CData Connect AI 経由で Theia IDE からリアルタイムでSalesforce Data 360 のデータにクエリ
Theia IDE は、柔軟で拡張性の高い開発環境を提供する、オープンソースのクラウド・デスクトップ対応 IDE プラットフォームです。組み込みの AI 機能は複数の LLM プロバイダーと MCP(Model Context Protocol)ツール連携をサポートしており、開発者は IDE 内のチャットベースのエージェントから直接、外部のライブデータソースとやり取りできます。
Theia IDE と CData Connect AI を組み込みの MCP サーバーを介して連携させると、Theia の AI エージェントがリアルタイムでSalesforce Data 360 のデータにセキュアにアクセスできるようになります。エディタを離れることなく、カスタムの連携コードを書く必要もなく、カタログの一覧表示やスキーマの探索、Salesforce Data 360 のデータのレコードのクエリが可能です。
この記事では、Connect AI での Salesforce Data 360 接続の設定、必要な Personal Access Token の生成、Theia IDE への CData Connect AI MCP サーバーの登録、LLM プロバイダーによる AI 機能の有効化、そして Theia AI Chat からリアルタイムでSalesforce Data 360 のデータにクエリして連携を確認する方法を解説します。
ステップ 1:Theia IDE 用に Salesforce Data 360 への接続を設定
Theia IDE から Salesforce Data 360 への接続は、Connect AI のリモート MCP サーバーを介して実現します。Theia IDE からSalesforce Data 360 のデータを操作するために、まずは Connect AI で Salesforce Data 360 への接続を作成・設定しましょう。
- Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
- 接続を追加パネルから Salesforce Data 360 を選択
-
Salesforce Data 360 に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
それでは、Salesforce Data 360 への認証方法を設定していきましょう。Salesforce Data 360 では、OAuth 標準による認証をサポートしています。
OAuth 認証
AuthScheme をOAuth に設定してください。
デスクトップアプリケーション
CData 製品では、デスクトップでの認証を簡略化する埋め込みOAuth アプリケーションを提供しています。
また、Salesforce Data 360 コンソールで設定および登録するカスタムOAuth アプリケーションを使ってデスクトップから認証することもできます。詳しくは、ヘルプドキュメントのカスタムOAuth アプリの作成をご確認ください。
接続する前に、以下のプロパティを設定してください。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH。InitiateOAuth を使用すれば、繰り返しOAuth の交換を行ったり、手動でOAuthAccessToken を設定する必要がなくなります
- OAuthClientId(カスタムアプリケーションのみ):カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントID
- OAuthClientSecret(カスタムアプリケーションのみ):カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット
接続すると、CData 製品がデフォルトブラウザでSalesforce Data 360 のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えてください。
以下のようにドライバーがOAuth プロセスを完了します。
- コールバックURL からアクセストークンを取得します
- 古いトークンの期限が切れた際は、新しいアクセストークンを取得します
- OAuthSettingsLocation にOAuth 値を保存し、接続間で永続化します
Web アプリケーションやヘッドレスマシンを含むその他のOAuth 認証方法については、ヘルプドキュメントをご確認ください。
- Save & Test をクリック
- Permissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を設定
Personal Access Token の追加
Theia IDE から Connect AI への接続認証には、Personal Access Token(PAT)を使用します。アクセス制御の粒度を維持するために、連携ごとに個別の PAT を作成することをお勧めします。
- Connect AI 画面の右上にある歯車アイコン()をクリックして Settings を開きます
- Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
- PAT にわかりやすい名前を入力し、Create をクリック
- 表示されたトークンをコピーして安全に保存してください。トークンは作成時にのみ表示されます
Salesforce Data 360 の接続設定と PAT の生成が完了しました。これで Theia IDE から Connect AI を通じてSalesforce Data 360 のデータに接続する準備が整いました。
ステップ 2:Theia IDE で Connect AI MCP を設定
続いて、Theia IDE に CData Connect AI のリモート MCP サーバーを登録して、組み込みの AI エージェントが Connect AI を通じてライブデータツールを検出・呼び出せるようにしましょう。
- Theia IDE をダウンロードしてインストール
- Theia IDE を開き、Settings に移動(または Ctrl + , を押す)して Settings ビューを開きます
-
Settings パネルで AI Features を展開し、MCP を選択
-
Edit in settings.json をクリックして設定ファイルを開き、以下の JSON を貼り付けます:
{ "ai-features.mcp.mcpServers": { "cdata": { "serverUrl": "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp", "serverAuthToken": "Basic your_base64_encoded_email_PAT", "serverAuthTokenHeader": "Authorization" } } }注意:Theia IDE は Connect AI への接続に Basic 認証を使用します。Connect AI のユーザーメールアドレスと、先ほど作成した PAT を email:PAT の形式で組み合わせ、Base64 エンコードした文字列の先頭に Basic を付けます。例えば、[email protected]:ABC123...XYZ789 の場合、serverAuthToken の値は Basic dXNlckBkb21haW4uY29tOkFCQzEyMy4uLlhZWjc4OQ== のようになります。
- settings.json ファイルを保存
AI の有効化と LLM プロバイダーの設定
Theia IDE でエージェントの推論を機能させるには、AI 機能を有効化し、少なくとも 1 つの LLM プロバイダーを設定する必要があります。
- Settings に戻り、AI Features から AI Enablement を選択
-
Enable AI のチェックボックスをオンにして、Theia の AI 機能を有効化
- AI Features で、使用する LLM プロバイダー(Anthropic、OpenAI、Google、Hugging Face など)を選択し、API キーを入力
MCP サーバーの登録と LLM プロバイダーの設定が完了しました。これで Theia の AI エージェントが Connect AI を通じてリアルタイムでSalesforce Data 360 のデータにクエリできるようになりました。
ステップ 3:Theia AI Chat からリアルタイムでSalesforce Data 360 のデータにクエリ
連携の設定が完了したので、Theia AI Chat パネルからSalesforce Data 360 のデータを操作してみましょう。
- Theia IDE の右側サイドバーから AI Chat パネルを開きます
- チャットの下部にある Toggle Capabilities Configuration アイコンをクリック(または Ctrl + Shift + . を押下)して Capabilities パネルを開きます
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Generic Capabilities から MCP を展開し、cdata サーバー(およびエージェントに公開したい特定のツール)にチェックを入れて、Connect AI のツールをエージェントから利用可能にします
-
チャット入力欄に @AppTester と入力し、続けてプロンプトを記述します。例えば:
- cdata mcp のすべてのカタログを一覧表示して
- Salesforce Data 360 の利用可能なスキーマとテーブルを表示して
- Salesforce Data 360 のデータのテーブルから上位 5 件のレコードを取得して
-
エージェントが Connect AI MCP サーバーを呼び出し、Salesforce Data 360 のデータからリアルタイムの結果を返します
これで、Theia IDE が Connect AI MCP サーバーと通信し、リモート MCP を通じてエディタから直接リアルタイムのSalesforce Data 360 のデータを取得できるようになりました。
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