ElevenLabsでSage 300 にアクセスする音声エージェントを構築

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Director, Technology Evangelism
CData Connect AI のリモート MCP サーバーを使用して、ElevenLabs エージェントからSage 300 のデータにセキュアにアクセスできます。

ElevenLabs は、自然で人間らしいインタラクションが可能な会話型音声エージェントの構築をサポートする AI オーディオプラットフォームです。ElevenLabs の Conversational AI プラットフォームでは、タスクの処理、動的な応答、外部システムとのリアルタイム連携が可能な音声アシスタントを作成できます。

ElevenLabs と CData Connect AI を MCP(Model Context Protocol)で連携させることで、音声エージェントが会話中にSage 300 のデータをクエリ、分析、操作できるようになります。この連携により、ElevenLabs の会話型 AI フレームワークと CData Connect AI のセキュアなエンタープライズ接続が統合され、手動でのデータ移動なしに、承認されたデータソースへのアクセスを安全に実行できます。

この記事では、Connect AI で Sage 300 接続を構成し、認証に必要な資格情報を生成してから、ElevenLabs に Connect AI MCP サーバーを登録し、音声エージェントが会話中にSage 300 のデータと正常にやり取りできることを確認するまでの手順を説明します。

ステップ1:ElevenLabs 用の Sage 300 接続を構成

ElevenLabs から Sage 300 への接続は、CData Connect AI のリモート MCP サーバーを通じて実現します。音声エージェントからSage 300 のデータを操作するには、まず CData Connect AI で Sage 300 接続を作成・設定します。

  1. Connect AI にログインし、Sources をクリックしてから Add Connection をクリックします
  2. Connect AI で接続を追加
  3. Add Connection パネルから Sage 300 を選択します
  4. データソースを選択
  5. Sage 300 に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となります。

    • Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
    • /Online/Web と/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
    • ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。

    Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。

    Basic 認証を使用して接続する

    Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。本製品はクッキーを使用して、Sage 300 が開いたセッションを再利用します。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。

    • Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。 {protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、 http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
    • User:アカウントのユーザー名に設定します。
    • Password:アカウントのパスワードに設定します。
    接続の設定(Salesforce の例)
  6. Save & Test をクリックします
  7. Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新します
  8. 権限の更新

パーソナルアクセストークンの追加

パーソナルアクセストークン(PAT)は、ElevenLabs から Connect AI への接続を認証するために使用します。きめ細かなアクセス制御を維持するため、連携ごとに個別の PAT を作成することをお勧めします。

  1. Connect AI アプリの右上にある歯車アイコン()をクリックして Settings を開きます
  2. Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリックします
  3. PAT にわかりやすい名前(例:"ElevenLabs Voice Agent")を付けて、Create をクリックします
  4. 新しい PAT の作成
  5. トークンが表示されたらコピーして安全に保管してください。このトークンは再表示されません

Sage 300 接続の設定と PAT の生成が完了したら、ElevenLabs から Connect AI を通じてSage 300 のデータに接続できるようになります。

ステップ2:ElevenLabs に Connect AI MCP サーバーを追加

ElevenLabs は、SSE(Server-Sent Events)または HTTP ストリーミングトランスポートを使用する外部 MCP サーバーへの接続をサポートしています。CData Connect AI のリモート MCP サーバーはこの連携に対応しています。

  1. ElevenLabs プラットフォームにログインし、エージェントダッシュボードに移動します ElevenLabs エージェントダッシュボード
  2. Integrations に移動し、+ Add Integration をクリックして MCP サーバー連携セクションにアクセスします
  3. Custom MCP Server をクリックして新しい連携を追加します カスタム MCP サーバーの追加
  4. 以下の設定を入力します:
    • Name: CData Connect AI
    • Description: 数百種類のソースからエンタープライズデータへのリアルタイムアクセス
    • Server URL: https://mcp.cloud.cdata.com/sse
    • Secret Token: 空欄のままにします(認証はヘッダーで処理されます)
    • HTTP Headers: キー Authorization、値 Basic your_email:your_PAT でヘッダーを追加します
    CData Connect AI MCP サーバーの設定
  5. your_email:your_PAT を、Connect AI のログインメールと先ほど作成したパーソナルアクセストークンに置き換えます。例:Basic [email protected]:ABC123...XYZ789
  6. Save をクリックして接続をテストし、Connect AI から利用可能なツールを取得します
  7. CData Connect AI MCP サーバーが音声エージェントに割り当て可能になりました

ステップ3:Connect AI を使用するように音声エージェントを設定

MCP サーバーを登録したら、ElevenLabs の音声エージェントに追加して、会話中のリアルタイムデータアクセスを有効にできます。

  1. ElevenLabs ダッシュボードで新しいエージェントを作成するか、既存のエージェントを編集します
  2. エージェントの設定で Tools セクションに移動します
  3. ステップ2で設定した CData Connect AI MCP サーバーを追加します エージェントに MCP サーバーを追加
  4. 要件に応じてツール承認モードを設定します:
    • Always Ask: エージェントはデータクエリのたびに許可を求めます(機密データの場合に推奨)
    • Fine-Grained: ツール/アクションごとに承認要件を設定します
    • No Approval: エージェントは自律的にデータをクエリできます
  5. エージェントの設定を保存します

ステップ4:音声エージェントでリアルタイムデータを操作

ElevenLabs の音声エージェントが、CData Connect AI MCP サーバーを通じて会話中にSage 300 のデータへアクセスしてクエリできるようになりました。

  1. 音声エージェントとの会話を開始します 音声エージェントとの会話を開始
  2. エージェントにデータ関連の質問をしてみましょう:
    • "利用可能な接続を教えて"
    • "Sage 300 のスキーマを見せて"
    • "Sage 300 のデータ の最新レコードをクエリして"
    • "最新のデータをまとめて"
  3. エージェントは Connect AI の MCP ツールを使用してリアルタイムデータを取得し、会話形式で応答します Connect AI のデータで応答する音声エージェント

ElevenLabs の音声エージェントが CData Connect AI のリモート MCP サーバーを通じてSage 300 のデータにアクセスしてクエリできるように設定が完了しました。これで、ユーザーに向けたリアルタイムでデータドリブンな音声インタラクションが可能になります。

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