CData Sync V26.3 新機能:同期先 Apache Doris 対応で業務データを高速分析基盤へ連携

by 宇佐美格 | August 10, 2026

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CData Sync V26.3 では、Apache Doris が新たな同期先として追加されました。本記事では、CData Sync V26.3 で追加された Apache Doris 同期先の設定手順をご紹介します。検証には CData Sync 26.3.9704.0、Apache Doris 3.0.4 を使用しています。

Apache Doris とは

Apache Doris は、大量データを複数サーバーで分散処理して高速に分析できるオープンソースのデータベースです。主な特徴は次のとおりです。

  • 大量データに対しても複数サーバーで負荷を分散し高速にクエリ処理

  • MySQL 互換プロトコルを採用しており、既存の MySQL クライアントやツールから接続しやすい

  • バッチ処理とリアルタイムのデータ取り込みを両立し、鮮度の高いデータで分析できる

  • 標準 SQL に近い構文でレポーティングや BI ダッシュボードから扱いやすい

  • 複雑な集計・結合処理を得意とし、リアルタイム分析基盤との相性が良い

業務システムの OLTP データベースから Apache Doris へ分析クエリを移せば、基幹システムへの負荷を抑えつつ、鮮度の高いデータを高速に分析できます。

CData Sync V26.3 での対応内容

CData Sync V26.3 では、同期先として Apache Doris が正式にサポートされました。SQL Server、Oracle、Salesforce、kintone など 400 種類以上のデータソースから Apache Doris へ直接データ連携が可能になります。内部的には Apache Doris の MySQL 互換プロトコルを利用して接続する仕組みです。Apache Doris 特有のデータ型や構文の差異は CData Sync 側で吸収されるため、利用者側で意識する必要はありません。

ジョブタイプは標準によるフルレプリケーションのほか、CDC による差分連携、変更履歴を蓄積するヒストリーモードにも対応しています。

CData Sync による Apache Doris への連携の全体像は以下のとおりです。

architecture

実際の設定手順

Step 1 同期先(Apache Doris)の接続設定

画面左側の「接続」タブから「接続を追加」を選択し、Apache Doris を選択して任意の接続名を入力します。主な接続プロパティとして以下の項目を入力します。

プロパティ

説明

Server

Apache Doris クラスタの FE(Frontend)ノードのホスト名または IP アドレス

Port

MySQL 互換プロトコルの接続ポート

User

接続ユーザー名

Password

接続パスワード

Database

接続先データベース名

各項目を入力後、画面右上の「保存およびテスト」で接続が正常に確立できることを確認します。

Apache Doris接続設定画面

Step 2 ジョブの作成とテーブル選択

作成した接続を使用してジョブを作成します。「ジョブ」タブから「ジョブを追加」を選択し、任意のジョブ名を入力したうえで、データソースと同期先(Apache Doris)の接続をそれぞれ選択します。ジョブ作成後、「タスク」タブから連携対象のテーブルを追加します。

ジョブ作成・テーブル選択画面

Step 3 ジョブの実行と動作確認

ジョブ画面上部の「実行」ボタンをクリックしてジョブを実行します。

ジョブ実行結果

Apache Doris 側で MySQL クライアントから SELECT 文を実行し、データが取り込まれていることを確認します。

-- 取り込まれたデータを確認
SELECT * FROM ;

まとめ

CData Sync V26.3 の Apache Doris 対応により、業務システムの OLTP データを高速な分析基盤へ簡単に連携できるようになりました。基幹システムへの負荷を抑えながら、鮮度の高いデータに対して高速な分析クエリを実行できる環境を構築できます。ぜひ CData Sync V26.3 をお試しいただき、業務データ活用のスピードアップにお役立てください。CData Sync の 30 日間無償トライアルはこちらからダウンロードいただけます。

また、使っていて気になった点やご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。