い推論能力と安全性を兼ね備えたモデルとして注目を集めています。自然な対話が得意で、長文の文書理解や複雑なタスクの実行に優れた性能を発揮します。

CData Connect AI は、Sage 300を含む数百のデータソースをMCP経由でAIツールにつなげるクラウドサービスです。接続情報はConnect AI側で一元管理されるため、ClaudeにSage 300の認証情報を直接渡すことなくセキュアに連携できます。

Sage 300 × Claude 連携でできること

Sage 300とClaudeをMCP経由で接続すると、自然言語のプロンプトだけでSage 300の業務データを検索・分析・操作できるようになります。以下に代表的な活用シナリオを3つ紹介します。

データの自然言語検索・絞り込み

「条件に合うSage 300のデータを一覧にまとめて」と入力するだけで、ClaudeがSage 300のデータをリアルタイムで取得し、指定した軸で整理した結果を返してくれます。画面を開いて手動で絞り込む手間がなくなり、確認作業がチャット1行で完結します。

データの概要・サマリー生成

「指定したSage 300のレコードについて、関連情報も含めてまとめて」と指示すると、Claudeが必要なデータを取得し、ポイントを整理して提示します。情報収集にかかる時間を大幅に短縮できます。

集計・レポートの自動作成

「Sage 300のデータを期間別に集計してCSV形式でまとめて」のように指示すると、Claudeがデータを集計し、フォーマット済みの出力を生成します。定期的な集計レポートの作成工数を削減できます。

Sage 300をCData のツールでどのように連携できるかについては、Sage 300 連携ソリューションページをご確認ください。

はじめに

※本記事ではConnect AI のリモートMCP 機能を使ってClaude とSage 300 を連携する方法をご紹介します。Claude Desktop でローカルにMCP Server をセットアップする場合の手順との違いは、下記の比較表をご確認ください。

Claude Code(開発者向けCLI)をお使いの方へ:本記事はブラウザ版Claude(claude.ai)向けの設定ガイドです。ターミナルで動作するClaude Code との連携をお探しの場合はこちらの記事をご参照ください。

比較項目Claude(ブラウザ版・本記事)Claude Desktop
MCP Serverの設置場所クラウド(Connect AIのリモートMCP)ローカルPC
ローカルインストール不要必要
設定場所claude.ai の「コネクタ」設定画面Claude Desktop の設定ファイル
向いている利用シーン複数端末・チームでの共有利用単一PCでのローカル完結利用

ステップ1:Claude 用の Sage 300 への接続を設定

それでは早速、Claude から CData Connect AI のリモートMCP を介して Sage 300 に接続していきましょう。まずは Connect AI で Sage 300 への接続を設定します。

  1. Connect AI にログインして「Sources」をクリック、次に「 Add Connection」をクリック
  2. 接続の追加
  3. 接続を追加パネルから「Sage 300」を選択
  4. データソースの選択
  5. Sage 300 に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となります。

    • Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
    • /Online/Web/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
    • ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。

    Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。

    Basic 認証を使用して接続する

    Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。本製品はクッキーを使用して、Sage 300 が開いたセッションを再利用します。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。

    • Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。 {protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、 http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
    • User:アカウントのユーザー名に設定します。
    • Password:アカウントのパスワードに設定します。
  6. 「Save & Test」をクリック

これで、Claude から Sage 300 に接続する準備が整いました!

ステップ2:Claude を CData Connect AI に接続

それでは、Claude に CData Connect AI コネクタを追加していきましょう。

  1. Claude.ai にサインインします。
  2. 左側のナビゲーションメニューを展開します。
  3. 左下隅のユーザー名をクリックし、メニューから「設定」を選択します。
  4. 設定画面で、「コネクタ」をクリックします。
  5. 右上隅のボタントグルを「組織のコネクタ」に設定します。
  6. ページ下部の「カスタムコネクタを追加」をクリックします。
  7. コネクタの名前を入力します (例: Connect AI MCP)。
  8. 「リモートMCPサーバー URL」フィールドに、Connect AI の「Sources」画面に表示されているMCPサーバーURLをコピーして貼り付けます。
  9. 「追加」をクリックしてコネクタを保存します。Connect AI MCP コネクタが「コネクタ」の下に表示されます。
  10. コネクタの右側にある「連携/連携させる」をクリックし、CData Connect AI のユーザー名とパスワードを入力します。これで Claude からCData Connect AI に接続できました。 Claude でカスタムコネクタを追加
  11. 「連携済み」の後にある 3 つのドットをクリックし、「ツールと設定」を選択します。
  12. Claude を CData Connect AI に接続
  13. 提供されたツールを確認し、サーバーから利用可能な特定のツールを有効または無効にします。さらに、ツールへの無監視アクセスを許可するか、Claude に許可を求めるかを決定します。
  14. 設定が完了したら「完了」をクリックします。

これで設定は完了です!では、実際に Sage 300 のデータを探索してみましょう。

ステップ3:Claude でSage 300 のデータをリアルタイムで探索

設定が完了したので、Claude からSage 300 のデータに自然言語でアクセスできます。

  1. Claude.ai で新しい会話を開始します。
  2. 接続済みのコネクタが有効になっていることを確認します。チャット入力欄の右下にあるコネクタアイコンから「Connect AI MCP」が有効になっていることを確認してください。
  3. 自然言語のプロンプトでSage 300 のデータの探索を開始します。以下のようなプロンプトを試してみてください。
    • 「Sage 300 で利用可能なテーブルを一覧表示して」
    • 「Sage 300 から最新の10件のレコードを取得して」
    • 「Sage 300 のデータを集計して概要を教えて」
    その他多くのプロンプトアイデアを、CData のプロンプトライブラリで用意しています。
  4. Claude でSage 300 のデータを探索
  5. Claude がConnect AI MCP Server 経由でSage 300 にアクセスしようとする際、ツール使用の確認が表示されます。「ツールを使用する」をクリックして許可してください。ステップ2で無監視アクセスを有効にした場合は、この確認は省略されます。
  6. Claude によるツール使用を許可

注意: Claude の設定プロセスは変更される可能性があります。最新の設定情報については、Claude のドキュメントをご参照ください。

本手順は2026年8月時点のclaude.ai UIで検証しています。

まとめ

ここまで、Claude から Sage 300 のデータにアクセスする手順を3ステップで解説しました。①Connect AI でSage 300 への接続を設定、②Claude に CData Connect AI コネクタを追加、③自然言語のプロンプトでSage 300 のデータを探索——という流れです。ローカルPC にMCP Server をインストールしたい場合はClaude Desktop 版の記事を、ターミナルからの利用にはClaude Code 版の記事をあわせてご参照ください。

Sage 300 × Claude 連携のよくある質問
Claude からSage 300のデータに接続するにはローカルにMCP Serverをインストールする必要がありますか?
いいえ、不要です。CData Connect AIのリモートMCP Serverを使うことで、ブラウザ完結でClaudeからSage 300のデータにセキュアにアクセスできます。
Claude DesktopとClaude(ブラウザ版)で設定方法は異なりますか?
はい、異なります。ローカルインストールが必要なDesktop版は別記事で解説しており、本記事はブラウザ版claude.aiのリモートMCP設定手順を扱います。
Sage 300のどのデータ操作がClaudeから可能ですか?
データの読み取りはもちろん、CData Connect AI経由であれば、Sage 300のデータの更新・削除も行えます。
Claude Codeからの利用にも対応していますか?
対応しています。Claude Code(CLI)向けの連携方法は別記事で解説しているので、ターミナルでの利用を検討中の方はそちらをご参照ください。

Sage 300 とAIエージェントの連携は、Claude 以外にも広がっています。ChatGPTから接続したい場合はこちらの記事、Dify から接続する場合はこちらの記事をご参照ください。Goose CLI エージェントからの接続はこちら、OpenCode からの接続はこちらで解説しています。そのほかのSage 300 連携記事はSage 300 連携記事一覧からまとめてご覧いただけます。

いかがでしたか?Claude から Sage 300 へのデータ接続が 10 分もかからずに完了したのではないでしょうか。業務に使えそう、と感じてくださった方は、14 日間の無償トライアルで AI ツールからビジネスシステムへのリアルタイムデータ接続をぜひお試しください。

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