SAP Business WarehouseのデータをPower Automateで自動化する方法|SQL接続を3ステップで解説

杉本和也
杉本和也
リードエンジニア
CData Connect AI を使用してSAP Business Warehouse のデータに接続し、SAP Business Warehouse のデータをリアルタイムでPower Automate タスクに統合します。

CData Connect AIを使えば、Power AutomateからSAP Business WarehouseのデータにSQL接続でリアルタイムアクセスでき、ノーコードのまま数分でフローに組み込めます。

Microsoft Power Automate は、一般的なアプリとサービスでイベント(ワークフロー)を自動化するオンラインサービスです。CData Connect AI と組み合わせると、ビジュアライゼーションやダッシュボード用にSAP Business Warehouse のデータにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Power Automate からConnect AI に接続し、リアルタイムSAP Business Warehouse のデータをワークフローとタスクに統合する方法を説明します。

Power Automate × SAP Business Warehouse 連携でできること

フローによるレコードの自動更新・通知

SAP Business Warehouseのレコードが新規作成・更新されるたびに、Power AutomateのトリガーとConnect AI接続を組み合わせてTeamsやメールへ自動通知できます。画面を開いて手動で確認する手間がなくなり、対応のリードタイムを短縮できます。

他システムとのデータ同期フロー

Power AutomateのSQL Serverアクションを使えば、SAP Business Warehouseのデータを他のクラウドサービスやデータベースへ定期的に同期するフローをノーコードで構築できます。データ連携のためだけに個別のスクリプトを書く必要はありません。

定期集計・レポートの自動生成

SAP Business Warehouseのデータを期間別に集計し、Excelやメールでレポートとして自動配信するフローを組めます。定期的な集計作業にかかっていた工数を削減できます。

はじめに

※本記事ではConnect AI をSQL Serverインターフェースとして使い、Power Automate(オンライン版)とSAP Business Warehouse を連携する方法をご紹介します。ODBC経由でPower Automate Desktop(RPA)に連携する場合はこちらの記事をご確認ください。

比較項目標準 SAP Business WarehouseコネクタCData Connect AI(本記事の方法)
接続方式SAP Business Warehouse専用のトリガー・アクション汎用SQL Serverコネクタ(Get rows等)
カスタムオブジェクトへのアクセス対応アクションの範囲に限定SQLでカスタムエンティティ・フィールドにもアクセス
複雑な条件・集計フロー内で個別に組み立てが必要SQLプッシュダウンで複雑なクエリを直接実行
他データソースとの統合SAP Business Warehouse単体同じSQL Server接続方式で他の300以上のデータソースにも対応

Connect AI からSAP Business Warehouse に接続する

CData Connect AI は直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続します。
  1. Connect AI にログインし、 Add Connection をクリックします。 Adding a Connection
  2. Add Connection パネルから「SAP Business Warehouse」を選択します。 データソースを選択
  3. 必要な認証プロパティを入力し、SAP Business Warehouse に接続します。

    SAP Business Warehouse に接続するには、URL プロパティを有効なSAP Business Warehouse サーバーのベースURL に設定します。ドライバーはXMLAアクセスを使用してHTTP 上でホストされたSAP Business Warehouse インスタンスに接続する必要があります。

    ドライバーはAuthScheme プロパティを通じて以下の認証スキームをサポートしています:

    • None:サーバーで使用可能な場合、匿名認証。
    • Basic:User とPassword を設定し、AuthScheme をBasic に設定します。
    • Kerberos:必要なKerberos プロパティについては、ヘルプドキュメントの「Kerberos の使用」セクションを参照してください。

    デフォルトでは、ドライバーはシステムの信頼された証明書ストアに対してサーバーの証明書を確認することでSSL/TLS のネゴシエーションを試みます。別の証明書を指定するには、使用可能な形式についてSSLServerCert プロパティを参照してください。

    接続の設定(Salesforce の表示)
  4. Create & Test をクリックします。
  5. Edit SAP Business Warehouse Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新

パーソナルアクセストークンの追加

OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

  1. Connect AI アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
  2. User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
  3. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 Creating a new PAT
  4. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

コネクションが構成されたら、Power Automate からSAP Business Warehouse に接続できるようになります。

Power Automate をCData Connect AI に接続する

Connect AI を使用してSAP Business Warehouse のデータをPower Automate タスクに統合するには、新しいSQL Server 接続が必要です。

  1. Power Automate にログインします。
  2. Data -> Connections -> New connection とクリックします。
  3. SQL Server を選択します。 Creating a new SQL Server Connection
  4. 接続ウィザードにて:

    • 直接接続するように選択します。
    • SQL server name をtds.cdata.com,14333 に設定します。
    • SQL database name をSAP Business Warehouse コネクションの名前(SAPBusinessWarehouse1 など)に設定します。
    • Username をConnect AI のユーザーに設定します。([email protected])
    • Password を上記のユーザーのPAT に設定します。
    • Create をクリックします。 Connecting to Connect AI

SAP Business Warehouse のデータをPower Automate タスクに統合する

Connect AI への接続が構成されたら、リアルタイムSAP Business Warehouse のデータをPower Automate タスクに統合することができるようになります。

  1. Power Automate にログインします。
  2. My flows -> New flow とクリックし、空白またはテンプレートからフローを作成することを選択します。
  3. SQL Server アクション(Get rows など)を追加または構成し、Connect AI コネクションに接続するようにアクションを構成します。
  4. 使用するテーブルをドロップダウンメニューから選択し、詳細オプション(フィルタ、オーダーなど)を構成します。 Getting SAP Business Warehouse "Rows"
  5. その後のアクションを構成してテストし、フローを保存します。

まとめ:Power Automate からのSAP Business Warehouse データ活用

Power Automate タスクからSAP Business Warehouse のデータへリアルタイムに直接接続できるようになりました。これで、SAP Business Warehouse のデータを複製せずにより多くの接続とワークフローを作成してビジネスを推進できます。標準のSAP Business Warehouseコネクタでは対応しきれない複雑な条件やカスタムエンティティを扱いたい場合は、本記事のSQL Server接続方式が特に有効です。(本手順は2026年8月時点のPower Automate およびConnect AI のUI で検証しています。)

クラウドアプリケーションから直接数百種類のSaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへのSQL データアクセスを取得するには、CData Connect AI を参照してください。

SAP Business Warehouse × Power Automate 連携のよくある質問
Power AutomateとSAP Business Warehouseを接続するのに追加のミドルウェアは必要ですか?
不要です。CData Connect AIがSAP Business WarehouseとPower Automateの間でSQL Server互換のインターフェースを提供するため、標準のSQL Serverコネクタだけで接続できます。
Power AutomateからSAP Business Warehouseのカスタムオブジェクトにもアクセスできますか?
はい。Connect AI経由であれば、標準オブジェクトだけでなくカスタムエンティティやカスタムフィールドを含め、SAP Business Warehouseのデータ全体にSQLでアクセスできます。
認証方式は他にも選べますか?
選べます。標準的なユーザー名・パスワードによる認証に加え、OAuth認証やパーソナルアクセストークン(PAT)を使った認証にも対応しています。詳細はSAP Business Warehouse 接続プロパティの設定手順をご確認ください。
Power Automateの標準SAP Business Warehouseコネクタとの違いは何ですか?
標準コネクタは主要オブジェクトの操作が中心ですが、CData Connect AIはSQLプッシュダウンによる複雑なクエリの実行やカスタムエンティティへのSQLアクセスまでカバーします。

SAP Business Warehouse のデータをAIエージェントから直接扱いたい場合は、Dify から接続する方法はこちら、Goose CLI エージェントからの接続はこちら、OpenCode からの接続はこちら、Claude からの接続はこちらで解説しています。そのほかのSAP Business Warehouse 連携記事はSAP Business Warehouse 連携記事一覧からまとめてご覧いただけます。

いかがでしたか?Power Automate から SAP Business Warehouse へのデータ接続が 10 分もかからずに完了したのではないでしょうか。業務に使えそう、と感じてくださった方は、14 日間の無償トライアルで ノーコードツールからビジネスシステムへのリアルタイムデータ接続をぜひお試しください。

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