
こんにちは。CData Software Japan リードエンジニアの杉本です。
2026年5月、CData Connect AI が ChatGPT アプリディレクトリに公開されました!
これにより、ChatGPT から kintone のデータにアクセスする設定が、アプリをディレクトリから追加するだけで完了するようになっています。

ちなみにサイボウズが提供している kintone MCP Server は Claude Desktop などインストール型アプリ専用のローカル型です。一方、CData Connect AI はクラウド上のリモート MCP エンドポイントとして機能するため、ChatGPT を含む複数の AI ツールから同一の接続設定でアクセスできます。それぞれユースケースや性質が異なるので、利用する際は気をつけたいポイントですね。
というわけで、今回の記事ではChatGPT からCData Connect AI を通じてkintone にアクセスする手順・活用方法について紹介したいと思います。
活用シナリオ
まずはざっとどんな感じのことができるのか? 見てみましょう。
営業データの分析
kintone でSFA・CRMを構築している会社であれば、案件管理アプリを作っていると思います。そんな案件の動向を分析したり、レポーティングしたりをChatGPT に依頼できます。
kintone の案件管理アプリから今年の受注金額合計・案件ステータスの内訳・
確度別の案件数を集計してください。


問い合わせ対応の支援
問い合わせ管理アプリを作っている企業であれば、対応履歴からベテランが蓄積してきたノウハウを AI に整理してもらって、新人教育や FAQ 整備に活かすのも良いですね。
kintone の問い合わせ管理アプリから過去3ヶ月の対応履歴を取得して、
よくある質問トップ10と推奨回答案をドラフトしてください。


必要なもの
それでは実際の手順を解説していきましょう。
今回必要になる環境は以下のとおりです。
CData Connect AI の設定
まず CData Connect AI 側で kintone への接続を作成します。
CData Connect AI の管理画面にログインし、「Connections」→「Add Connection」から kintone を選択します。


アクセスしたいkintone の接続情報を入力しましょう。今回はPassword を使った認証方法を選びましたが、OAuth やAPI Key を使った接続も利用できます。
プロパティ | 値 | 備考 |
|---|
Url | https://[サブドメイン].cybozu.com
| kintone のサブドメインを入力 |
Auth Scheme | Password
| |
User | [kintone ユーザーID]
| |
Password | [kintone ユーザーPW]
| |

入力後「Save & Test」で保存し、接続が成功すればOKです。
なお、デフォルトの権限はデータの読み取り(Select)のみになっているため、必要に応じてInsert やUpdate の権限も付与すると良いです。

ちなみに、kintone だけでなく Salesforce・Snowflake・社内データベースなど他のデータソースも同様に追加できます。一度設定しておくと、ChatGPT から複数システムを横断して参照できるようになります。
ChatGPT アプリディレクトリからの追加
次に ChatGPT 側の設定を行います。こちらは非常にシンプルです。
ChatGPT の画面から「アプリ」に移動し、「CData Connect AI」を検索します。

「接続する」をクリックすると、CData Connect AI との接続認証画面が表示されます。先ほど作成した CData Connect AI のアカウントでログインして認証を完了します。


これだけで設定は完了です。ChatGPT のチャット画面から kintone のデータにアクセスできる状態になります。

動作確認
ChatGPT のチャットで以下のように入力してみると、kintone のデータを取得して回答していることが確認できました!


CData Connect AI が解決する3つの課題
ちなみにChatGPT アプリディレクトリへの掲載に際して、CData は企業が AI × データ活用で直面する3つの課題を明示しています。MCP を組織に展開するときのポイントでもあるので、参考にしてみてください。
1. アクセス(Connectivity):kintone・Salesforce・データウェアハウスなど、企業データは ChatGPT が直接届かない場所に散在しています。CSV をエクスポートして貼り付けるような作業をしていては、得られる回答の鮮度が常に落ちてしまいます。Connect AI はChatGPT と各データソースのシームレスなアクセスを実現することで解決しています。
2. 構造(Context):AI がデータにアクセスできたとしても、生のスキーマをそのまま渡しても精度が上がりません。CData Connect AI は仮想データセットと MCP Toolkits によって、ビジネスの問いかけ方に合わせたセマンティックなコンテキストを AI に渡します。
3. ガバナンス(Control):行レベルのフィルタリング・アクセスポリシー・監査証跡なしに、AI に企業データへの広範なアクセス権を与えることは IT 部門として許容できません。CData Connect AI はアクセスポリシーを実行時に適用し、すべてのやり取りを監査ログとして記録します。
おわりに
このように CData Connect AI を使うことで、ChatGPT アプリディレクトリからの追加という最小限の手順で、kintone のデータを ChatGPT からリアルタイムに参照できるようになります。ガバナンスと監査ログを備えたエンタープライズ対応の接続基盤を、複雑な設定なしに整えられます。
ぜひトライアルで試してみてください。
なにかわからないことがあれば、お気軽にサポートやお問い合わせからどうぞ。
https://jp.cdata.com/contact/