CData Sync V26.3 UI Updates:ステータステーブル移行・スキーマ管理・実行状況の可視化

by 宇佐美格 | August 17, 2026

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CData Sync V26.3 では、日々のジョブ運用の見通しを高める 4 つの UI アップデートが入りました。主要な以下の 4 点について、変更点ごとに順に解説します。

  • ステータステーブルのアップグレード通知とウィザード

  • ジョブ作成時の同期先スキーマ管理

  • タスク実行状況の可視性向上

  • ドキュメントサイトの刷新

変更点 1 — ステータステーブルのアップグレード通知とウィザード

V26.3 では、内部のステータステーブルの形式に変更がありました。V26.2 以前に作成された既存のジョブ画面には新たな形式へのアップグレード通知が表示されるようになりました。そこからアップグレードウィザードを起動してステータステーブルを最新版へ移行できます。

詳しい内容は CData Sync V26.3 アップデート時のステータステーブルのアップグレードについて で解説しています。

ステータステーブルのアップグレード通知

変更点 2 — ジョブ作成時の同期先スキーマ管理

これまでは、レプリケーション時にソースのスキーマを同期先側でどう扱うかをユーザー側で制御する手段がありませんでした。そのため、特にマルチスキーマ構成のソースをレプリケーションする際の挙動が分かりにくいという課題がありました。

V26.3 では、ジョブの作成・編集画面に「スキーマ戦略」の選択肢が追加されました。ソースがマルチスキーマに対応している場合のみ、以下 2 つの戦略を切り替えるトグルが表示されます。

  • ソーススキーマを保持 各ソーススキーマを、同名の同期先スキーマへそれぞれレプリケートします

  • 単一スキーマに集約 すべてのソーステーブルを 1 つの同期先スキーマへまとめて書き込みます。集約先は、同期先接続から取得した既存スキーマをドロップダウンから選択できるほか、まだ存在しない新規スキーマ名を入力することも可能です。新規スキーマ名を入力した場合、そのスキーマはジョブ実行時に作成される旨が画面上に明示されます

一方で、シングルスキーマ構成やスキーマレスなソースの場合は、そもそも戦略を選ぶ必要がないため、オプション自体は表示されません。

スキーマ戦略オプション

変更点 3 — タスク実行状況の可視性向上

これまで、同期タスクは完了して初めてレプリケートされた総行数を報告する仕様でした。そのため実行中のタスクが前進しているのかを画面上で確認する手段がなく、特に大量データを扱う長時間の同期では処理の停止に気づきにくいという課題がありました。

この点を改善する機能として、タスク実行中でも「Rows Affected」のカウンターが、同期先へのバッチコミットのタイミングごとにライブ更新される仕組みが順次展開される見込みです。展開後は、ページのリフレッシュを挟まなくても、カウンターの数値が動いていく様子から処理の進捗を確認できるようになります。

加えて、より正確なジョブレポートを実現するため、新しいタスクステータス PARTIAL_SUCCESS が追加されています。タスクの一部が失敗した場合でも、それが単純な失敗と区別して表示されるようになるため、ライブ進捗表示と合わせて実行結果の状況をより詳細に把握できるようになります。

なお、これらの改善は、新しいステータステーブル(変更点 1 で紹介したアップグレード)に移行済みのジョブが対象となります。まだ移行していないジョブでこの機能を利用するには、変更点 1 のステータステーブル移行を先に済ませておく必要があります。

実行中ジョブの Rows Affected ライブカウンター

変更点 4 — ドキュメントサイトの刷新

UI アップデートとは少し毛色が異なりますが、CData Sync のドキュメントサイトを新しいプラットフォームへ移行しました。CData Sync 上のヘルプのリンクも新しいプラットフォームへのリンクとなっています。新しいプラットフォームでは、検索・ナビゲーション機能の改善により、目的の情報へよりすばやくたどり着けるものとなっています。新しいドキュメントは以下の URL よりアクセスください。

https://docs.sync.cdata.com/26.3/ja/getting-started/getting-started

新しいドキュメントサイト

その他の改善ポイント

今回は UI まわりの 4 点を紹介しましたが、V26.3 では画面の作りをそろえるための改善も入っています。本記事では詳細には立ち入りませんが、代表的なものをいくつかピックアップしておきます。

  • UI コンポーネントの共通化 — これまではパイプライン画面など一部のページのみで採用していた共有 UI コンポーネントを、アプリ内の他のページにも展開しました。画面ごとの見た目や操作感の差がなくなり、CData Sync のどの画面からでも一貫した操作感で利用できるようになっています。

  • タスクを追加ダイアログの改善 — タスク検索でスキーマによるフィルタリングができるようになりました。また、Microsoft SQL Server の CDC ジョブでは、CDC または変更の追跡が有効なテーブルのみが一覧表示されるようになっています。

  • Git バージョン管理の改善 — プロキシのサポートが追加され、初期化・セットアップフローも刷新されました。

まとめ

CData Sync V26.3 の UI アップデートは、いずれも既存ジョブとの互換性を保ったまま適用されます。ステータステーブルの移行は任意で、移行しない限り既存ジョブはこれまでどおり動作します。

CData Sync の 30 日間無償トライアルはこちらからダウンロードいただけます。

また、使っていて気になった点やご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。