Azure Databricks でJD Edwards のデータに接続してデータ処理を行う方法

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Director, Technology Evangelism
CData JDBC Driver、Azure、Databricks を使用して、JD Edwardsのリアルタイムデータのデータエンジニアリングとデータサイエンスを実行。

Databricks は、Apache Spark によるデータ処理機能を提供するクラウドベースのサービスです。CData JDBC ドライバと組み合わせることで、Databricks を使用してリアルタイムJD Edwards のデータのデータエンジニアリングとデータサイエンスを実行できます。この記事では、Azure で CData JDBC ドライバをホストし、Databricks からリアルタイムJD Edwards のデータに接続してデータを処理する方法を説明します。

最適化されたデータ処理機能を組み込んだ CData JDBC ドライバは、リアルタイムJD Edwards のデータとのインタラクションにおいて卓越したパフォーマンスを発揮します。JD Edwards に対して複雑な SQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされている SQL 操作を直接JD Edwardsにプッシュし、サポートされていない操作(主に SQL 関数や JOIN 操作)は組み込みの SQL エンジンを使用してクライアント側で処理します。動的メタデータクエリ機能により、ネイティブのデータ型を使用してJD Edwards のデータの操作・分析が可能です。

CData JDBC ドライバを Azure にインストール

Databricks でリアルタイムJD Edwards のデータを操作するには、Azure Data Lake Storage(ADLS)を通じてドライバーをインストールします。(以前のバージョンの記事で説明していた DBFS を介した接続方法は非推奨となっていますが、廃止日は公開されていません。)

  1. JDBC JAR ファイルを任意の Blob コンテナにアップロードします(例:「databrickslibraries」ストレージアカウントの「jdbcjars」コンテナ)。
  2. ストレージアカウントから「セキュリティとネットワーク」を展開し、「アクセスキー」をクリックしてアカウントキーを取得します。使用するキーを表示してコピーしてください。 アクセスキーの取得
  3. コンテナに移動し、JAR を保存している特定のコンテナを開き、JDBC JAR ファイルのエントリを選択して JAR ファイルの URL を取得します。ファイルの詳細が開き、URL をクリップボードにコピーするボタンがあります。この値は以下のようになります(「blob」の部分はストレージアカウントの種類によって異なる場合があります):
    https://databrickslibraries.blob.core.windows.net/jdbcjars/cdata.jdbc.salesforce.jar
    JAR URL の取得
  4. Databricks クラスターの「Configuration」タブで「Edit」ボタンをクリックし、「Advanced options」を展開します。そこで、以下の Spark オプション(JAR URL のドメイン名から派生)に、コピーしたアカウントキーを値として追加し、「Confirm」をクリックします: spark.hadoop.fs.azure.account.key.databrickslibraries.blob.core.windows.net アカウントキーの適用
  5. Databricks クラスターの「Libraries」タブで「Install new」をクリックし、ADLS オプションを選択します。ドライバー JAR の ABFSS URL(これも JAR URL のドメイン名から派生)を指定し、「Install」をクリックします。ABFSS URL は以下のようになります:
    abfss://[email protected]/cdata.jdbc.salesforce.jar
    ADLS ライブラリのインストール

Databricks からJD Edwardsに接続

JAR ファイルがインストールされたら、Databricks でリアルタイムJD Edwards のデータを操作する準備が整いました。まず、ワークスペースで新しいノートブックを作成します。ワークブックに名前を付け、言語として Python が選択されていることを確認し(デフォルトで選択されているはずです)、「Connect」をクリックして「General Compute」から JDBC ドライバーをインストールしたクラスターを選択します(デフォルトで選択されているはずです)。

既存のコンピューティングリソースにアタッチ

JD Edwardsへの接続を設定

JDBC ドライバのクラスを参照し、JDBC URL で使用する接続文字列を構築してJD Edwardsに接続します。また、JDBC URL に RTK プロパティを設定する必要があります(Beta ドライバーを使用している場合を除く)。このプロパティの設定方法については、インストールに含まれるライセンスファイルを参照してください。

driver = "cdata.jdbc.jdedwards.JDEdwardsDriver"
url = "jdbc:jdedwards:RTK=5246...;URL=https://your-jde-environment-app.example.com;User=admin;Password=myPassword;"

組み込みの接続文字列デザイナー

JDBC URL の構築には、JD Edwards JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行してください。


java -jar cdata.jdbc.jdedwards.jar

接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

ドライバーは Application Interface Services(AIS)Server を経由して JD Edwards に接続します。以下の接続プロパティを設定します。

  • URL:AIS Server のベース HTTPS URL(例:https://jde-ais.example.com:8300)。
  • User:JD Edwards のユーザー名。
  • Password:JD Edwards のパスワード。
  • Environment(オプション):使用する JD Edwards の環境(例:本番環境なら PD920、開発環境なら DV920)。指定しない場合は、AIS Server のデフォルト環境が使用されます。
  • Role(オプション):セッションで使用する JD Edwards のロール。指定しない場合は、AIS Server のデフォルトロールが使用されます。
  • DeviceName(オプション):接続元のデバイスまたはアプリケーションの識別子。AIS Server での監査やログ記録に使用されます。
  • Jasserver(オプション):リクエストのルーティング先となる Java Application Server(JAS)インスタンス。クラスタ環境で便利です。

公開するデータの選択

JD Edwards ではテーブルとビジネスビューが System Code ごとに整理されており、ドライバーは各 System Code をそれぞれ個別のスキーマとして公開します。利用できるスキーマは、以下のプロパティで制御できます。

  • DataModel:System Code をスキーマとして公開する ERP モジュール(カンマ区切りで複数指定可)。接続先インスタンスのすべての System Code を公開する場合は All を指定します。デフォルトは FinancialManagement です。
  • SystemCodes:DataModel の System Code に加えて公開したい System Code のカンマ区切りリスト(例:42,43)。

接続時、ドライバーは認証情報を AIS Server に送信してセッショントークンを取得し、キャッシュします。セッションの有効期限が切れる前に、新しいトークンが自動でリクエストされます。

組み込みの接続文字列デザイナーを使用して JDBC URL を生成(画像は Salesforce の例)

JD Edwards のデータの読み込み

接続を設定したら、CData JDBC ドライバと接続情報を使用してJD Edwards のデータをデータフレームとして読み込むことができます。

remote_table = spark.read.format ( "jdbc" ) \
	.option ( "driver" , driver) \
	.option ( "url" , url) \
	.option ( "dbtable" , "AccountsPayable.AccountLedger") \
	.load ()

JD Edwards のデータの表示

読み込んだJD Edwards のデータを display 関数で確認してみましょう。

display (remote_table.select ("DocumentNumber"))
JD Edwards のデータの表示

Azure Databricks でJD Edwards のデータを分析

Databricks SparkSQL でデータを処理したい場合は、読み込んだデータを一時ビューとして登録します。

remote_table.createOrReplaceTempView ( "SAMPLE_VIEW" )

以下の SparkSQL で分析用のJD Edwards のデータを取得できます。

result = spark.sql("SELECT DocumentNumber, Amount FROM SAMPLE_VIEW WHERE BusinessUnit = '100'")

JD Edwards からのデータは、対象のノートブック内でのみ利用可能です。他のユーザーと共有したい場合は、テーブルとして保存してください。

remote_table.write.format ( "parquet" ) .saveAsTable ( "SAMPLE_TABLE" )
JD Edwards のデータの表示

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