JD Edwards JDBC Driver を使用した OBIEE でのレポート作成
CData JDBC Driver for JD Edwards は、標準的なデータベースドライバーとして、Java ベースのレポーティングサーバーにJD Edwards のデータへのリアルタイムアクセスを統合できます。この記事では、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition(OBIEE)にドライバーをデプロイし、変更がリアルタイムに反映されるJD Edwards のデータのレポートを作成する方法を説明します。
JDBC Driver のデプロイ
以下の手順で、JDBC Driver を WebLogic のクラスパスに追加します。
WebLogic 12.2.1 の場合、ドライバーの JAR ファイルと .lic ファイルを DOMAIN_HOME\lib に配置するだけで完了です(例:ORACLE_HOME\user_projects\domains\MY_DOMAIN\lib)。これらのファイルは起動時にサーバーのクラスパスに追加されます。
手動でクラスパスにドライバーを追加することもできます(以前のバージョンでは必須)。setDomainEnv.cmd(Windows)または setDomainEnv.sh(Unix)の PRE_CLASSPATH の先頭に以下を追加します。このスクリプトは、そのドメインのフォルダ内の bin サブフォルダにあります(例:ORACLE_HOME\user_projects\domains\MY_DOMAIN\bin)。
set PRE_CLASSPATH=your-installation-directory\lib\cdata.jdbc.jdedwards.jar;%PRE_CLASSPATH%
すべてのサーバーを再起動します(例:DOMAIN_HOME\bitools\bin の stop コマンドと start コマンドを実行)。
JD Edwards 用 JDBC データソースの作成
JDBC Driver をデプロイしたら、BI Publisher から JDBC データソースを作成できます。
- BI Publisher にログインします(URL は例えば http://localhost:9502/analytics)。Administration -> Manage BI Publisher をクリックします。
- JDBC Connection -> Add Data Source をクリックします。
- 以下の情報を入力します:
- Data Source Name:ユーザーがレポートで接続を作成する際に使用する名前を入力します。
- Driver Type:Other を選択します。
- Database DriverClass:ドライバークラス cdata.jdbc.jdedwards.JDEdwardsDriver を入力します。
- Connection String:JDBC URL を入力します。
ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。
- URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
- User:JD Edwards のユーザー名。
- Password:JD Edwards のパスワード。
- Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
- Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
- DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
- Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。
公開するデータの選択
JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。
- DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
- SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。
接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の構築には、JD Edwards JDBC Driver に組み込まれた接続文字列デザイナーを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.jdedwards.jar接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
JDBC URL を構成する際、Max Rows 接続プロパティの設定も検討してください。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションの設計時のパフォーマンス向上に特に役立ちます。
一般的な JDBC URL は以下のとおりです:
jdbc:jdedwards:URL=https://your-jde-environment-app.example.com;User=admin;Password=myPassword; - Username:ユーザー名を入力します。
- Password:パスワードを入力します。
- Security セクションで、許可するユーザーロールを選択します。
リアルタイム JD Edwards レポートの作成
これで、リアルタイムJD Edwards のデータに基づいたレポートや分析を作成できます。以下の手順で、標準のレポートウィザードを使用して、JD Edwards のデータの変更がリアルタイムに反映されるインタラクティブなレポートを作成します。
- グローバルヘッダーで、New -> Data Model をクリックします。
- Diagram タブで、メニューから SQL query を選択します。
- クエリの名前を入力し、Data Source メニューで作成した JD Edwards JDBC データソースを選択します。
- standard SQL を選択し、以下のようなクエリを入力します:
SELECT DocumentNumber, Amount FROM AccountsPayable.AccountLedger WHERE BusinessUnit = '100'
- View Data をクリックして、レポート作成に使用するサンプルデータを生成します。
- サンプルデータに含める行数を選択し、View をクリックしてから、Save As Sample Data をクリックします。
- Create Report -> Use Data Model をクリックします。
- Guide Me を選択し、Select Layout ページで含めるレポートオブジェクトを選択します。この例では Chart と Table を選択します。
- Amount のような数値カラムを Y 軸の Drop Value Here ボックスにドロップします。DocumentNumber のようなディメンションカラムを X 軸の Drop Label Here ボックスにドロップします。
- Refresh をクリックすると、JD Edwards のデータの変更が反映されます。